晴、14度、87%
家は二面が道に面しています。表は塀もないオープンなスペースです。道ゆく人が庭を見てくださいますから、せっせと花を咲かせます。もうすぐ宿年草が一斉に咲きそろいます。真冬でもラベンダーは咲いています。夏の間は、 この裸木が葉を茂らせ、大きな「いちじく」を実らせます。すでに小さな「いちじく」が見えています。
裏の道は家より低いところにあり石垣が続きます。この石垣には「フィカスプミラ」がツタを這わしています。真冬も緑を保ち、景観を損ねません。夕方の散歩の時、この石垣から家を見上げました。「フィカスプミラ」は茫茫と伸びています。まるで冬服を厚く着込んだような様です。「重苦しい。」そう思ったのは3日前。翌日、「ヘッジトリマー」のバッテリーを充電器に入れました。完全充電まで10数時間。昨日、この「ヘッジトリマー」を片手に石垣全面の「フィカスプミラ」をトリミングしました。2メートル越す石垣です。近所のおじさんが「そんなツタとって仕舞えば手間がいらないよ。」と声をかけてくれます。面倒なツタを這わしているには理由があります。古い古い石垣の保護です。私の年よりはるかに古い石垣は「フィカスプミラ」のおかげで守られています。大きな補修をしたこともありません。20年ほど前の地震でも崩れませんでした。ツタは植物ながら強い!
裏庭の家側のフェンスにもツタを這わしています。「へデラ」を数種類。こちらは春の葉代わりの時期です。ついでに鋏で整理します。庭の仕事を始めると、次々にやりたいことが出てきます。夕方から雨の予報、その前に刈り取った葉をゴミ袋に詰めます。大きなゴミ袋8つ。一日仕事になりました。
実はこんなに刈った理由があります。石垣の一番奥には「モッコウバラ」が小さな蕾を膨らませています。あと十日もすれば黄色い花を咲かせます。裏の道を行く人が「モッコウバラ」を見上げてくれる時、少しでも綺麗にと思う親心です。「モッコウバラ」のひと月後はいよいよ「バラ」が咲き始めます。裏の道からも庭にいる私からもより「バラ」が美しく目に映るように「ツタ」の整理をしました。
家周りも春らしく軽装になりました。「ヘッジトリマー」さんご苦労様。