チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

サイズ140

2022年11月30日 | 身の回りのもの

曇、14度、62%

 普段に着る長袖のTシャツを探していました。普段着ですから機能的なものでいいのです。小柄ですから婦人服のサイズはXSかSです。最近の服はゆったりしているので、Sサイズでは袖丈も着丈も長いと感じます。XSのサイズは店頭に並んでいるところがほとんどありません。そんな時、子供服売り場を覗きます。

 長袖のTシャツの一番の問題点は、袖丈です。洗い物が多いこれからの季節、袖がダラダラするのはいただけません。長いと思うとすぐに切り短くします。着丈も長すぎると短く直します。あと一つが首回り、女性もののTシャツは時にゆるく鎖骨が見えるほど開いているものがあります。下着なら上のものに響かないように開いていてもいいのですが、Tシャツとして着るときはクールネックの締まったものが好きです。こんな条件を満たしてくれるのが、子供服。

 150までが子供服のサイズです。子供服もゆったりしたデザインが増えています。以前だったらサイズ150でちょうど良かったのですが、試着できないTシャツを鏡の前で当ててみると、着丈も袖丈も長いように感じます。サイズダウンして140を当ててみました。着丈が私の欲しい長さです。頭は小さいので襟ぐりは心配なし、少し不安でしたがサイズ140を買いました。

 家に帰り早速着ました。ぴったり!私のような方は少なくないと思います。時折、子供服売り場で自分位当てている女性を見かけると、仲間だわと思います。サイズ140のTシャツを着て気持ちよく年末の仕事に励みます。

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十一月の無花果

2022年11月29日 | おやつ

雨、20度、86%

 11月、福岡は暖かな日が続きました。昨日は25度を超えたそうです。私も一日半袖で過ごしました。庭の落ち葉を掃いていると蚊がうるさく付きまといます。この夏もたくさんの実をつけた無花果、緑の小さな実をつけたままひと月以上が経ちました。例年の気温なら大きく成長せず青いまま萎んでしまいます。無花果の葉は大きなガサっという音を立てながら落葉します。その落ち葉を拾うついでに見上げると、あれ!色づいているイチジクがあります。一日じっと待ちました。お尻が割れ始めています。

 まさかの「十一月の無花果」です。大事に両手で包んでおやつにしました。 よく熟れています。甘い果汁は夏のものと変わりません。

 今年は幾つ我が家の無花果を食べたでしょう。数えきれないほどです。もうすぐ葉が全部落ちてしまいます。裸木に緑の無花果の実が残っている姿は哀れを誘います。暖かいのは今日までだそうです。明日からは一挙に真冬の気候になると言っています。今年最後の無花果のおやつでした。

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パネトーネ

2022年11月28日 | クリスマス

晴、16度、78%

 今年も「パントーネ」を焼きました。「パントーネ」を焼くと年末年始の準備開始です。ひと月近く置くことで美味しくなる「パントーネ」はイタリアのクリスマスやお祭りのお菓子です。「クリスマスケーキ」の予約のチラシが目につくようになりました。依然「デコレーションケーキ」が主流の日本です。子供の頃、クリスマスになると不二家などの大手の店先に「クリスマスケーキ」が積み上げられていました。懐かしい風景です。

 イギリスの「クリスマスプディング」、オーストリアの「クリスシュトレイン」、イタリアの「パントーネ」クリスマスにちなんだ土地のお菓子があります。真っ白に砂糖をかけた「クリスシュトレイン」は日本でもよく見かけます。イエスがおくるみに包まれた様子を模したお菓子です。どのお菓子も木の実や果物をたっぷりと入れ、収穫の喜びを表し、昔は贅沢なお菓子だったのでしょう。

 今年の私の「パネトーネ」はレシピを変えました。「パネトーネマザー」という酵母を使うのは変わりません。「パネトーネマザー」は乳酸菌を基にした酵母だと知りました。「だからあの優しい香り、甘さが出るのね。」出来るだけ「パネトーネマザー」を生かしてみたいと思いました。ベタベタの生地を一日以上寝かせます。カップに入れて最終発酵も時間を要します。 オーブンで膨らみ始めると、ラム酒やコアントローに漬け込んだレーズン、オレンジピールが一気に香りを出します。今年も庭のレモンのピールをたくさん入れました。

 味見をしたいのですが、クリスマス当日まで我慢です。時間が経つとしっとりと全体が一つになります。

 クリスマスには小さな「ブッシュドノエル」も作るつもりです。クリスマスの朝が待ち遠しい「パントーネ」です。

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ツウィードで編んだベスト

2022年11月27日 | 編み物

晴、13度、78%

 「ツウィード」の糸でベストを編みました。「ツウィード」は布地も毛糸も好きなものの一つです。毛糸に色様々なネップがぽつぽつと出ています。単一な色ではなくよく見るとプツプツと毛玉がついている感じです。 チャコールグレーのこの毛糸、帰国した5年前から編みたかった毛糸の一つです。香港から持ち帰った毛糸玉はなかなか減りません。しかも大半が白です。先日編んだ白のベストもそんな毛糸玉「ブークレー」を使いました。 「ブークレー」はループが毛糸に出ています。「ループ」や「ネップ」がついた毛糸は編み辛いのですが、出来上がりに表情が出て来ます。

 いつものように私の体に合わせて編みますから、目数や段数は一切数えません。片方の身頃が編み上がれば残りの身頃は先に編んだものに合わせて編みます。編み上がった二枚を並べると、サイズはほとんど同じですが、裾や襟ぐりの始末によって落ち着き方が変わります。白は細編みで始末しました。チャコールグレーは普通にゴム編みで始末しています。腕周りがもたつかないように大きくとり、襟元は詰まって、全体に短く編みました。市販のニットは私には長すぎたり、襟元が詰まっていなかったりと思うものに出会えません。ただ手編みのニットはかさ張るので夏の収納スペースを取るのが難点です。

 月末から冬型の気圧配置になり寒さがやって来ます。セーターの下に一枚ベストを着ると動きが制限されず暖かです。早速「ツウィード」のベストを着てこのブログを打っています。

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桜の葉寿司

2022年11月26日 | 昨日のお昼ご飯

曇、15度、70%

 先日、「柿の葉寿司」をいただきました。緑の柿の葉でなく紅葉した黄色や赤の柿の葉を使った見た目にも綺麗なお寿司でした。柿の葉の照葉の美しさ、散歩に出れば柿の木を見上げます。でも我が家の一帯の柿の葉は普通の枯葉で色付きが悪いようです。紅葉は気温が大事と聞きます。深い山の柿の葉かもしれません。

 そんなことを考えて散歩していたら、桜の葉が深い赤、かすれた黄色に紅葉している木に出くわしました。落ちる前の葉を数枚、木から取りました。家に帰りテーブルに並べて見てると、「そうだ!この葉にお寿司をのせよう。」と思いつきました。

 枯れた桜の葉は薄く、柿の葉のように大きくありません。二枚の葉で小さなお寿司を挟みます。 コノシロの酢漬けに柚子の皮をのせて、一口大の握り寿司です。 本来の「柿の葉寿司」は押し寿司です。葉の大きさも形も不揃いな摘んだ「桜の葉」には押し寿司は無理でした。

 桜餅の塩漬け桜の葉のような香りはありません。見た目を楽しむお昼ご飯です。桜の葉のお皿、桜の葉の蓋。身近なもので晩秋を楽しむことを覚えました。来年もまた「桜の葉寿司」を作りましょう。

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サーカス

2022年11月25日 | 身の回りのもの

晴、12度、82%

 初めて「サーカス」を見たのはボリショイサーカスでした。ロシアからやって来るサーカス団、今も時々広告を目にします。「火の輪くぐり」「空中ブランコ」「動物たちの珍芸」「ピエロ」どれもが眩く、数年通ったと思います。昭和30年代のことです。「サーカス」と聞くと心が踊ります。息子が小さい時に「木下大サーカス」に行きました。小さい時に見たボリショイサーカスほどの興奮がありませんでした。テンポが遅く動物たちも元気がありませんでした。花がないサーカスでした。以来サーカスにはご無沙汰しています。

 心に残る「ボリショイサーカス」の華やかさ、楽しさが私をサーカス好きにしました。巡業のサーカスが色鮮やかなテントを張る、町の人たちが心待ちにしている「サーカス」そんな洋画をたくさん見てきたからかもしれません。気付くと「サーカス」の絵の描かれたマグカップが2つ手元にありました。

 明るい絵付けのマグカップ、 サーカスに「ピエロ」は欠かせません。地味な絵付けのマグカップ、 犬の調教中です。この犬が以前飼っていた「ケン」に似ています。 私はこの地味なマグカップの方が好きです。どちらも古いもので今は作られていないそうです。お皿もありました。明るい絵付けの方はテント小屋を模した皿カバーまでありました。

 ちょうどコロナの騒ぎが始まった頃、2年以上前、福岡に「木下大サーカス」が来ていました。テントを張ったのはお城跡、興行が停止になっってもテントは予定の期間中そこにありました。早朝、城跡横の大濠公園を走っていると大きな動物たちの咆哮が聞こえました。物悲しかった。

 「サーカス」は明るく、夢のあるものです。今度「サーカス」公演が来たら、必ず行こうと思います。それまで2つのマグカップで「サーカス」を夢見ます。

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こぼれ種のシクラメン

2022年11月24日 | 庭仕事

晴、13度、68%

 シクラメンの鉢植えが店先に並ぶ季節になりました。5年前庭に植えた「ガーデンシクラメン」は植えっぱなしで放ってあります。春前に気付くと赤い花をつけています。少し遅咲きの我が家の「シクラメン」です。5株あったのが2株に減っています。手入れもしないから自然消滅です。

 「シクラメン」が球根植物だと知っている方は少ないかもしれません。「球根売り場」で見かけるより鉢植えで売られているからでしょう。 この5年目の「シクラメン」の株元の太いのが球根です。球根植物は球根の子分けで増えるものが多いのですが、もちろん種でも増やせます。シクラメンの花が咲いた後、摘まずにおくと丸い丸い種ができます。その種を蒔くのですがこれがなかなか厄介で発芽しません。種ができても放っておきました。すると「シクラメン」の周りの地面から小さな芽が出ています。こぼれ種が芽生えたのです。夏のはじめのことでした。この暑かった夏も時たましか水を与えませんでしたが、親「シクラメン」と同じ小さな葉っぱが出てきました。

  子「シクラメン」です。 シクラメンは葉っぱの形も縞模様も鑑賞に耐えます。そこでこの冬は部屋で観葉植物としておくことにしました。掘り上げて鉢に移しました。 子株の根っこにはまん丸な種そっくりな子「球根」が見えています。中央の赤みがかったのが子「球根」です。

 子「シクラメン」が花を咲かせるのは来年、まだ先かもしれません。部屋に入れるまでしっかりお日様を浴びてね。

 

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柿パイ

2022年11月23日 | おやつ

雨、14度、90%

 新しい「酒粕」が出回る時期なんですね。酒造元からという「酒粕」をいただきました。香りや手触りが流通ものとは違います。芳醇です。この「酒粕」に「柿」を漬けます。お酒やみりんで伸ばさなくても柔らかい「酒粕」を柿に塗って、ふた晩常温で置きました。 「酒粕」の香りを十分にまとった「柿」です。じんわりと水分が出て柔らかめの歯応えです。「お酒」と「柿」の相性のいいこと!

 この「酒粕柿」を使ってパイを焼きました。最後まで「パイ」か「タルト」か悩みました。自家製の「パイ生地」「タルト生地」は冷凍庫にあります。「タルト生地」がタルトを焼くには少ないのでパイに決定。「パイ生地」に挟んで焼くだけですから簡単です。「酒粕柿」は甘さが十分、お砂糖を足さずに「酒粕」もところどころついたまま入れました。オーブンからは「酒粕」が香ります。

 焼き上がりのまだ熱いパイをおやつにしました。さっくりとパイを頬張ると、「酒粕柿」はトロリと口に入ります。 「タルト」より「パイ」で正解でした。かなりのボリューム、今日は温め直しておやつにします。

 いただきものの「柿」と「酒粕」、相性も良く初冬のおやつになりました。

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2022年11月22日 | 身の回りのもの

晴、12度、86%

 「漆」と言うと漆器を思い浮かべます。漆器に塗られている「漆」を日常的に使っています。器が欠けたり割れると「金継ぎ」をします。「欠け」に詰め物をして「漆」で固めて金粉をかけます。その「金色」が器に表情を加えて割れる前よりもいいと思うのは日本人独特な感情のようです。その「金継ぎ」のために「漆」を持っています。

 私は「金継ぎ」が苦手です。継いではいるのですが「金」がハゲることがあります。考えてみれば割ったり欠けたりするから「金継ぎ」をするので、割らなければいい、欠けさせなければいいと思うのですが、アッと手が滑ったり、そそっかしい性格なので「割れ」「欠け」とは縁が切れずにいます。

 生地の柔らかな「土物」はちょっとした「欠け」をこしらえます。脆いのです。「欠け」をそのままにしていると「水」が染みます。黒ずんで雲のように広がります。それをまた「シミ」と呼んで愛でるのは日本人です。土色がチラチラ目につく「欠け」の補修に「漆」を使っています。赤黒く染まりますが、傷口を塞ぎ大きな「欠け」の時は接着剤の役目もしてくれます。「漆」は湿度の高い中で乾燥させます。 「欠け」に漆を塗り乾燥中。

 日本ばかりではなく中国やタイにも「漆器」があります。でも、日本の「漆器」を見慣れた目にはよその国の「漆器」が拙く見えるのは、日本の「漆」の上質さだそうです。「粘着力」「艶」の違いだと聞きました。

 このところ「漆」の使用頻度が多くなりました。「いけない、手元が危うくなっている。」と年齢のせいにしています。「漆」はかぶれを起こす場合があります。肌の弱い方には不向きな「接着剤」です。透明な「アロンアルファー」は手頃だし、とは思うのですがつい「漆」に手が伸びています。

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柿のぬか漬け 柿スープ

2022年11月21日 | 昨日のお昼ご飯

晴、14度、92%

 今年は柿の当たり年でしょうか。あちこちから柿をいただきます。大きさも柿の種類も違うのでしょうが、どれも甘みが強く美味しい柿です。いただくとすぐに丸のままかじって食べます。皮の下が一番美味しいので皮をむくのは勿体無い。

 柿を並べて、さあ何を作ろうか?手始めに、「ぬか床」に入れました。色が薄くやや硬めの柿を6等分にして「ぬか床」に一晩、置きました。もちろん皮はつけたままです。まだ芯にやや硬さが残るあたりで引き出しました。果物を「ぬか」に漬けると「甘み」の質が変わるように思います。塩気をもらって甘さはより強くなり、生柿の時より複雑な味になりました。いろんなものを「ぬか床」に入れます。その度に「ぬか」の偉大な力を感じます。

 冬になるとよく登場する「手羽先のスープ」、コトコトと土鍋で残り物の野菜と火にかけます。にんにく、生姜もたっぷり、手羽先も野菜のとろとろになる程火を入れます。手羽先を火にかけた途端、柿が目に入りました。香味野菜は少なくして、野菜なしで柿を煮ることにしました。「柿のスープ」は初めてです。煮溶けるのは嫌なので、火から下ろし際のお鍋に柿を入れました。 蓋を取ると、柿の香りがします。火を荒げずに手羽先からとったスープは癖がなく滋味あふれています。味付けはお塩をほんのひとつまみ。柿は溶ける一歩手前です。熱を持った柿は甘みをスープに出し切っています。ぼやけた味のスープに「お酢」をひと垂らししました。途端に柿も手羽先も味の輪郭がはっきりとしました。ふーふーと身体の中はポカポカです。

 空家の庭に取り残された柿の木が一本、見上げては実が少なくなってるのに気づきます。カラスのご馳走です。たくさんの柿を前にして、次々に作って食べたいものが浮かびます。「柿」の季節です。

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