
晴、18度、94%
雑誌のグラビアで気になるものがありました。スプーンです。細身の持ち手にまん丸な口入れ、持ち手の色は黒です。時にはナイフとフォークも添えられています。フォークの細身はまた目を惹きます。日本の雑誌ばかりではありません。海外の雑誌にもそのスプーンやナイフを見かけます。本物を見たい。手に取ってみたい。できたらスプーンは口に入れてみたい。扱っていそうなお店に車を走らせました。
ありました。サービング用のカトラリーまで揃っていました。 手にとって見ていると、お店の方が寄ってこられました。ポルトガルのメーカーが作るカトラリーだそうです。細さとカーブのまろやかさが調和しています。ステンレスで持ち重みを感じません。白の持ち手にゴールドを合わせたもの、
持ち手がグレーのもの、
まさかスプーンを口に入れるわけにはいきません。スプーンの口入れの大きさ、入れた時の感触は大事です。味にまで影響します。店員さんはご自分でも使ってらっしゃるそうで、幸いと、口入れの感触を伺いました。デザートサイズは女性の口に合うそうです。ディナーサイズは少し大きかな、とコメント。我が家で使っているスプーンはフランスのものですがサイズが女性の口には、いえ、日本人には大きすぎます。普段はポタージュ用のスプーンを使っています。
主人と私の二人分、スプーンとフォークとナイフをと思うのですが、いまひとつ踏ん切れずに店を出ました。ステンレスなのでお値段はそんなに高くありません。新潟燕三条の各メーカーもデザインの良いカトラリーを作っています。家庭を持って50年を迎えようとしています。まだ食卓に並ぶ器やカトラリーに心が動きます。
欲しい気持ちに変わりありません。でもよく我慢した、無駄遣いしなくてよかった、と自分を褒めてやりました。
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