晴、8度、79%
2泊3日で香港に帰ってきました。その準備を始めた4日前の夕方、トランクを出してきました。トランクを見るとココが急に落ち着きなくなりました。その晩は寒いにもかかわらずお布団に入ろうとしません。ベットの上をうろうろと一晩中起きていました。翌朝、 私の荷物の横で不安気に座っていました。
ココを二晩お預けするのは長年お世話になっている動物病院です。病院に着いていつもの看護婦さんにリードを渡しました。その途端、ココは座り込んで私を見上げます。看護婦さんが「ココちゃん、行こう。」と言っても座ったまま。私も一緒にリードを引いて待合室から奥に入れました。今まで幾度も預けたのに、こんなに嫌がったことは初めてです。私は重い気持ちになりました。家を離れたくなかったのか、寂し気な眼差しが胸に刺さりました。
昨日、香港から戻りました。病院はお休み日なのですが、先生がココを渡すために開けて待っていてくださいました。フェンス越しにココは見えません。「お世話になりました。」という私の声を聞きつけて、ココは大きく尻尾を振ったそうです。「ココちゃん、お母さんの声、わかるね。」と先生。
家まで5分ほどの道のり、耳を伏せて揚々と私の前を歩くココでした。玄関を入ると、いつもならリードを外すのを待っていますが、勢いよく部屋まで走り込みました。喜んでいるのが伝わってきます。香港の主人も心配してビデオ電話をくれました。
私がお風呂を使う前、すでにベットに上がっていました。 お風呂から出てくると、
安心と疲れから寛いで寝ていました。
昨晩はいつものように一緒のお布団で朝まで休みました。言葉を使えない動物は目で話します。身体で話します。ココの思いを私も全身で受け止めました。ありがとう。「お帰りなさい、ココ」