花自慢
曇、16度、95%
昨日、出先から戻り、車を前庭に入れて下りようとしました。道行くご婦人が会釈して何かおっしゃっています。存じない方です。何か仰りながら急に車横の花が咲いているところにしゃがまれました。「こんにちわ」とお声をかけると、か細い声で「この花どうしたらこんなに咲くのですか?」と尋ねられました。「マーガレット」のことだとすぐにわかりました。
こんもりと茂った「マーガレット」が今満開です。 他の花たちも咲きそろっています。表の道沿い、塀がない我が家です。私より樹齢が長い「紅葉」がポツンと一本、「紅葉」も今は新緑に輝いています。冬にはポツンとはいかにも寒々しいと感じます。この「紅葉」の根元を花で飾ることも私の庭づくりの目標の一つでした。プランターを並べたこともあります。一年草を並べると季節ごとに植え替えなくてはなりません。その費用が高額でした。そこで、見栄えの良い多年草を植えて5年になります。今年の「マーガレット」は今までで一番大きく育ちました。
ご婦人に一つ一つ花の名前を教えて差し上げました。特に「マーガレット」がお好きな様子です。しゃがんだまま、「いい匂いですね。」 香り立つのは奥のライト横の「メネシア」です。陽が高い間は甘い香りを漂わせています。
「デージー」「ガザニア」小さい「ビオラ」の鉢が2つ、
「メネシア」。甕の「布袋草」は新芽も吹かずみっともない色です。
こんもりと茂らせてのではなくこんもりと茂ってくれたと話すと「いい子ですね。」とご婦人。真夏以外は水遣りもしない怠慢な私ですが、よく応えてくれました。国道から「マーガレット」の色が目に飛び込んできたので足が向きましたと話してくださいます。花好きは花を見ると自然にそちらの足が向きます。新緑もお好きなようで、立ち去られる前に「紅葉」の幹を撫でて「よく頑張ってるね。」と声をかけてくださいました。
花自慢をしたい私は「今裏の道沿いにはモッコウバラが満開です。夏になるとフェンスには珍しい時計草が咲きます。お時間がある時ぜひ見てやってください。」とお別れしました。
足を止め花を愛でてくださる人との会話は私の励みです。花自慢をさせてもらいました。