チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ラベンダーの歯磨き粉

2023年05月31日 05時18分50秒 | お土産

雨、19度、93%

 海外旅行でホテルの歯磨き粉を使うと「あれっ?」っと思われることがあると思います。日頃使い慣れている日本の歯磨き粉とは香りもクリームの固さも違います。使い終わった後のスースー感もお国柄があるように思います。香港に30年住んで帰国する頃には日本の歯磨き粉の匂いや優しさに焦がれていました。

 先日帰宅した主人が「ラベンダーの歯磨き粉」を私の土産にしてくれました。ルーマニア製です。そういえば香港にいた頃にはニュージーランドから入ってくるこうしたハーブの歯磨き粉をよく買いました。香港島の繁華街でなく白人が多く住む離島の船着き場の雑貨屋で買いました。すごく高かったけど、ほっとする使い心地だった記憶があります。一時期、香港に隣接する中国深圳に行くと、竹の成分で作られた歯磨き粉を必ず買って帰った記憶もあります。主人はタイのハーバルな歯磨き粉もお好みです。

 「ラベンダーの歯磨き粉」、もちろんラベンダーの香りが優しく、ちょっとざらっとした感覚のペーストです。昔の粉状の歯磨き粉の感覚です。ミントが入っていないのでスースーはしません。歯を磨き終わって鏡を見るとニッコリしたくなるそんな「ラベンダーの歯磨き粉」です。

 主人が香港地元の歯磨き粉を自分用に買って来ました。 パッケージは新しくなっていますが、歯を磨く主人の横にいると懐かしい匂いです。そこで拝借。スースー感満喫、磨き終わると口の中がすっきりと目が覚めたような感じです。インパクトの強い歯磨き粉、日本の歯磨き粉とは違いかなり刺激的です。「いいなぁ。この感覚!」

 歯磨き粉に限らず、シャンプーや洗濯洗剤、台所洗剤も、お国によって違いがあります。おしなべて日本のものは優しい香りがします。その優しさが懐かしく帰国してこの6年、日本製ばかり使って来ました。主人がお土産にしてくれた「ラベンダーの歯磨き粉」で目が覚めました。その国その国の洗剤、「あれっ?」と思う驚きや「まっぴら!」と思うこともありますが、そんなものを使う楽しみを思い出しました。

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クチナシの花

2023年05月30日 05時05分53秒 | 

雨、23度、96%

 「クチナシ」の花が咲きました。早朝、玄関を開けると甘い香りのシャワーが静かに降りて来ます。我が家の「クチナシ」は2メター以上の高さです。オレンジ色の実が着く品種です。普通の「クチナシ」は腰より低い木ですが、実が着く品種は見上げて花を見ます。

 低木の「クチナシ」より例年2、3週間早く花を咲かせます。花姿はあまり良くないのですが香りの良さは変わりません。蒸し暑い日が続きました。「クチナシ」の開花とともに福岡地方は梅雨入りしました。

 「紫陽花」が雨を好むのと同じく「クチナシ」も雨を好みます。「クチナシ」が好きだった父に供えるためにひと枝手折ります。生ける前には十分水を吸わせないとすぐに黄ばんで枯れる「クチナシ」です。

 香港から主人が帰宅しています。私も主人も「梅雨」と聞くとしとしとと降り続く雨を思うのですが、最近では豪雨も発生します。そんな話をしながら夕方の散歩に出ました。「梅雨時ってこんなに暑かった?」40年近く日本を離れていると気象変化に驚きます。

 「クチナシ」の蕾は白く紡錘形をしています。 香港では「白蝉」と呼んで、ちょうどこの季節、花屋の前に小さな束が並びます。香港の市場に「クチナシ」と「ライチ」が出てくると香港は真夏に入ります。

 今年の梅雨は長引くそうです。「クチナシ」も「紫陽花」も梅雨空にスッと抜ける空間を作ってくれます。

 

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ライチ

2023年05月29日 04時47分55秒 | お土産

曇、26度、87%

 主人が「ライチ」を持ち帰ってくれました。大好きな果物の一つです。羽田しか国際空港がなかった時代、中華レストランでデザートにたった一粒出されていた「ライチ」は冷凍物でした。「ライチ」の美味しさを知って半世紀も経ちます。

 香港では「ライチ」は採れません。隣接する中国広州から入って来ます。時期が遅くなるとタイからも入って来ます。香港の市場にカゴいっぱいの「ライチ」が並び始めると本格的な暑さの到来です。香港にいた頃は、主人が深圳の工場に行くたびに5キロほど入った竹かご入りの「ライチ」を買って来てくれました。洗って、枝を外して、それを全部食べるのは私でした。

 昨日も主人が起きてくる前に半分ほど食べてしまいました。厚め皮から透明な果汁がほとばしります。ぷるんとした果肉は味が薄いのですが食感が好きです。「ライチ」に向かうと手も口も止まりません。香港時代も最後の頃、知人から「ライチは体を冷やすので食べすぎたらダメよ。」と教えてもらいました。私のように何キロも一度に食べては胃腸を壊すそうです。その話を聞いて以来控えめになりました。昨日20個ほど食べただけですが、暑さが引いて寒く感じます。私の年齢のせいかもしれません。

 最近は宮崎県で「ライチ」栽培が盛んだと聞きます。スーパーに並んでいませんから贈答用の高級な「ライチ」なのでしょう。

 「ライチ」には2種類あります。 種の大きな普通の「ライチ」と種が小さな「ローマイチイ」。「ローマイ」とはもち米のことです。「ローマイチイ」の方が高級品です。お味は変わらないように思うのですが、種が小さい分、果肉がたくさんです。

 主人が香港の匂いを連れて帰って来ます。30年も住んだ香港の季節季節の空気を思い出します。夏に突入するこの時期は「ライチ」の香りです。

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はじめての運動会(見学)

2023年05月28日 04時57分44秒 | 孫娘

曇、23度、79%

 昨日は小学4年生の孫娘の運動会でした。私ははじめて孫娘の運動会を見ました。保育園の頃はまだ香港にいました。帰国したら今度はパンデミックです。パンデミックの間は学年別競技、親たちしか見学できませんでした。暑いくらいのいいお天気です。

 全校生徒参加の運動会は孫娘にとってもはじめてです。開校145年を記念する学校にとっても記念的な運動会です。一昨日、1日早く上京しました。午後、下校して来た孫娘は翌日の「短距離走」で緊張しているようでした。私が大きな声で応援しないようにと約束させられました。私も小さい頃、母が大きな声で応援するのが恥ずかしかった。「ああ、そんな歳になったなぁ。」と微笑ましく思います。

 家族で広げるお弁当もありません。全校生徒参加なのにプログラムは午前中で終わります。見学者は傘もダメ、座るのもダメという青空の元では厳しいお達しです。水分補給を子供達に度々促していました。町の小学校にしては大人数だと校長先生のお話です。整然と並んだ開会式を見て少子化を感じます。

  「短距離走」大声を出さずに写真に収めました。しっかりした表情で走っていました。 ダンスも楽しげに踊りました。

 会うたびに背が高くなっています。同じ学年にはまだ大きい子供もいます。子供の成長速度が速くなったのを目の当たりにしました。

 孫娘が出るプログラムが終わるとその足で羽田に向かいました。主人が香港から帰宅します。福岡に着くのは主人が数分早いはずです。私はココを迎えに行き散歩を兼ねて帰宅します。家の近くに来ると遠くに主人の姿が見えました。「あなた!」と手を振りますした。

 暑さの中3時間、はじめての孫娘の運動会見学でした。自分の運動会、息子の運動会、いろんな思い出が蘇りました。さあ、今日から主人が家にいます。疲れを取る暇なしで1週間を切り抜けましょう。

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大山蓮華

2023年05月27日 05時10分00秒 | 
晴、16度、80%

 二週間前、白いまん丸な蕾が庭に二つありました。一つは睡蓮、もう一つが大山蓮華でした。水に浮かぶ睡蓮が先に花開きました。やった待ちに待った大山蓮華が開花しました。

 3年目のまだか細い木です。葉っぱの形も優しい曲線、その葉陰に蕾をつけます。緑の蕾が白く変わる頃から、私の期待も大きく膨らみます。座敷側の庭、槙の大木の下にある大山蓮華、まるで槙の木が母親のように守っています。

 花先が開くと、赤い雄蕊の色が花弁を染めて赤と白のコントラストがため息が出るほど美しい。この季節の茶席の床の間を飾るのも大山蓮華が多くみられます。蕾の可憐さをいける人、開いた美しさを愛でる人、いける方の気持ちを汲んで拝見させてもらいます。

 幼木ですから花数も少なく庭の大山蓮華に鋏を入れる勇気がありません。花は数日で萎みます。今から来年の花を待ち焦がれます。
 家の庭は次第に紫陽花へと移ります。
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地元の小麦粉

2023年05月26日 05時00分46秒 | 頂き物

晴、20度、74%

 ウクライナ事情から国内の小麦粉、米粉が注目されています。毎日パンを焼くので小麦粉の種類、値段には敏感です。香港時代はパンを焼くための小麦粉の入手に一苦労しました。流通品は少なく、主人が出張で世界各地の粉を持って返って来てくれました。はじめて使う粉の封を切るときは、指感触、粉の匂いを嗅ぎます。パン用の強力粉は日本の小麦は不向きだと言われていたひと昔前、今では強力粉も国内のものに優れた粉があります。帰国以来様々な粉を使い比べています。

 各地各地の粉は地元でないと手に入り難い。我が家の近くのスーパーには福岡県産の小麦粉はありますが、他県のものは売られていません。私をよく知る友人が地元の薄力粉を送ってくれました。お菓子用です。 新しいものを手にするとすぐに使います。主人がもうすぐ香港から戻って来ます。その主人が香港に帰るとき、クッキーを持たせます。いつものクッキーをこのいただいた粉で作ってみました。メーカーものの薄力粉よりやや黄色みの強い粉、指の感触はやや重めです。粉に匂いがると言うと不思議でしょうが、焼く前の粉にも匂いがあります。

 バターとの相性、ベタつき、膨らみ具合、吸水率、粉一つで大きく変わります。基本的にはお菓子は日清製粉のバイオレットを使用しています。バランスがいいのです。焼き上げたクッキーを早速試食、配合はいつも通りです。ココナッツのクッキーは我が家の定番、ほろりと崩れるサブレです。いただいた粉のクッキーは焼き色がつくのに1分長くオーブンに入れました。型崩れが少ない締まりのあるクッキーです。ときには手に取るだけで壊れるのですが、硬めに焼きあがりました。口に入れるといつものように崩れます。その土地の土の差が農作物には反映します。バターが多いので、香りや粉の持つ甘みは定かではありませんが、型崩れしないところが特徴の粉です。

 クッキーを食べながら、粉一つでこんなに違うのかと、「面白いなあ。」と思います。さあ、次はケークサレを作りましょう。ありがとう!

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高級なヨーグルト

2023年05月25日 05時04分31秒 | 頂き物

曇り、18度、79%

 毎朝ヨーグルトを食べます。健康のためではなく、ただ大好きだからです。香港の頃は1リットル入りの輸入物を3日で食べていました。1リットル、輸入物ですがそんなに高くはありませんでした。地元メーカーのヨーグルトも30年の間に随分と美味しくなりました。帰国後、400ミリ入りのヨーグルトを見ていささかがっかりしました。味、容量共に日本的です。普通にスーパーで売っているヨーグルトの銘柄を決めて毎朝200ミリづつ食べています。毎朝食べる度に「美味しいなあ。」と口にするほど普通のヨーグルトですが好きです。

 一昨日いただいた高級なヨーグルト、ラインナップの良いスーパー、デパ地下などでここ数年見かけるタイプの白い瓶に入ったヨーグルトです。200ミリ入りで1000円ほどのお値段がついています。食べてみたいなあと思いますが、普段買うヨーグルトが幾パックも買えるお値段です。毎日食べるものはリーズナブルな値段が一番と棚に戻します。

 早速、この高級なヨーグルトを食べてみました。もちろんこの白い瓶からそのまま食べました。最初のひと匙、脂肪分濃厚なクリームが口に残りました。生クリームを固めたような感じです。こんなにコッテリしたヨーグルトは初めてとふた匙め、「あら、普通のヨーグルトだ。」そこでハタと気付いて成分表示を見ると、乳脂肪の高い牛乳で作られています。脂肪分が表面に固まった状態です。糖分は添加されていません。確かに美味しく牛乳の香りもしっかりしています。

 1000円近いお値段にはこの瓶代も含まれていると思います。こんな高級なヨーグルトを毎日食べるご家庭があるのかなと不思議です。美味しいけれど私には高すぎます。自分では買えないものをいただいて、とっても幸せです。このヨーグルトって贈答用なのかしら。

 今朝はふた瓶めを食べます。さて、上の脂肪の塊と二層めの薄いヨーグルトを混ぜて食べようか?別々に味わおうか?悩みどころです。おごちそうさま。

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義母、手首打撲

2023年05月24日 05時04分15秒 | 義母とのこと

晴、15度、87%

 昨朝9時を回ってすぐに義母の施設から電話がありました。一昨日、ベットの柵で手首を殴打したところが一晩で腫れて皮膚に変色が見られるので、病院へ連れていって欲しいとのことです。胸が塞がる思いで車を飛ばしました。

 指は動きますが、痛みが強いらしく顔をしかめて「痛い」と言葉にします。 この1月にも入院していた病院へ向かいました。緊急患者でもなく、予約も入れていないので待合室で2時間待ちました。高齢で疲れが出るので、早く診て欲しいと幾度も頼みましたが、「順番にお呼びします。」の一点張りでした。2日前の日曜日に私が面会に行った時には笑顔も見られました。話し言葉もしっかりしていました。たった1日置いただけなのに、義母はすっかり元気をなくしています。声は聞き取れないほどです。そして幾度も入院していたこの病院を「ここはどこ?」と聞きます。骨折はないだろうけどもし入院となったら、また認知症が進むのではと私は胸を痛めていました。

 レントゲンの結果骨折はなく、痛み止めで様子を見ることになりました。赤い腫れは湿布によるかぶれかもしれないと医師は言います。何れにせよ早く痛みが引いてくれることが肝心です。薬をもらい施設に戻るまで4時間、車椅子に座ったままでよく我慢してくれました。

 年若い者でも怪我や病気で気が落ち込むことがありますが、高齢になると明らかに反応や言葉数にその傾向が顕著です。何を聞いても答えは返って来ません。目はうつろです。施設に戻り、遅い昼食が出されました。「食べるかしら?」と心配でしたが、お腹が空いていたのでしょう完食しました。ちょっと安心。

 考えてみれば、手首を柵に打ち付けてと本人は言うのですが、誰もそれを見ていません。どうした状態でこんなになったのか?骨折はなかったものの心配は尽きません。1月の入院以後、急速に認知症が進みました。入院を避けられたことは幸いです。表情が乏しくなった義母を抱いて、「また来るからね。」と声をかけました。いつもと違い体にも張りがありません。「痛みがなくなれば、元気になるだろう。」と私自身に言い聞かせ帰途につきました。

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エリザベス・ストラウト「海辺のルーシー」

2023年05月23日 05時17分46秒 | 

雨、19度、90%

 昨年11月に刊行されたエリザベス・ストラウトの新刊「海辺のルーシー」、予約して入手していたのに読み終わるのに半年もかかりました。主人の3年ぶりの帰国、ひと月も家にいました。私は朝から晩まで台所にいました。その主人が実家の売却を決めて、香港に戻りました。実家の後片付けは私の仕事になりました。そんな状態で本は一向に進みませんでした。

 エリザベス・ストラウトの本は「ギタリッジシリーズ」の方が翻訳が出ているので有名です。「ルーシー」が主人公の本は2冊目、ルーシーの設定はエリザベスその人をかぶせてると感じます。「海辺のルーシ」はパンデミックが始まったニューヨークから話で始まります。パンデミック当初のニューヨークの様子をテレビで見って記憶にある方も多いのではないでしょうか。医療も生活もパニックに陥っているかのような様子でした。

 作家のルーシーはそのニューヨークから初めの夫であるウィリアムの勧めで海辺の街へと逃れます。ルーシーもウィリアムも2度の離婚を経た二人です。科学者であるウィリアムは大きな感染を予知していたように、元妻ルーシーを連れて用意しておいた海辺の家へ逃れます。ニューヨークから逃れて来た者を地元の人は歓迎しません。それでも次第に受け入れられ2年目には家を買い取って二人が再婚するに至るまでの話です。

 二人の娘の家庭の話も絡んで来ます。身近な人の感染、死亡も話に盛り込まれています。ウィリアムの2度目の妻との行き来も話に出て来ます。エリザベスが描く話は重い空気を持つ作品でも大きな空気穴があって、最後にはホッとさせられます。「よかったね。」と微笑むことができます。一番多い感染者が出た当時のアメリカの様子にアメリカ人が描く生々しい興味もありました。

 ニューヨークの家を手放し、海辺の街メインに家を持ったルーシーとウィリアム、年齢は70歳代です。70歳目の前の私に置き換えると、元夫とはいえ、再婚し住みなれた街を離れるなどできるかしら?とアメリカ人のものの捉え方に溝を感じます。何が違うのかな?元気といえば元気ですが、そうでなく世界観の違いのような気がします。

 やっといつもの時間にデッキに座って、本を広げるようになりました。気になる本を買い溜めてしまいました。片端から読まなくては。この本まだ翻訳が出ていません。「海辺のルーシー」は私がつけた題名です。

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5月は薔薇の季節

2023年05月22日 05時07分23秒 | 

曇、18度、90%

 3月は桜の花を待ちます。桜が散って、4月の終わりともなれば日に日に膨らむ薔薇の蕾を見つめます。5月は薔薇の季節です。

 8種類9本の薔薇が庭にあります。一年中を通してポツポツ咲く品種も一番の見頃は5月です。咲く順番もほぼ決まっています。9本の薔薇が一度に咲いてほしいと願うのですが、順番通りに花を咲かせます。最後に花を咲かせるのはパーティションの上に伸びているピンクの小薔薇です。庭の奥のアーチの薔薇もフェンス側の真っ赤な薔薇もまだいくつか咲いているこの時期にピンクの小さな薔薇は咲きます。

 薔薇の木の左右にツルが伸びています。左右合わせると3メートル程でしょうか、2階のデッキから見ると、 こんな感じです。友人がこの薔薇の小さな苗木を手に提げて新幹線の改札口を出て来た日のことを思い出します。あれから6年、この友人からもらったレモンやイチジクは我が家に実りをもたらします。

 まだ寒い2月、薔薇たちの開花の準備で最後の剪定をします。今年はその剪定を省きました。「薔薇たちが思うように咲かせてみよう。」と言えば聞こえがいいのですが、寒くて庭に出るのが嫌だったのが理由です。薔薇が咲き始めて、「ああ、やっぱり失敗。」と庭を見ては思いました。薔薇が好きに花を咲かせると、あちこちに乱れが見えます。不恰好な直線立ちした枝の上に咲かせる花は同じ美しさなのに全体を見ると優雅さにかけていました。大いに反省です。ピンクの小薔薇もまた徒長した枝先にてんでに花を咲かせました。

 暖かだった昨晩は「夜薔薇」を見て回りまし。 夜空に浮かぶピンクの小薔薇です。あと10日ほどで薔薇の季節が終わります。「来年はちゃんと手入れをしてあげるね。」 

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