チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

パグ柄のマットをもらったココさん

2020年02月29日 | ここ

雨、7度、94%

 昨日いただいた小包の中から出てきたのは、お手製のキルトのマットしかもパグ柄です。 添えられたお手紙には「車にココちゃんを乗せるときに使ってください。」と書かれていました。抜け毛の多いパグは車に乗せるとシートの周りに毛がいっぱいです。タオルを敷いたり工夫をしていますが、毛を取るコロコロは必需品です。車に使おうと思っていましたが、急遽リビングの椅子の上においてみました。リビングで仕事をしている主人の横に座らせます。サイズもぴったり、マットの匂いをしっかり嗅いでクルクルと回ったかと思うと大欠伸、次に横になってしまいました。 小柄なココさんには座っても、横になってもいいサイズです。

 しばらくすると主人が私を呼びます。行って見ると、 ご覧のようにいつものココさん座り。主人の真似をしてお仕事中のようです。

 車用にと頂いたお手製のパグ柄のキルトマット、しばらくはリビングの椅子で重宝しそうです。ありがとう。

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ココさん、たくさんのお友達と会いました。

2020年02月28日 | ここ

曇り、5度、68%

 昨日の福岡、朝まで雨が降り気温がぐっと下がって風のある寒い日になりました。それでも午後には徐々にお天気が回復。ココさんはお父さんのお膝に座って大濠公園に出かけました。公園にある私立美術館もコロナウィルス対策のため休館中。公園を散歩する人も心持ち少ないような気がします。

 ココさん、普段のお散歩ではそんなにたくさんの犬と会うことがありません。この大濠公園は犬の散歩のメッカのようです。犬種も多く、近隣の方達ばかりでなく遠くから散歩に連れて来ています。

 スターバックスで座っていると隣のチワワちゃんたちが気になるココさん、 匍匐前進でじわりじわりと近付きます。 小走りに寄ってきてくれたシーズちゃんにはココさんも尻尾をフリフリ「こんにちは。」

 運転手兼カメラマンの私がぼーっとしていたので、実際はまだたくさんの犬さんと会いました。ココさんの社会勉強です。

 一周せず、濠の中道を歩くことにしました。中道にはたくさんの橋がかかっています。 ココさんを私は「橋ガール」と呼んでいます。橋が好きで、橋を見ると渡りたがります。日差しが出てきても気温の低い午後でした。ココさんにとっては歩きやすかったと思います。

 たくさんのお友達に会って、たくさん歩いて、帰りの車の中ではウトウト。夜も熟睡したココさんです。外人の観光客の方は多く、その方達に撮っていただいた一枚です。 はい、間違いなく3人の集合写真です。

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マコデス 小さな蘭

2020年02月27日 | 日々のこと

雨、10度、84%

 「マコデス」という小さなランを養い始めてふた冬越しました。「オーキッドジュエリー」と呼ばれる花よりも葉の美しさを楽しむ蘭です。わずか5センチほどの蘭です。葉の葉脈が美しく、上手く育てると花も付けることがあるそうですが我が家の「マコデス」は花を付ける気配がありません。

 蘭専用の土に植え付けるのが一般的ですが、私は青い苔と一緒にガラスのドームに入れて育てています。苔も大好きな植物です。一年を通して同じ場所にこのドームを置いています。冬は我が家で一番寒い部屋です。全面に開いた窓からは朝日が差し込みます。日を受ける緑のガラスのドームは美しいと思います。

 養う、育てるなんて大袈裟な事を言っていますが、実は手のかからない「マコデス」です。ドームの蓋をしてそのまま水もあげずに放ってあります。時折ドームの内側の水滴を拭ってやるくらいです。水滴を見ると中の「マコデス」も苔も息をしてるなあと安心します。

 春先には新しい芽を吹き、古い葉っぱは脱色して枯れ落ちます。ちょうど今その端境です。 古い葉っぱを持ち上げると新芽が顔を覗かせています。苔の中にうずくまるようにいる「マコデス」の周りに小さなシダや細い葉っぱが出て来ました。私が植えたものではありません。おそらく苔の中に眠っていた植物たちです。「マコデス」には申し訳ありませんが共存してもらっています。

 「マコデス」の緩やかな姿は気持ちに余裕をくれます。手入れはしませんが毎日このドームを覗きます。実はこうした小さな蘭をたくさんガラスの瓶に閉じ込めて眺めていたいと思うのですが、小さな蘭を扱っているお店も少なく希少なもののようです。

 暑い夏も寒い冬も同じ場所にいます。ドームの中は小さな緑の宇宙です。

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二月の芝刈り

2020年02月26日 | 庭仕事

雨、12度、88%

 暖かな春の日差しに窓の曇りや部屋の隅の滞っている重たい空気が気になります。庭に目をやれば隅っこに積もった落ち葉、そして伸び切った枯れ芝がいやが上にも目に留まります。

 昨年の秋、最後に芝刈りをしたのはいつだったか?秋も深まれば日本芝は枯れます。枯れるからと伸びるに任せていました。きれいな青芝は長いまま枯芝になりました。大きな誤算でした。芝は枯れば落ち葉が落ちるように抜けてくれませんでした。長い枯芝がこの冬中、裏の庭を覆っていました。芝の広さはそんなに広くはありません。寒さにかまけて枯芝を見て見ぬ振りです。

 昨日の天気予報、午後遅くから雨が降り出しそうでした。気温は朝から10度を上回り、20度近くまで上がるそうです。セーター一つで庭に出ても寒さを感じません。そこで、芝刈りを始めました。二月にまさかの芝刈りです。芝が枯れると抜けるだろうと考えていた自分がおかしくなります。小一時間も地面を這って芝を刈りました。竹ほうきで芝を集めます。思った以上の量になりました。 青芝なら半日も陽に当てますが、枯芝です、雨も降りだすと言うので早速袋に詰めました。

 木々の新芽も暖かさで急に膨らみ始めました。チューリップももうすでに15センチほどになっています。 雨の後は急加速で庭の植物たちが動き始めます。庭仕事の季節がやって来ました。

  すっきりと片付きましたね、ココさん。今年はなんの野菜を植えようか、秋に仕込んだ花の種や球根がどんな花をつけてくれるかな。ココさんとこの裏庭にいる時間が日に日に伸びていきます。

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若い友人の来訪

2020年02月25日 | 日々のこと

曇り、12度、68%

 ソーシャルネットワークが発達して人と人の付き合いの仕方が変わってきたように思います。実際にお会いすることなく、時には本当の名前すら知らなくても「友達」と呼び合う社会になりました。私もソーシャルネットワークで知り合った友人が幾人かあります。でも、「友人」と呼ぶのは実際にお会いしてからのことだと思っています。

 会うこともない「友人」ですから、お互いの家を訪ねることすらありません。10年ほど前でしたか、まだ香港にいた時の話です。香港に渡った当初親しくさせていただいた私より10歳ほど年上の方がいました。たまたま、我が家の近くでばったりお会いしました。女同士ですから、話が弾みます。「お時間があれば、よかったら我が家にいらっしゃいませんか?」と私が言うと「なんで私があなたの家に行かなければいけないの?」とお返事が返ってきました。そのまま「またいつか。」といってお別れしましたが、年配の方がおっしゃった言葉は心に残りました。確かに家など訪問しなくても手軽にカフェで会うことが人付き合いの主流になって来たのだと感じます。

 先週、若い友人の来訪を受けました。親子と言ってもいいほどの歳の開きです。お仕事で福岡にみえる時は「真奈さん、伺ってもいいですか?」と前もって連絡してくれます。人が我が家を訪ねてくださるのはとても嬉しいことです。歳が離れているなんてお構いなしでお迎えします。今回は短い時間でしたが、私の心配事なんかも聞いてもらいました。見送った後、同時に大事な時間を割いて訪ねてくれたことに感謝します。

 学生時代からの長い付き合いの友人も時折訪ねてくれます。大勢の友人がいるわけではありません。どちらかと言うと人付き合いが苦手な私です。若い方からもらう知識や知恵もたくさんです。気の利いた手土産も頂戴しました。年末に我が家を訪ねてくれた方もそうでしたが、若い方のチョイスする手土産にふと微笑みます。「ありがとう。」と思いながら「金平糖」を食べました。

 

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義父と椿

2020年02月24日 | 

晴、5度、84%

 主人の実家の庭はこれといった木があるわけではありません。しかも、もう1年以上住む人のない家の庭です。年末に椿の大きな木があるのに気付きました。ずっとあったはずなのに知らずにいました。椿の蕾は花開くまで長い時間を要します。義母に「あの椿は何色?」と尋ねたのですが「椿があった?」と答えが返ってきました。何色だろうと開くのを楽しみに待ちました。

 先週、義父の五回忌を迎えました。庭の椿は花がほころび始めました。「白かな?」と思っていたら赤がところどころ混じっています。花姿は筒状。椿の木を見上げながら五回忌に仏壇、墓前はこの椿を飾ろうと思いました。

 首からぽとりと落ちる椿は縁起が良くない花とも言われますが、義父の好きな花でした。作句で数々の賞をいただいた義父は椿を詠んだ句たくさんあります。庭の椿がいつどんなきっかけで植えられたのか、おそらく義母に聞いてもわからないかもしれません。仏壇、墓を清めて咲き始めの椿を選んで挿しました。

 いく本か家に持ち帰りました。固い蕾が開く様子をテーブルで眺めました。おしべの黄色が見事なコントラストです。真っ白でもない、真っ赤でもない、曖昧な花びらの色ですが、開き切る前のこの姿は本当に美しいと思います。

 墓前の椿も開いたことでしょう。義父が好きで椿を植えたのか、昔からあった椿だったのか、椿に聞いても答えは返ってきません。

 

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ココさんのちゃんちゃんこ

2020年02月23日 | ここ

晴、9度、64%

 ココさん、洋服持ちです。タンスの引き出しいっぱいに持っています。女の子ですから毎日お着替えと言いたいのですが、服を着ることが好きでないようです。フードやリボンがついていると噛んで取ろうとします。それでも冬は寒いので服を着せます。まるで捕物をしているような大騒ぎです。

 ココさんに綿入れ、ちゃんちゃんこを頂きました。着物を解いて作ったというそのちゃんちゃんこ、襟ぐり裾には黒のベルベットが付いています。昔の私たちの綿入れを思い出させるデザインです。 先週は私が出かけることが多かったのでこのちゃんちゃんこを着せて出かけましたが、帰宅すると見事に脱ぎ捨てられていました。それもそのはず襟元の紐は結ぶことが出来ません。紐に私が手をかけただけで寝技に入って拒否します。

 ココさん、もう一つ3代目のちゃんちゃんこも持っています。「お山の豪ちゃん」「モモさん」そしてココさんにお下がりしました。 こちらは袖がちょっと長めです。モモさんがこれを着て庭を歩いていた姿を思い出します。 

モモさんも基本は服を着ませんでしたが、着せればちゃんと着てくれました。ココさんと違い襟元の紐は結ばれています。

 ちゃんちゃんこを着せてハーネスを装着するとゴワゴワします。寒い日のお散歩の時にはコートです。母としてはちゃんちゃんこ姿をよその方に見て頂きたいのですが。

 ココさんのタンスの引き出しいっぱいの洋服は、ありがたいことにいただきものばかりです。犬の服売り場に出向いてもココさんのサイズもいまだにわからない私です。また寒さが戻ってきました。朝晩ちゃんちゃんこに包まれるココさんです。

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2階に上がると空が近くなりました。

2020年02月22日 | 日々のこと

雨、16度、88%

 昨日の福岡地方、気温が18度まで上がりました。暖房を消して窓を全部開けました。空気の匂いまでが春めいています。

 階下で本を読んでいたのですが、2階の本棚に本を探しに上がりました。2階は東西に大きく窓がとってあります。階下に比べて温度は高く、明るい部屋です。本棚の本を取ってそのまま椅子に腰掛けて読み始めました。そのうちいつものようにゴロンと畳の床に横になりました。冬になるとベットに横になって本を読むのは肩先が寒いのでもっぱら椅子に腰掛けます。やっぱりゴロンとして本を読むのはいいなあと思いながら大きな窓を見やりました。真っ青な空が広がっています。すっと吸い込まれるような空です。

 30年もの間、高層のマンションに住みました。香港は高層ビルのおかげで地上から見る空は顎を上げて小さく見えるばかりです。でも家に帰ってベットにゴロリとすると空はずっと広がります。高層ですから空に近くなったと感じます。

 たった2階ですが空に近くなりました。窓いっぱいの空を見ているうちにどうやら10分ほど居眠りをしてしまったようです。目を開けるとまた目の前に青い広がりのある空が見えました。しばらくその姿勢で本を読み続けました。畳から起き上がると腰が少し痛みます。うんと背伸びして「2階はいいなあ。」

 2階に上がれば空が近くなるのは当たり前、階下から見る空とは比べることもなく広く青く見えました。

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木の切り株

2020年02月21日 | 日々のこと

曇、6度、78%

 ハサミを持って上向き加減で庭仕事をしていると、よく足元の切り株に気づかずにつまずくことがあります。地面に残された切り株、直径が4、50センチもあるものから干からびて20センチほどに小さくなったものもあります。 

 8年ほど前に庭の大規模な改修工事をしました。母は晩年手入れを怠ったので、木々は伸び放題、鬱蒼としていました。思い切りよく木を切ってもらうことにしました。でもその木を切る現場を私は見ていません。当時はまだ香港住まい、造園の方にお任せで一時帰国して木がなくなった庭を見て、その明るさに驚きました。この家の庭木は私より歳取った木ばかりです。大きな木を切るためにクレーン車まで入ったと聞きました。まだ真新しい切り株にはその木その木の匂いがしました。

 大きな切り株につまずくことはありません。大きな切り株にこの8年間でフィカスプミラが巻き付き始めています。 一番最近切ってもらった切り株はクスです。 切り株の横からひこ枝が伸びてきました。 これは松の大木でした。母が亡くなると同時に枯れ始めてこの木は枯れ木を切ってもらった唯一のものです。

 庭を廻っって切り株の数を数えました。大小合わせて10個。どんな木だったか木姿も名前すらも覚えていません。その晩、木のことを思いながらお風呂に浸かっていました。「切った木は10本以上だわ。」と気付きます。表の道に面した庭にもいく本も木がありました。今では車を停めるため、地面は舗装されています。あの舗装された下にも切り株があるはずです。

 8年経って朽ち始めた大きな切り株もあります。 何の木だったのでしょう。ひと雨ごとに大きな木片が溢れて、根まで朽ちてきています。大きく張り巡らされた根が腐ると地面が陥没します。木質の柔らかな木だったんでしょう。

 たくさんの木を犠牲にして明るさをもらいました。木を切ったのにその庭に新しく木を植えています。日の通りが良くなった庭に植えられたオリーブやレモン、ローズマリーはたった3年で大きく育ちました。日差しのおかげです。

 こんなに切ったのにまだ一抱えもあるモチノキやマキ、梅、どんぐりの木があります。裏庭の空間に立って空を見上げます。小さい頃は木ばっかり茂っていました。空間の大事さを感じるとともに切ってしまった木への思いがまた膨らみます。

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ダウンベストの比較

2020年02月20日 | 身の回りのもの

晴、6度、82%

 気温が低い日が続きました。家中暖房を入れるわけにはいきません。暖かなのは居間と台所だけです。一歩暖房のない部屋に入ると古い日本家屋の寒さに身が縮みます。家にいる時でも冬はダウンベストをずっと着ています。軽くて暖かです。

 冬中着ますから何枚かもっていますが、汚れの目立たない2枚を頻繁に着ています。色はどちらも紺、濃紺とネービーの違いです。とても寒い日がありました。左のネービーを着ていると暖かさがどこか抜けて行くような感じがします。いつものようにしっかり暖かいのではありません。そこで、右の濃紺のベストに着替えました。すぐに体が寒いと感じなくなりました。ベストですから胴体だけを温めます。サイズ的にはどちらも同じ、ぴったりと体に沿うサイズを選んでいます。暖かさの違いはなんだろう?重さを測ってみました。左のネービーは115グラム、右の濃紺は119グラム。その差はたったの4グラムです。表面の化繊の生地も素人目には違いがありません。襟の腰の立ち上がりの高さも同じです。暖かさが違うと思うのは気のせいでしょうか。

 右の濃紺はずいぶん古いもので香港の時から持っていたものです。左は普段用に帰国して買い求めました。お値段にして右の濃紺の方が3倍以上高めです。そんなに寒くない時は暖かさの違いはわかりませんでした。主人に話したら「濃紺の方が高かった分、暖かだと思っているのだろう。」と返事が返ってきました。頷ける答えです。

 こうして並べて写真を撮ったのは初めてです。2枚合わせてサイズを比較してもほとんど同じでしたが、写真で比べるとなんとなく違いがわかります。暖かな右の濃紺の方がピシッとしています。比べて左のネービーは締まりがない様子です。夏場は二つともくるくると丸めて小袋に入れて保存しています。

 中のダウンを入れてから後の縫製の仕方が暖かさの違いを生んでいるのかもしれません。結論は出ませんが、春先までは濃紺の出番の方が多いと思います。

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