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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ミラベル入りのイースターケーキ

2025年04月20日 | おやつ

雨、20度、85%

 フランスのアルザス地方ではイースターに羊の形をした「アニョーパスカル」というケーキを食べるそうです。この地方は「スフレンハイム」という陶器の焼き型で有名です。羊の焼き型も陶器でしかも半分に割れるユニークな焼き型です。日本でもフランスから取り寄せることができます。私の型は羊ではなくウサギです。イースターバニー。ウサギの型で焼くケーキは「ラバンパスカル」と呼ばれます。昨年、手始めに伝統的なレシピで焼きました。バターをほとんど使わない軽いケーキです。イースターには「キャロットケーキ」をウサギの型で焼きました。

 今年は「ミラベル」という果物を入れて焼いてみました。2月でしたか「ミラベル」のジャムを初めて食べました。とても繊細な果物で収穫時期も短い「ミラベル」がフランスからの冷凍品で手に入りました。 「あんず」にも似た優しい香りと甘さです。 解凍中。色は黒ずんでいますが生の「ミラベル」を初めて口にしました。バター生地にこの「ミラベル」を「キルッシュ」をかけて焼きました。 陶器の型は太いワイヤーで留められています。 こうして型を外します。 「ミラベル」が表面に見え隠れ、ウサギの目も耳もきれいに型から取れました。

 「ミラベル」は香りも微かですが「キルッシュ」のおかげで香りが立ったように感じます。ふた晩置き、フォイルを取るとしっとりと柔らかな香り高いケーキが出てきました。

 「ミラベル」でジャムも煮ました。 残りはサラダにも使います。「ミラベル」は信州でごくわずか栽培されているそうです。デリケートな果物で輸送に不向きと知りました。そこで「ミラベル」を我が家で育てられないかと苗木を探しました。見つけました!2月に庭に植えた一本の細い裸木でしたが、春の気温上昇で新芽が吹きました。 この「ミラベル」が実をつけるのは何年先でしょう。

 ウサギのケーキにナイフを入れるのは主人の帰宅を待ちます。今日の私のおやつは残った生地をカップで焼いた「イースターのミラベルケーキ」です。

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ケイタマルヤマのクッキー缶

2025年04月17日 | おやつ

晴、16度、78%

 昨日、郵便受けに小さな小包が入っていました。中には手のひらの大きさの「クッキー缶」、添えられたお手紙「ひと月遅れのおめでとう。」とだけ。古い友人からです。

 春らしい色合いの「クッキー缶」はデザイナーケイタマルヤマのお店のものです。ケイタマルヤマらしい花柄です。早速蓋をを取りました。 最近、可愛い缶にクッキーが詰まっている「クッキー缶」が流行です。桜がテーマかな?この缶。

  おやつに食べました。食べ終わってお礼の電話を入れました。久しぶりに聞く友人の低い声です。ひと月前の誕生日、彼女は素敵なカードをくれました。私が缶好きなことはよく知っています。お礼の後に「ケイタマルヤマを好きなこと知ってたの?」と尋ねると「だって、前にケイタマルヤマのハンカチを見せびらかしていたじゃない。」はい、確かにケイタマルヤマのハンカチを持っています。ケイタマルヤマのプリントは好きです。でも服となるとドレッシーで私のイメージではありません。傘とハンカチしか持っていません。久しぶりだったので話はあっちにこっちに。最後に彼女が「美味しかった?」即座に私「いまひとつよ。」頂いたものの味をいまひとつと正直に言える間柄です。

 でも、私わかっています。このひと月、彼女は私に贈るものを探してくれていたんだって。彼女は「この缶!」と思って求めてくれたはずです。

 今年は二度誕生日を祝ってもらいました。さあ、私も5月の彼女の誕生日プレゼントを探さなくては。 「ありがとう。」

 

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「すみれの砂糖漬け」デメル

2025年04月13日 | おやつ

雨、11度、87%

 お土産と言って手渡された小さな包み、素敵な紙の箱が出てきました。「すみれ」の絵が描かれています。一目箱を見ただけで中身を言い当てました。「すみれの砂糖漬け!」

 香港に渡る前のことですから1980年代の終わり頃です。「すみれの砂糖漬け」はスーパーの製菓材料の売り場に袋入りでぶら下がっていました。小粒の紫の「すみれ」でした。お菓子の飾りに使います。紫は「すみれ」黄色は「ミモザ」でした。カップケーキに乗せたり、もちろん食べることもできます。卵白と砂糖で固めた「すみれの砂糖漬け」です。ところが8年前帰国してどこにも「すみれの砂糖漬け」も「ミモザの砂糖漬け」も売られていません。ネットで検索しても出てきません。かろうじて、チョコレートで有名な「デメル」が作っているらしいのですが、日本では取り扱いがないと聞きました。

 「デメル」はパッケージの箱や缶の装飾も素敵です。手のひらより小さな箱の蓋を開けました。私が昔食べた「すみれの砂糖漬け」より倍近くも大きな粒です。 庭仕事の後のおやつにいただきました。口に含むと砂糖が溶け出して、「においすみれ」を彷彿とさせる香りがします。くどさのない甘みです。ダージリンの紅茶をストレートで一緒に贅沢なおやつです。オーストリアの「すみれ」は大きいのかなと想像します。

 昨晩、デメル「すみれの砂糖漬け」とネットに打ち込むとAmazonで取り扱っていることを知りました。そして、お値段を見てびっくり。こんな小さな箱で!大事なお菓子の飾りに使いましょう。

 以前、庭の「すみれ」で砂糖漬けを作ろうとしたのですが、うまく固まりませんでした。「ビオラ」でも作れます。自家製「すみれの砂糖漬け」もう一度試してみようかしら。ありがとう。

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よもぎ大福

2025年04月03日 | おやつ

晴、8度、84%

 庭の「よもぎ」が柔らかな新芽をつけています。「よもぎ」の匂いはいい匂いとは言えないかもしれません。新芽の先だけを取ってアクを抜く、ほろ苦い「よもぎ」です。 一年中庭の片隅に群生しています。春が目覚めるこの頃になると無性に食べたくなる「よもぎ」です。以前、私のプログを読んでくださっている方が、春の芽吹きものの苦さは冬の間身体に溜まった毒素を出してくれるのだと教えてくださいました。ゼンマイ、蕗のとうなどなど苦味を隠し持っています。

 よもぎ餅、よもぎご飯、よもぎパン。「よもぎ大福」を作りました。生で食べてもいいのですが、小さい頃から「あく抜き」と言われていたのが習慣になっています。指先は緑に染まり「よもぎ」が匂います。早く食べたいと餅をこねる手に力が入ります。私は「粒餡派」です。

 晴れていてもまだ気温が低く寒いとすら感じます。たっぷり入れた抹茶と「よもぎ大福」でおやつです。 今週末には気温も上がると聞きます。急に満開になった桜が見頃です。季節の恵み、庭の恵みをご馳走様でした。

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椿のお菓子「糊こぼし」

2025年03月14日 | おやつ

曇、8度、81%

 奈良東大寺の行事「お水取り」の期間前後、奈良で売られる和菓子があります。「糊こぼし」と名のある「椿」を模したお菓子です。「良弁椿」という僧の名をとった「椿」です。

 「お水取り」はニュースでしか見たことがありません。昼の茶宴、夜の松明を上げる僧たち、映像では流れませんが僧たちにとって大事な準備の一つが紙で作った「椿」を飾ることです。紅白の椿、由来は「良弁椿」です。

 「糊こぼし」というお菓子があることを知ったのは8年前のこと、以来毎年このお菓子を頂戴します。遠方のお菓子でもネットで買うことができる時代ですが、季節を違わず手元に届けられる包みを開けるたび、感謝の気持ちが広がります。

 姿可愛い「糊こぼし」 紅白の花弁の中、蕊は「黄身餡」です。甘さが抑えられた「糊こぼし」の蕊の部分を頬張るとほんのりと黄身の香りが広がります。

 「椿」が好きです。庭の「椿」も少しづつ開いています。その椿を座敷の縁側で愛でながら「糊こぼし」をいただきました。

 東大寺に飾られる紙で作った「椿」、この紙は、赤は「紅花」黄色は「ウコン」で染められているそうです.この紙を染めて東大寺に収めていたのは、染色家の吉岡幸雄さんでした。日本古来の染めを受け継いでこられた吉岡さんが急逝なさったのは数年前のことです。「糊こぼし」を見ると「日本の色」に想いを馳せます。家業を受け継がれたお嬢さんがおそらく今もこの「椿」の紙を染めていらっしゃるのではと想像します。

 緩み始めた寒さの中、好きな椿を見、美味しいお菓子をいただき、日本の色の持つ奥深さをぼんやり思います。

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「湯葉」でおやつ

2025年03月11日 | おやつ

雨、10度、84%

 「汲み湯葉」を買いました。持って帰るやすぐにおやつに「湯葉」を食べました。被せ茶と一緒です。贅沢なおやつです。「汲み湯葉」に何もつけずに口に運びます。大豆そのものの香りが口一杯に広がり柔らかな大豆の甘みが喉を下ります。目をつぶってその味を味わいました。「美味しい!」丁寧に「湯葉」を引き上げている様子まで目を閉じているので想像します。 小さなパックにこれだけです。久々の「汲み湯葉」に満足しました。

 一緒に買い求めた「木綿豆腐」にも期待が高まります。水気を取り、程よい大きさのダイスに切って皿に盛りました。「奴」も何もつけずにまずはお味見です。口に入れてもお豆腐の香りがしません。噛めばボロボロと口にあたります。もう一口、もっさりした「木綿豆腐」です。「絹豆腐」より硬いのは承知ですが、モソモソ、ボロボロ。噛み締めても大豆の香りがありません。そこでお醤油をたらり、お醤油の塩分で「木綿豆腐」にやや甘味が出ました。でも美味しいとは感じません。最後は「胡麻油」をかけて誤魔化して食べました。

 「汲み湯葉」と同じ店の「木綿豆腐」です。「汲み湯葉」が美味しかったの期待したのですが、残念なお豆腐でした。普通のお豆腐の2倍近いお値段です。手頃な値段の美味しい大豆を感じる「お豆腐探し」はまだ続きます。

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生麩のデザート

2025年03月08日 | おやつ

晴、6度、68%

 「生麩」が好きです。田楽とかお鍋に使うのが一般的です。私は生でお刺身のようにしていただきます。お祝い事には松竹梅に形作られた「生麩」をお吸い物や煮物に添えます。同じ「お麩」でも「焼き麩」とは全く違う食感です。青々しい笹に包まれた「麩饅頭」も餅の皮のようですが趣が違います。お汁粉に入れることもあります。強い味がほとんどない「生麩」は使い道色々です。

 そこで、デザートを作りました。小さなダイスに切った「胡麻麩」と「粟麩」に「メープルシロップ」を少しまぶして、薄焼きのクッキーの上にのせ、ホイップクリームを被せました。 手間いらずのデザートです。「胡麻麩」は黒胡麻の香り、味がしっかりしています。「粟麩」は主張しない味なのでいい塩梅です。 食べる時はクリームとつぶしたクッキーを和えるように食べます。「黒胡麻」がクリームやバターの味とともに時折顔を出します。これは美味しい!

 お刺身には「蓬麩」が一番と思っています。「蓬」とクリームやバターとの相性はどうかな?と想像中。グルテンミートの「生麩」です。栄養価も高いと聞きます。食べ方いろいろです。

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初めてのたこ焼き

2025年02月25日 | おやつ

晴、1度、70%

 初めて「たこ焼き」を作りました。30歳を越した頃から「粉物」と呼ばれる「たこ焼き」「お好み焼き」が好きではなくなりました。家族に請われると「お好み焼き」は作ります。外食の時にも「粉物」は避けました。おやつにと「たこ焼き」を買って家族が分けてくれる時も一つで十分でした。なぜ好きでないのか?考えたこともありませんでした。

 好きでない理由が急に頭に浮かんだのは数ヶ月前のことです。「ソース」です。ベッタリと掛けられた「ソース」が苦手だと気づきました。「ソース」がない「たこ焼き」を想像します。「美味しそうだわ!」家族に家で「たこ焼き」を焼くと話しても、「粉物」を好きでないと知っているのでまともに相手にしてくれません。私は真剣に「たこ焼き」を作るつもりです。

 まず「たこ焼き」を作る器具をどれにするか迷いました。卓上のプレートもたくさん出ています。鉄鍋、フッ素加工の鍋もあります。求めたのは鉄鍋です。 大勢で焼く時にはテーブルにガスコンロを置き焼くことができます。

 小さい頃から「たこ焼き」を焼いているのを見るが好きで、お店の前でじっとお兄さんたちの手つきを見てきました。自分だって焼ける!と昨日初の挑戦です。鍋に生地を流し込み、タコを真ん中に入れて頃合いを見計らってクルリ。簡単よと始たものの、クルリがうまく行きません。しかも個数がありますから手間とっていると横のもクルリのチャンスです。台所のレンジの前で悪戦苦闘しました。火加減の調整も必要です。手早さが肝心です。焼くだけでお腹が空きました。

 どうにか丸く焼けました。 もちろんソースなしで、パクパク。「美味しい!」粉の調合、焼き加減に課題がありますが、初焼きにしてはと満足。大きい「たこ」入りが食べたいとぶつ切りにしましたが、そこそこに大きいものの方がクルリと返しやすいと気づきました。

 数作ればもう少し上手く焼けるでしょう。ハマるな「たこ焼き」作り。鍋が油で馴染むまでクルリ、クルリと楽しみます。

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イタリアベリーのバターケーキ

2025年02月24日 | おやつ

小雪、2度、57%

 主人が持ち帰ってくれたイタリアのベリーの瓶詰め、どう使おうか悩みます。 ほんのり甘いシロップにブルーベリーなど3種類のベリーが入っています。色は真っ黒、タルトを作るには少なく、パウンドケーキに入れるには多すぎる。しっかり水分を切ったベリーを適当に合わせたバターケーキの生地に入れて焼いてみました。生地の量とベリーの量が半々ぐらいです。水気を切ったつもりでも焼くうちに水分が出ることを予想しています。生地の様子を見ながら粉を徐々に足しました。中温で時間をかけて焼きました。 バターの香りがしっかりの色黒いケーキが焼き上がりました。

 時間をかけて焼いたので、外はカリッと中はしっとりのケーキです。 バターの香りと共に甘酸っぱさが口に広がります。レーズンにはない爽やかさです。焼いている香りが紅茶やコーヒーでなくお茶と合いそうに思いました。緑茶の苦味がバターをさらりと流してくれます。小さく切ってカリッと噛めば柔らかな生地とベリーがプチプチ。

 お家で作るおやつに決まりはありません。寒い日のおやつは格別です。明日から少し気温が上がると予報です。もう少しで寒さを越えるかな?

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4本目のいちごのロールケーキ

2025年02月09日 | おやつ

曇、0度、62%

 いちごがたくさんあったので「いちごのロールケーキ」を作りました。1本目、「美味しいなぁ。」と食べました。次の日もまだいちごがあります。2本目を焼きました。この2本、つまり2日目の「いちごのロールケーキ」が美味しいと感じません。粉っぽく感じます。もっそりと重いスポンジです。クリームもボソボソ感じます。いつものレシピ、メモを見ないで頭に入っている分量で作りました。3本目を翌日焼きました。注意して焼いたつもりなのに、いまひとつ私は美味しいと感じません。生地の重さが抜けません。クリームも重く感じます。

 お菓子やパンで日常作るものはメモを見ずに計量も適当なところがあります。基本は卵一つとの割合で頭に入っています。作るからには美味しいと思える菓子やパンを作りたい、マンネリではありませんが家で作る菓子やパンに手軽に作ることばかり考えていたように思います。まだいちごがありました。

 4日目、4本目の「いちごのロールケーキ」を焼きました。泡立て方にも注意しました。軽いスポンジをと思うので「バター」は使いませんでした。しっとりさせるため「ミルク」の量を増やしました。クリームに使う生クリームの乳脂肪率を低いものに替えました。メモは見ませんが一つ一つの工程を確かめながら作りました。考えたら、こんなこと久しぶりです。

 焼き上がったスポンジにクリームと残りのイチゴを全部巻ました。 4日間、毎日1本。「いちごのロールケーキ」を焼いて、毎日1本食べました。いちごは「ショートケーキ」か「ロールケーキ」で食べるのが好きです。美味しいを考えて作る、慣れたものを作る時も作業一つ一つ、その意味を考えながらする、そういうことから遠ざかっていたように思います。

 家で作り、家の者が食べるお菓子や食事、慣れからくる「勘」も大事です。手早く作れることも大事です。最近の私は菓子作りに限らずどこか気持ちの上で「不精」していたと、「いちごのロールケーキ」が教えてくれました。

 4本目の「いちごのロールケーキ」、軽いスポンジ、口溶けよく後にくどさが残らないクリーム、美味しい美味しいと食べました。いちごはもう残っていません。

 お菓子やパンを誰にも習わずに家で家族のために作り始めて50年近くなります。もう一度、気持ち新たに作ろうと思ったこの4日間でした。

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