上達は二の次。

万年反抗期のまっみです

「反抗期・思春期に・・・」のつづきです。

小学校高学年になると、
一日の生活の中で、
ピアノを弾く時間を確保するのが難しくなったり、

ほかに興味のあることが出てきたり、

なんとなく大人の言うことを聞きたくなかったり、

家族の前でピアノを弾くのが恥ずかしくなったり、

それまでとは異なる状況がやってきます。


レッスン料金をいただいている以上は、
ピアノが上手になったらいいなぁと思うし、
お家でたくさんピアノが弾けたらいいなぁとも思う。

そのレッスン料金をご用意くださるお家の方も、
その分の目に見える成果が欲しくなると思う。

でも、この時期になると、
「お金をかけてピアノを習う＝ピアノが上手になる」
ではない子も出てくる。


お家ではピアノをあんまり弾かないのだけど、
音楽が好きで、教室で音楽に触れるために通っている子、

グループのお友だちに会うのが楽しみで
教室に通っている子、

中には、私に会うために通ってきている子も
いるかもしれない。

（はっきりとした調査はしてないけど）


私がレッスンに行くのだって、
もちろん、ピアノが上手になりたいからなのだけど、

それだけじゃなくて、
その先生方の感性に触れたいからというのは大きい


趣味で行っているヨガのレッスンだって、
先生のお人柄や、スタジオの雰囲気が好きで行っている。

レッスンだけでなく、家でもヨガをやったら、
もっと上達するのは分かっている。

先生にも「お家でもやってる？」って聞かれるけど、
首を振る私に、それ以上は何も言わずに
そっとしておいてくれる

ゆかり先生、本当にありがとうございます


「家で毎日やらないと、レッスンに来る意味がない」
「何年も通っているのに上達しない」
なんて言われたら・・・・・



目的は上達することだけじゃないのです。

仕事に関わるピアノのことは、
上達が第一だけど、
趣味のヨガは、上達は二の次なのです。

もちろん、上達したらうれしいけど、

ヨガをしている時間、
先生のお話を聞く時間、
ステキな空間でほっこりする時間、

そういうことが、重要なのです


教室でも、
年齢が上がるともに、
「もっと上手になりたい！」と

忙しい時間の合間を見つけて
練習に励む子もいます。


でも、ときどき

レッスン時間のほとんどをおしゃべりに費やす子や

家ではまったく練習をしないで、
週１回のレッスンで練習するだけで曲を仕上げる子がいます。


それは、生徒自身も納得してのことなのだけど、

お家の方にご相談すると、

「それでいいです。
　本人が、それを必要としているのなら」と

言ってくださり、

ほかの子と同じレッスン料金をいただいて、
レッスンを継続していくことができます。


それには、
金銭的な余裕、
時間的な余裕、
お家の方の送迎をする余裕などが
なければできないことなのだけど、

その時間を「必要なこと」としてとらえてくださったことが、
とてもありがたく、

そして、素晴らしいことだと思いました



思春期だけでなく、
社会人になっても続けている生徒や
大人になってから教室に通われてる方たちも
同じなのかもしれない。




　　　　　　　　　　　　　　　　

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