埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

楽譜は、1/100の音楽。

2013年09月04日 | ピアノを弾く
ただいま、
おうちコンサート便としてご依頼いただきました枝折りmusic
おうちコンサートで演奏する「ダイスキ」の仕上げに向けて、
楽譜の清書をしています

私は、五線ノートに、まずザックリしたメモ的なもの
(メロディーや、コードや、ここはこのベース!とか)を書いて、

曲の仕上げ段階に来たら、
ブレーメンの五線紙に清書しながら、
即興的に弾きたいところ以外、細かいところまで書き込んでいきます


今回の2曲とも、楽譜にするのに苦労した箇所がありました。

私は、リズムも聴音も好きなほうなので、
聞こえた音やイメージを書くことは得意なほう。

イメージにあるコードが分からなくて、
書けないというころはあるけど・・・


なのに、


私、どういうリズムで弾いてる?
どういうリズムで歌ってるの?

というくらい分からないところがあって、

1と2と3と・・・とかやっても、とれない


あれこれやって、なんとか楽譜には収めました



が・・・・・



その楽譜を見ると弾けない・・・



楽譜にすると、確かにその通りなのだけど、
なんだかイメージと違う。


とっても窮屈そうに見える


取りにくいほどの細かいリズムだから、
窮屈なんだけど、

そんなイメージで弾いたり歌ったりしてなかったから、

型にはめられてしまった感じ・・・。



それで思ったのです。

世の中の、歴代の作曲家たちは、音楽のルールにのっとった記譜では、
伝えきれないものがたくさんあるんだって。


楽譜は、その音楽の1/100くらいのものなのかもしれない。


でも、伝え残していくには、
楽譜という手段しかないから、

そのルールの中で、最大限伝わるように、
それぞれの作曲家たちが、頭を悩ませながら書いているのだろう。


だから、楽譜は大事なもので、
一音たりとも、一語たりとも、見逃してはいけないのだけど、

それに縛られたら、1/100の音楽になってしまう。


その楽譜から、100倍に拡大した音楽をイメージして
楽譜を読む必要があるんだ。


そのためには、
知識も必要だし、感性も必要。

テクニックも、音色の引き出しも必要で、

洞察力も、集中力も必要。


ほかには何かな・・・


喜怒哀楽に、妬み嫉みも必要かも。

ポジティブな自分も、ネガティブな自分も。


歯をきれいに磨くことや、
床をきれいに磨くことも必要かな。

たまには、お皿を割ることも、
ときには、ドアをバタン!と思いっきり閉めることも、
役に立つのかも。


そんな、いろんなことを使って、

聴こえてくる音楽を待ち受けたいし、

楽譜から音楽を拡大していきたい。



私は何倍にまで拡げることができるのだろうか・・・。



                

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