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日暮里・舎人ライナー 330形電車~混雑対応はゆりかもめと酷似している感が…

2015-10-10 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

今日MAKIKYUは所用で東京都心へ足を運ぶ機会がありましたが、その際には都営交通乗り放題の乗車券を用いていた事もあり、通用路線の一つにもなっている新交通システム、日暮里・舎人(Nippori-Toneri)ライナーにも乗車したものでした。

日暮里・舎人ライナーは2008年に開業した比較的新しい路線で、同じく23区内を走る新交通システムのゆりかもめとよく似た雰囲気の車両が走っている事は、ご存知の方も多いかと思います。

使用車両がよく似ているだけでなく、人の多い東京23区内を走る路線と言う事もあってか、開業時見込みよりはるかに多くの利用があり、想定外の混雑対策に追われている事も共通しています。

ゆりかもめは開業当初、片開きドアでクロスシート主体の車両を導入したものの、近年になって初期車両代替で導入した新型車両は両開きドアでロングシート主体、乗降性や立席空間確保に力点を置いた車両になっており、一般的にはこの様な仕様変更はサービスダウンと受け取られる事が多い中、路線の性質も影響してか逆に高評価が多い様です。

日暮里・舎人ライナーは開業からまだ日が浅い路線だけあり、開業当初に導入した車両も代替時期には差し掛かっていませんが、増備車として今年導入された新型車両は別形式、ゆりかもめの新車とよく似た傾向の車両になっており、形式名も既存車両は300形ですが、新型車両は330形となっています。


今日(10日)から運行開始の旨が公式HPでも公表され、運行開始したばかりの新車に乗車しようと目論むファンも多数見受けられる状況でしたが、MAKIKYUもその一員で、今日夕方に早速乗車したものでした。


この新型車両・330形は車両スペックだけでなく、車内の雰囲気なども色彩を除くとゆりかもめの新型・7300形とよく似た雰囲気になっており、棒状のLED蛍光灯などはデザイン的にも好印象と感じます。


セミハイバックといった雰囲気のロングシートも、ゆりかもめの新型車両を連想させる雰囲気、最前部だけクロスシートの展望特等席になっているのも同様で、既存車両と同様に「終点で引き続いての乗車はできません」という案内も貼られています。


最新型車両らしくドア上にはLCDモニターによる案内装置が設置されており、こちらは路線バスや地方ワンマン列車などで最近よく見かける2分割タイプ、機能的には様々な情報を表示案内する事が可能かと思います。

ただ次駅案内などは日英2か国語のみ、観光客の利用が多く見込まれるゆりかもめとは路線特性が異なる面もあるとは言えども、後発にしては物足りない印象も…と感じたものでした。


また最近各地の鉄道において、車内の何処か1箇所だけピンク色の♡型つり革を設置する事が流行していますが、この新型車両でも中間車で1箇所だけ設置されており、人気の展望特等席などが注目される車両かと思いますが、こちらも何処にあるのか探してみると、新車乗車の際の楽しみが更に増えるかと思います。

旅客需要が旺盛な上に、車両を増備すればまだ増発余地がある路線かと思いますので、今後も輸送力増強目的などで編成数が増え、姿を見かける機会も多くなる事が推測されますが、今後の活躍にも期待したいものです。

またクロスシート主体の既存車両や、同じ東京23区内を走り様々な点で共通点が見受けられるゆりかもめの新型車両などと乗り比べてみるのも面白いかと思います。

特に日暮里・舎人ライナーは普通運賃こそ決して割安とは言い難いものの、他の都営交通と共通の1日乗車券各種は比較的値頃感がありますので、首都圏各地にお住まいでこの記事を見て興味を持たれた方は、是非足を運んでみては如何でしょうか?



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