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南部バス・八戸市内を走る旧年式車~まだまだ多数が市内を走る姿が…

2008-03-18 | バス[東北]

   

先日MAKIKYUが八戸を訪問した際には、八戸市内を動き回るのに「八戸えんじょいカード」と呼ばれる八戸市営バス(全線)・南部バス(市営バス競合区間をはじめ、八戸市内を走る一般路線の大半や八食100円バスなど)・JR八戸線(八戸~種差海岸)が乗車可能で、700円という一日乗車券(JRみどりの窓口などで事前に引換券を購入し、利用日かその前日に八戸駅などで乗車券に引き換え)を利用したのですが、八戸市内を走る路線バスは整理券方式を採用しており、八戸駅~中心街をバスで移動するだけでも310円かかります(市営・南部のどちらでも:他に便数は少ないものの十和田観光電鉄のバスもありますが、こちらは八戸えんじょいカードの対象外ですので要注意です)ので、かなりお値打ち感のあるものでした。

また「八戸えんじょいカード」でMAKIKYUが八戸市内の路線バスに乗車した際は、八戸市内をはじめ、その周辺の階上(はしかみ)・五戸・三戸などへ向かう路線なども運行する南部バスにも何度か乗車したのですが、南部バスでは今でもモノコックボディを採用した昭和50年代後半(概ね57~58年式)の旧年式車が多数走り回る姿を目撃し、またMAKIKYUも2回程乗車(八戸営業所と五戸営業所の車両に1回ずつ)できました。

現在南部バスで活躍するモノコックボディの路線車は、同社が専らいすゞ車のみを導入している関係もあり、元京浜急行のK-CJM500と呼ばれる形式の車両ばかりで、モノコックボディの路線バスとしては末期の車両ですが、この手の車両は排ガス規制の影響などで、車両使用年数に限りがある大都市圏では随分前に姿を消しています。

それどころか最近では地方でも大都市圏から比較的状態の良い中古車両の流入などで淘汰が進んでいますので、今では地方を訪れても、見るからに古めかしいモノコックボディの路線バスに乗車する機会自体が非常に限られる状況で、数年前であれば旧年式車がゴロゴロしていた隣県の岩手県交通でも今では…という状況です。

ちなみに南部バスで現在活躍するモノコックボディの車両は1タイプのみですので、外観は車両の状態(割合綺麗な車両もありますが、中には錆が目立っている車両も散見されます)を除くと、どの車両もさほど大きな違いはないのですが、車両によって前面左下の運賃支払方法表示窓の有無といった違いがあり、車内の座席も一見したところでは、座席背面が金属製になっている厚さの薄い座席の車両(首都圏でも東武などは、比較的最近までこの手の座席を採用した車両が走っており、今でも同社中古の車両などでは比較的よく見る事が出来ます)が主体の様でしたが、MAKIKYUが五戸営業所の車両に乗車した際は一般的な形状の座席(異様に軟らかい感触が特徴的でした)となっており、同じように見える車両でも幾つかのバリエーションが存在しています。

またこの記事を見て、モノコックボディの旧年式車をはじめとする南部バスに乗車したいと思われた方は、八戸駅にも運が良ければ出没するのですが、同駅は市内中心部から結構離れていてバスの運行本数も限られますので、八戸市内を走る路線をはじめ、近郊の階上や五戸などへ向かう路線など、南部バスの大半の路線が起終点としているラピア(ショッピングセンターの名前です)へ行くと、今なら路線を選ばなければ比較的容易に遭遇できます。
(三戸方面へ向かう路線では出没を確認していませんが、MAKIKYUが八戸へ出向いた2日間だけでも、八戸営業所・是川団地・階上・五戸などへ向かう便での充当を目撃しています)

ただラピアは八戸駅からは結構距離があり、バスの便数も限られますので、MAKIKYUとしては本八戸駅からバスでアクセスするのがおススメ(南部バス以外に市営バスもあり、どちらも八戸えんじょいカードで乗車可能です:またラピアの最寄駅は小中野で、一応同駅から徒歩でも行けない距離ではありませんが、バスでのアクセスは本八戸の方が至便です)で、本八戸駅でラピア行きの南部バスを待っていれば、運が良ければ狙わずともモノコックボディの車両に遭遇できるかもしれません。

とはいえ南部バスでも比較的年式の新しい中古車両(それでも大都市圏では古参の部類ですが…)をはじめ、中型の新車(ERGAMIO)の導入も進んでいますので、走り回っている車両の数や遭遇頻度を考えると、すぐに全廃となる可能性は低いと思いますが、この様な車両に容易に遭遇できる状況はそう長く続かないと思われ、最近の路線バスとは大きく異なる独特な走行音や雰囲気を存分に堪能できるのも今の内です。

また八戸は首都圏を基準に考えると結構距離がありますが、新幹線を使えば比較的容易にアクセスする事が出来ます(それも閑散期であれば割安価格で行ける旅行商品がびゅうプラザなどで販売されます)ので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も興味がありましたら八戸を訪問され、南部バスの旧年式車に乗車してみては如何でしょうか?

写真は外観と車内の様子(写真はMAKIKYUが八戸営業所のバスに乗車した際のものです)です。



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