今日3月15日はJR旅客各社をはじめ、全国各地でダイヤ改正が行われており、小田急線も地下鉄千代田線直通の新型ロマンスカー・60000形MSEの運行開始や、江ノ島線相模大野~大和間における大幅な初電繰上げ・終電繰下げ(これに伴って従来はなかった大和発着列車が設定)といった動きが注目されています。
ただ一方では小田急の車両が直通運転を行っている箱根登山鉄道線・小田原~箱根湯本間を走る通勤型電車(現在は小田急車両のみ)は、風祭駅のバリアフリー化工事完了も関係して4両編成のみの運行に変更(今までは主に6両編成が入線)されています。
これに伴って新宿からの直通急行は廃止され(ごく僅かに新松田で分割を行い、7~10号車が新松田から各停箱根湯本行となる急行列車はありますが…)、永年当たり前の光景として見てきた「急行 箱根湯本」という行先は見納めになったと共に、風祭駅での1両のみドア扱いという異例の扱いも廃止となった事から、これに関係する表示も恐らく見納めになっているはずです。
(残念ながらMAKIKYUはまだ箱根登山線どころか、ダイヤ改正以降の小田急線にすら乗車できていませんので、状況は確認できていないのですが…)
この事に関しては、先月末に風祭駅の現状について記した記事を掲載しましたが、今日は今ではもう…という箱根直通急行や、風祭駅での1両のみドア扱いに関する案内など、つい先日までは当たり前の光景だったシーンで、先月末に取り上げなかった画像を幾つか取り上げ、箱根直通急行や風祭駅での異例のドア扱いに関して振り返りたいと思います。
箱根湯本駅に停車中の3000形急行、「風祭駅では最後尾車両のみドアが開きます」という案内看板にも注目です
まもなく箱根湯本駅到着、今も狭軌(1067mm)と標準軌(1435mm)の3線軌条が残る区間を走る、今となっては登山線に乗り入れない3000形急行
小田原駅7番線の番線案内、「風祭駅では先頭車両のみドアが開きます」という赤文字での標記は今では…
「急行 箱根湯本」行の行先を表示した3000形・8000形・5000形、一部は数年前の画像ですが、種別部分に注目すると共に、車両によっては現在姿を大きく変えた車両も…
今日は箱根急行に関して、簡潔に取り上げてみましたが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、この画像に関する感想をはじめ、箱根直通急行に関する思い入れなどありましたら、コメントも是非どうぞ。
現在でも、
運用して
いますか。
つい先日小田急グループ ブランドマーク付きの編成に乗車した位ですので、まだ今ならそれなりの数が走っていますが、5000形(5200番台も含む)は現在廃車が進んでいますので、数年後には見られなくなると思います。
また今後コメントを投稿のされる際は恐れ入りますが、なるべく改行時に空白が生じないようにして頂きますようお願い致します。
(携帯からの投稿で対応できないなど、何らかの事情がある場合、その旨を記して頂ければ結構です)
平日ダイヤは4両、休日ダイヤは6両のままでもよかったのではないでしょうか?
箱根方面は観光輸送の比重が高く、観光輸送は波動性が大きいですので、一時的に混雑が激しくなり、小田原~箱根湯本間の各駅停車は4両では結構混雑していると感じる事もあるかと思います。
また同区間は以前急行が6両で小田急線から直通しており、現在でも6~7両(或いは7両相当の連接車)の特急ロマンスカーが走っている事などを考えると、今の各駅停車も…と思う事もあるかと思います。
これらの事だけを踏まえれば、以前の様に風祭駅で係員によるドアコック扱いで各駅停車の6両運転を…と感じるかと思いますが、現状では小田原駅の旧登山電車ホーム部分に新設された登山線内折り返し電車用ホームが4両分しかなく、また箱根湯本駅のロマンスカー発着ホームと反対側の狭軌ホームも4両分に短縮されているなど、物理的に厳しくなっているのが現状です。
箱根湯本発着列車を休日昼間は全て小田急線直通として登山線内折り返しホームを使わない事や、箱根湯本駅を以前の状況に戻す(ホーム幅が今より狭くなります)等を考えると、多少の混雑が見受けられても現状維持の公算が高く、登山線直通を以前の6両編成に戻す事は難しいかと思います。