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装いを改めた阪神9000系~最新鋭1000系とはちょっと見ただけでも…

2008-04-13 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]
 

先日MAKIKYUが関西へ出向いた際は、まだ開業してから日が浅いJRおおさか東線や京都市営地下鉄東西線延伸区間へ乗車をはじめ、様々な鉄道を利用し、また慌しい行程ながらも、幾つかの路線バスにも乗車してきました。

そのため取り上げたい記事は山ほど…(それに18きっぷなどで廻った他の地域も…)という状況ですが、今日はその中でも阪神電車に乗車した際に見かけた、9000系電車に関して取り上げたいと思います。

この車両は以前「MAKIKYUのページ」でも取り上げた普通用の5500系と呼ばれる車両(MAKIKYUは勝手に白胴車と呼んでいますが…)を取り上げた事がありますが、5500系と同じく未曾有の大災害となり、阪神電車も甚大な被害を蒙った阪神大震災の直後に登場しており、5500系の優等版とも言える存在です。 

ただ9000系は阪神大震災で被災して廃車が多数発生、車両不足となった分の補填を兼ねて急造されたという事情もあって、車体がステンレス製となっているのが大きな特徴で、赤と黒の帯を巻いた装いで登場していますが、阪神で現存するステンレス製車両は他に最新鋭の1000系のみですので、非常に目立つ存在です。

内装もほぼ同じ時期に登場した普通用の5500系と類似していますが、座席のモケットは赤系統(5500系は青系統)となっており、これは乗車したら直ぐに普通車と識別できるという意味でも優れていると感じたものです。

あとこの車両は製造当初から、西大阪線なんば延伸(それと共に路線名も…)&近鉄直通開始の暁には、近鉄直通列車にも使われると言われており、新形式1000系が登場した今日、何らかの動きがあるかも…とMAKIKYUは思っていましたが、先日阪神尼崎駅を利用した際には、ステンレス車体にオレンジ帯の車両が留置されている姿を発見し、1000系にしては妙な感じが…と思いよく見ると装いを改めた9000系でした。

MAKIKYUは慌しく動き回っていた事もあり、短い時間の中で稼動している姿は見かけませんでしたので、車内や下回りなどにも変化が生じたのか否かは分かりませんが、見慣れないと随分奇妙な感があり、最新鋭の1000系と並ぶと、装いを改めた9000系は銀色とオレンジ色ながらも、1000系とは塗り分け(カラーテープですが…)が異なる事もあって、ちょっと見ただけでも何となく違う…と感じるものです。

それと現在の阪神電車では最大両数が6両に限られ、6両固定編成の9000系は他形式と連結する事はありませんが、今後なんば延伸&近鉄直通開始の暁には、1000系と併結した8~10両編成での運行も想定され、両者が競演する姿も早く見てみたいと感じるものです。

また阪神の最新鋭車両・1000系に関しては、先日乗車する機会に恵まれましたので、こちらに関しても近日中に取り上げたいと思います。

写真は先日尼崎駅で撮影した、装いを改めた9000系(左側は最新鋭の1000系です)と、以前MAKIKYUが関西方面へ出向いた際に遭遇した9000系(登場時の赤と黒の帯を巻いた塗装:同一編成の以前の姿)です。