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28日に運行を開始した大井町線急行と、新形式6000系車内の様子

2008-04-09 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

  

去る3月30日には首都圏で横浜市営地下鉄グリーンライン、都営日暮里・舎人ライナーが相次いで開業し、これらの路線に既に乗車された方も多いと思いますが、その2日前には東急大井町線でダイヤ改正と共に、待望の急行運転が開始されています。

この急行列車は既存の大井町線列車(5両)より1両長い6両編成で運行されていますが、この急行列車はインパクトのある外観が特徴的で、「MAKIKYUのページ」でも既に1度取り上げた新形式・6000系を用いて運行していますが、大井町線の急行は6000系のみで運行され、また6000系の運用が原則的に急行に限られる事もあり、この車両が走る姿自体が、新たな列車が走り始めた事を強くアピールするものとなっています。

この新型車両は東急他線の新形式各車両と同様に、ドア上にLCDモニターによる案内装置が設けられており、このモニターで「大岡山の次は自由が丘にとまります」といった表示や、既存の普通列車より1両長い6両編成である事を示す表示が出ているのを見ると、旗の台駅で行われる緩急結合などと共に、大井町線も随分変わったものと感じさせられます。

またこの急行運転用に導入された新形式・6000系は近年の首都圏では一般的な、ステンレス製の低コスト形通勤車両ですが、内装も白を基調とした化粧板は柄入りのものを採用しており、車端部分ではアクセントに木目を用いており、ドア部分も化粧板仕上げとなっています。

そのためシンプルな印象で標準部品を多用した低コスト形車両ながらも、最新型でも相変わらず無地の化粧板を用い、安っぽさが否めないJR某社の通勤車両などとは大きく異なる点は評価できるもので、同じ製造メーカーが新造しても、随分格差があるものと感じてしまいます。

またほぼ同スペック(車体長20m・4ドア)の東急他路線で使用している新型車両にも言えますが、内装を路線毎に作り分け、この車両ではモケットを大井町線のイメージカラーであるオレンジ色としている点も特徴的ですが、この点も「何処の路線に乗っても帯色が違うだけ」という印象が強く(厳密には違いもあるのですが…)、画一的な印象を強く受けるJR某社の車両(某社レンズ付きフィルムに良く似た名称で呼ばれる事が多いですが…)にも見習って欲しいと欲しいと感じてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?

写真は6000系の外観(この写真は既公開記事でも使用)と車内の様子、新たな列車が走り始めた事を強く実感させられる車内LCDモニター表示(ドア上に設置)です。