みみずく医者の備忘録

名古屋市名東区の内科開業医です。日々の出来事や診察室でのエピソードなどを織り交ぜて綴ります。個人的なメモ代わりです。

胃がん検診に内視鏡推奨

2015-08-01 06:06:39 | 消化器科
胃がん検診に内視鏡推奨 厚労省検討会、乳がんはマンモ単独も
厚生労働省のがん検診のあり方に関する検討会は平成27年7月30日、市区町村が行う胃がん検診について、これまで40歳以上で推奨してきたエックス線検査のほか、内視鏡検査も推奨するとの提言をまとめた。
検査はいずれかの方法で行う。
ともに対象は50歳以上、間隔は2年に1度とした。
 
乳がん検診はこれまで、40歳以上を対象に2年に1回、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影検査)と視触診の組み合わせを推奨してきたが、マンモグラフィーだけでもよいとした。
 
厚労省は今後、提言に沿って通知を出す。
早ければ来年4月からの検診に反映される見通し。
 
胃の内視鏡検査は死亡率を下げる証拠があり、エックス線検査に比べて、がんを確実に見つけることができるとした。
ただ、のどの麻酔によるショックなど、内視鏡検査に伴う危険に対処できる体制が必要だとした。
 
乳がん検診では40代の場合、マンモグラフィーに超音波検査を併用するとがんの発見率が上がるとの研究があるが、提言では死亡率が低くなるか引き続き検証が必要だとした。

出典
日経新聞・朝刊 2015.7.31
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