まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

桃の摘果

2010-06-04 22:53:45 | 
桃の摘果は生り過ぎている幼果の数を制限し、良い実に養分を集中させ甘く大きな果実にするためです。
その為に摘果する実は虫等に刺されて傷ついているものを一番先に落とし次に枝の上側に付いているもの、枝の付け根や枝先で袋掛けしにくいものです。
最終摘果では15cmの枝3本で1個の割り、30cm程度の枝なら1個、45cm程度で2個、60cm程度で3個以内とします。
どの実を残すかであるが写真のように大きい物が良いように思われるが、右側の実は大きいが割れ目線が中央を分けるよう真中にあるので、核割れ果の異常果の可能性が非常に高いので摘果します。左の実は割れ目線が右に寄っており4分6になっている。


水平に切った所

割れ目線が中央にあるものは写真上のように核が割れて2つ入っている。下は割れ目線が4分6に入っているので核は1つで正常果です。
上のものは実が大きくなり核が硬くなると核が割れ、付け根部分の割れるので雨水等がしみ込み核部分から傷みだします。摘果では核割れ果と思われるものは惜しまず摘果します。

ブドウのジベレリン処理

2010-06-04 06:34:54 | ブドウ
種無しブドウを作るにはジベレリン処理をします。
巨峰系ブドウの場合、花房の先4cmぐらいを使います。
種無し処理には、1回目は満開から3日内に25ppmのジベレリン液に花房を浸け浸け無核化します。2回目は10日から15日の間に同様の液にフルメット5ppmを加えた液に少し大きくなった果房を浸け果粒の肥大を図ります。

ジベレリン処理は各花房の適期に2度行いますが、処理を確実なものにするために花房の上部に2つの枝を残し、1回目の処理をすると1つの枝を切り落とし処理済みのものと未処理のものを区別します。念のためにジベレリン液を食紅で薄く色づけして、さらに処理を確実にします。