まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

キウイフルーツの剪定

2009-01-16 14:26:14 | キウイ
剪定前

キウイ棚はは6m×12mでこれ以上大きくもできず、1本のキウイ雌木と棚の外に1本の雄木を植えている。
昨年夏から枝は伸び放題で徒長枝は5m以上になり、他の枝に巻きつきジャングル状態。

剪定後

キウイの花芽が着く基本
 1.前年のびた枝の葉の付根部分(葉腋といいます)に花芽が形成されていて、今年ここから伸びた枝に花が着く。
   今年発芽後、伸長・展葉しながら、基部から3~8番目の葉腋(節)に花が着きます。
 2.前年に花の着いた部分(節位)には芽が形成されない。今年ここから枝は発生しない。
キウイ剪定の基本
 1.昨年伸びた新しい枝に更新する。(一昨年より前の枝からは花芽の着いた枝は出ない)枝は外へ外へと広がっていくので、棚全体に着果させるには中央から新しく出た枝を利用する。
 2.昨年伸びた太い枝・徒長枝は花芽を持っていないことが多いので切り捨てる。
 3.昨年に伸長した着果枝で1.5mに満たないものは基部から切り捨てる。
   基部から8節目までは芽が出ないと思って良い。
   9番目以降でも充実した枝は12から13節で切り返す。
 4.今年の着果枝の間隔は40~50cmになるように配置誘引する。
   十分な間隔が取れない場合は古い太い枝も含めて切り捨て若返りを図る。
今年の着果枝の配置


キウイ雄木


雄木は実を着けないのでとにかく元気。畑の端で肥料もやったことも無いのに、一夏で5m以上の枝が無数に出て雌木に覆いかぶささる。
雄木は花粉のみ必要なものだから、棚に這わす必要も無いので弱い短い枝を残し、太く元気な枝は全て切り落とす。
6月に花が咲き終わったら、今年のお役目終了。雌木の邪魔にならないように枝を少なく剪定する。