まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

色ずきが遅いゴルビー

2008-09-30 10:29:27 | ブドウ


収穫・出荷作業の急がしからか、随分ブログのアップが遠のいてしまった。
ブドウは黒系統の巨峰、ピオーネ、藤稔と直売所で販売したが、赤系統の安芸クイーンは房の出来上がりが良くなく出荷できなかった。紙袋内で房から粒が外れたり裂果して腐敗しブドウの房として耐えられない姿である。
原因その1
潅水不足か潅水方法が悪いのか、急激な果粒の肥大に外皮がついて行けず裂果するようだ。
このゴルビーも果粒の頂点部分に裂果が出ている。
原因その2
種なしにするジベレリン処理をすると穂軸や果軸が硬化します。摘粒時に1房30粒ぐらいに込み合った粒は捨てますが、粒と粒の間隔がなくくっついていると、果粒が肥大してくると普通の場合は、空きのある方向に果軸は曲がりますが、ジベレリン処理で果軸が硬化しているため曲がらず、粒の付根部分が剥がれ、脱粒や裂果の原因になります。
赤系ブドウは気温が高いと色ずきも悪く栽培が難しい。