まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

連作障害防止の天地返し

2015-01-31 21:21:41 | トマト
トマトは連作障害が出やすい野菜です。
露地栽培なら植えつける場所を換えれば簡単ですが、ビニールハウス栽培ならハウスを移動させない限り、連作になってしまいます。
そんな場合、天地返しをし極力連作障害が出ないようにしています。
この方法で堆肥を多く入れることと、接木苗を植えつけることで4~5年は何の問題もなく同じ場所で作っています。
トマトの根は7~80cmの深さまで伸びています。

1m(スコップいっぱいの深さ)程に掘り、そこに上土を50cm程埋め戻します。下土50cmを掘り埋め戻した上に積み上げることで天地返しをします。
ユンボ重機があれば簡単な作業ですが、手作業は大変な重労働ですが、これもカロリー消費のため。
この天地返しの時に苦土石灰と堆肥を混ぜ込むことで土壌改良も合わせて行います。

キウイの剪定

2015-01-26 21:08:09 | キウイ
キウイメス木の剪定前

キウイの剪定は2月中には済まさないと、切り口が枯れ込まず、根が動き出したら樹液が切り口から流れ出し止まらず、木を弱らせてしまいます。ブドウも同じですが、つる性の木は早めに剪定を行う必要があります。
キウイ棚の大きさは12m×6mでメス木を全体に配置していましたが、夏に伸びた徒長枝は他の蔓に巻きつきジャングル状態です。
今年も棚いっぱいに良い実を成らせるためには、木を若返らせ花芽を持った若い枝を棚全体に配置することです。
剪定のポイントは
1 昨年に伸びた太い徒長枝を主枝の基から切ります。
2 昨年に実を成らせた枝でその先が短い短果枝は基から切ります。
3 棚全体の枝が少なくなってきたら、若い枝を配置しながら剪定を重ねます。
4 若い枝が少ない場合は、昨年実を成らせた枝でも実を付けた先が1m程伸び充実した花芽を持っている枝を結果枝として使います。

5 キウイは蔓の節から新芽を出しますが、花芽を持った節の見分けは、昨年葉を付けておりその節跡が大きく盛り上がっているものです。その節から出た蔓に葉を付け4個程の実を成らせますから、節を多く残しても蔓の先端等強い2~3の芽からしかでませんから、節が3~4個50cm程度で切り結果枝とします。
6 結果枝の配置は、他の結果枝と50cm程度の間隔とします。混み合っている場合は結果枝は基から切りますが、その基の枝が他の結果枝で無い場合はその基の枝も基から切ります、更にさかのぼって基から切ることで、太い枝を切ることで若返らせます(切り戻し)。
7 切り過ぎるくらい切っても、切り過ぎたという失敗はありません。花芽を持った枝が適当に残っていれば十分過ぎるくらいに実を付けてくれます。
キウイメス木の剪定後

キウイ雄木の剪定

2015-01-21 13:50:29 | キウイ
キウイ雄木剪定前

キウイの雄木は雌木に受粉用に花粉を提供することです。
雄木が300メータ以内にあれば、その木の花粉で受粉が可能であるとも言われています。
キウイ棚には雌木をはわせ、雄木は棚の外で数本の枝があり、花がある程度咲けば十分です。
実を付けない雄木は肥料を与えなくても、沢山の徒長枝を伸ばします。
それらはバッサリ切ります。
雄木剪定のポイント
1.花を咲かせそうな枝は、昨年葉を付けていた節の膨らみが充実している芽を5個残して先端を切る。
2.残す枝は鉛筆程度の太さで昨年伸びた枝、それより太いものは基部には良い芽が無く、1メータ以上もの先にしか充実した花芽が無いため、良い枝で無いので基から切る。
3.残す枝の数は雌木の1%もあれば十分で、5~10本の枝が重ならないように配置。
4.雌木の枝の方向に雄木の枝を伸ばさない(メス枝が負け枝になる)

キウイ雄木の剪定後

冬剪定と同様夏剪定を行い、雄木をはびこらせない。放置しておくとメス木に巻きついたりし棚をみだすことになる。