まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

梨の開花

2012-04-26 06:53:36 | 
桃の花より遅れること3日であるが梨の花が咲いた。
桃同様でこの花全てに小さな実がつく。
この先50~100分の1に実を落とさないと大きな梨にはなってくれない。


1つの蕾の中には7から8個の花と葉芽が入っていて、これが一斉に伸びだす。
これは木にとっては相当な負担でかなりの貯蔵養分を使い果す。
桃同様に摘蕾すべきであるが、葉芽も落とすことになり葉の付かない枝ができる。
一箇所から7から8出ているはなを切捨て若葉を残すのがよいように思うが大変な作業である。
冬の剪定で混み合ってる枝や蕾はかなり切ったが、まだまだ剪定が弱い、
木の負担と摘花の大変さを考えれば剪定の重要さが分る。


桃の花の摘花

2012-04-20 11:08:03 | 
良い実を生らすためには、剪定、摘蕾、摘花、摘果数回繰り返すことで、一枝に1~2個の実に仕上げます。
摘蕾を省いたのは、蕾には花芽と葉芽になる蕾があるが、その見極めが非常に難しいからです。
写真で分かるように一枝に2~3しか付いていない葉芽になる蕾を、摘蕾してしまうと枝の葉芽が無くなり、その枝に実残しても良い桃にならないからです。
葉芽を多く残し、花芽を落とすことですが、摘蕾より花蕾を優先させる訳です。
桃は特殊なものを除き、自家受粉しますから花が咲けば実が付きます。その分、木の養分を失います。
余分な実は付けささない、それが摘花です。


摘花は実の生らせたくないところに付いている花を落とすことです。
①枝に付いてる上向きの花、②枝の付け根付近の花、③一箇所に2個以上の花は1つに、
④葉芽の最端先より先に付いている花(葉のないところに実が付く)、⑤沢山花が付きすぎている花
花は広げた傘の上に落とし、桃の花粉取りにすると良いとテレビで桃農家の紹介があったので、試してみることにした。
うまく花粉が取れたら、来年花が咲いたとき花粉付けを試してみよう。


トマトの定植

2012-04-20 10:04:01 | トマト
購入した小苗を一ヶ月間4号ポットで大きくした。
1段目花房の花が1つ以上咲いたものから定植する。
3~4月の気温が低かったことと、温度管理が十分できないので、ハウスを開けたままにしておいたので
花が咲くまでに1ヶ月は掛かり過ぎである、その分根がぎっしり張っていて根鉢がしっかりしているので植えつけやすい。
この植え付け時の水が最初で最後の水に出くるか。
活着すれば水を切り甘いトマト作りを目指します。



石灰硫黄合剤による冬季消毒

2012-04-05 08:49:15 | 
桃の縮葉病、梨の黒星病等の予防には発芽直前に石灰硫黄合剤で、
越冬している病原菌を減らしておくことが、発病予防の上で欠かせません。
病原菌は芽で越冬しており、燐片が緩んだときが殺菌効果が大きく
新芽に対する影響も最小限に留められるので、通常は3月中旬に行っていましたが
今年は寒い日が長く3月下旬になった。

石灰が付着して木や芽が白く(灰色)見えます。
この石灰硫黄合剤は今年から販売停止になっているようで、
たまたま運良く買えたが、ほとんどのホームセンターには置いていない。
販売停止になった原因は石灰硫黄合剤が爆弾の原料になるとか?
こんなものを原料にするようではたいしたテロリストにはなれないと思う。
いずれにしても、来年からは入手できないと大変だ。
農協を通じて注文したら購入できるような道だけは残しておいてほしい。
梨の消毒