まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

キウイの実を大きくする

2020-07-08 21:33:40 | キウイ
キウイの開花後2週間ほどして摘果します。1本の新枝に3個組で4から7の10から20個の幼果が付いています。これでは大きな実にはならないので1~4個程度に摘果します。
摘果の方法としては
① 3個組でなっているものの中から形がよく大きいものを1個にします。
② 残った中から更に形がよく大きいものを枝の葉の枚数を見て力がありそうなら4個、弱そうなら1個程度を選び後は摘果します。

残った実を更に大きくするには
キウイの開花後1ヶ月後にフルメット3ppm溶液に幼果を浸けます。
フルメット浸透処理はキウイの形が悪くなったり、糖度が下がることがありますが、紅妃という品種は実が小さい割りに糖度は相当高いので、大きくする方を選びます。
10月下旬樹上で完熟します。

キウイフルーツの受粉

2020-05-13 19:24:01 | キウイ
他のキウイよりひと足早く紅妃の花が咲いた。とっても甘い良い匂いでミツバチになった気分で受粉作業を行ってみた。
雄花から雌花へひと花ひと花花粉を付けつ廻ることは人間には無理なことで、毛ばたけを雄の木の花にこすりつけ雌木の花にこすりつけてみた。これではミツバチのように丁寧な受粉作業ができたとはいえない。
ミツバチがいないと果樹は出来ない。4月上旬梨の花が木が真っ白になるほど白い花が咲いたが、気温が低かったのかミツバチが来ず受粉できなかったのか一つも実が止まっていない。

キウイの剪定

2016-02-29 14:32:08 | キウイ
剪定前のキウイ
伸び放題の蔓、このままでは花は咲けども実が取れない。絶対に剪定を行わなければなりません。

冬剪定の時期は葉が落ち休眠期に入ったら、できるだけ早い時期(2月上旬まで)に剪定します。
遅くなると切り口が枯れこまず、春になって樹液が動き出すと切り口から流れだし、キウイの樹を弱らせてしまいます。
花の付き方は雌木、雄木とも、昨年伸びた蔓で花を咲かせた所からは、葉も花も付けません、それより先の節から今年伸びた蔓に葉の付け根に花が付きます(結果母枝言う)。また新しく7月までに出た蔓にも節の大きい部分には葉腋が付いています。

キウイ剪定の手順
1.雄木を思い切って切ります。
  雄木は受粉用の花が少し咲けば十分ですから、葉腋を持つ蔓を10本ぐらいあれば良く、後の枝や蔓は切り捨てます。
雄木剪定前

雄木剪定後
太い枝をバッサリ。肥料を与えなくてむ実を付けないのですぐ大きくなってしまいます。

雌木の剪定
2.キウイ棚全体に昨年伸びた葉腋を持つ蔓を40~50cm間隔で、1㎡当たり2~3本を配置します。
3.棚の外側へと結果母枝が集中しがちなので、棚の中央部で新しく出た蔓を結果母枝にする
4.結果母枝に花が咲き実がつくのでなく結果母枝から出た新しい蔓の4~7節の葉腋に葉・花が付くので直ぐに重なってしまうことから、思い切って切り戻しを行って、棚全体をスッキリさせること。
剪定後



キウイの剪定

2015-01-26 21:08:09 | キウイ
キウイメス木の剪定前

キウイの剪定は2月中には済まさないと、切り口が枯れ込まず、根が動き出したら樹液が切り口から流れ出し止まらず、木を弱らせてしまいます。ブドウも同じですが、つる性の木は早めに剪定を行う必要があります。
キウイ棚の大きさは12m×6mでメス木を全体に配置していましたが、夏に伸びた徒長枝は他の蔓に巻きつきジャングル状態です。
今年も棚いっぱいに良い実を成らせるためには、木を若返らせ花芽を持った若い枝を棚全体に配置することです。
剪定のポイントは
1 昨年に伸びた太い徒長枝を主枝の基から切ります。
2 昨年に実を成らせた枝でその先が短い短果枝は基から切ります。
3 棚全体の枝が少なくなってきたら、若い枝を配置しながら剪定を重ねます。
4 若い枝が少ない場合は、昨年実を成らせた枝でも実を付けた先が1m程伸び充実した花芽を持っている枝を結果枝として使います。

5 キウイは蔓の節から新芽を出しますが、花芽を持った節の見分けは、昨年葉を付けておりその節跡が大きく盛り上がっているものです。その節から出た蔓に葉を付け4個程の実を成らせますから、節を多く残しても蔓の先端等強い2~3の芽からしかでませんから、節が3~4個50cm程度で切り結果枝とします。
6 結果枝の配置は、他の結果枝と50cm程度の間隔とします。混み合っている場合は結果枝は基から切りますが、その基の枝が他の結果枝で無い場合はその基の枝も基から切ります、更にさかのぼって基から切ることで、太い枝を切ることで若返らせます(切り戻し)。
7 切り過ぎるくらい切っても、切り過ぎたという失敗はありません。花芽を持った枝が適当に残っていれば十分過ぎるくらいに実を付けてくれます。
キウイメス木の剪定後

キウイ雄木の剪定

2015-01-21 13:50:29 | キウイ
キウイ雄木剪定前

キウイの雄木は雌木に受粉用に花粉を提供することです。
雄木が300メータ以内にあれば、その木の花粉で受粉が可能であるとも言われています。
キウイ棚には雌木をはわせ、雄木は棚の外で数本の枝があり、花がある程度咲けば十分です。
実を付けない雄木は肥料を与えなくても、沢山の徒長枝を伸ばします。
それらはバッサリ切ります。
雄木剪定のポイント
1.花を咲かせそうな枝は、昨年葉を付けていた節の膨らみが充実している芽を5個残して先端を切る。
2.残す枝は鉛筆程度の太さで昨年伸びた枝、それより太いものは基部には良い芽が無く、1メータ以上もの先にしか充実した花芽が無いため、良い枝で無いので基から切る。
3.残す枝の数は雌木の1%もあれば十分で、5~10本の枝が重ならないように配置。
4.雌木の枝の方向に雄木の枝を伸ばさない(メス枝が負け枝になる)

キウイ雄木の剪定後

冬剪定と同様夏剪定を行い、雄木をはびこらせない。放置しておくとメス木に巻きついたりし棚をみだすことになる。