まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

梨の病気

2013-07-08 23:05:34 | 
二十世紀の黒星病

毎年発生するが今年は特にひどい状況である。
木の葉、果実のほとんどに黒星病が出た。全ての梨の木(幸水、二十世紀、新高、愛宕)に発生。
初芽前に石灰硫黄合剤7倍で消毒したが、その後の消毒を怠ったためか。
害虫の発生に気を取られ、特に開花直後の殺菌消毒を怠ったのが原因のように思われる。
病気の出ている実は全て落とした。正常な実はほんの少し、残った実に袋掛けをしても無駄になるかもしれない。

木に黒星病が住み着いているようだ。来年の剪定では太い枝を切って、枝を若返らせ、花芽もうんと少なくして、沢山の実をつけさせないこといで、黒星病の菌を少なくしよう。


梨の開花

2012-04-26 06:53:36 | 
桃の花より遅れること3日であるが梨の花が咲いた。
桃同様でこの花全てに小さな実がつく。
この先50~100分の1に実を落とさないと大きな梨にはなってくれない。


1つの蕾の中には7から8個の花と葉芽が入っていて、これが一斉に伸びだす。
これは木にとっては相当な負担でかなりの貯蔵養分を使い果す。
桃同様に摘蕾すべきであるが、葉芽も落とすことになり葉の付かない枝ができる。
一箇所から7から8出ているはなを切捨て若葉を残すのがよいように思うが大変な作業である。
冬の剪定で混み合ってる枝や蕾はかなり切ったが、まだまだ剪定が弱い、
木の負担と摘花の大変さを考えれば剪定の重要さが分る。


梨の剪定

2012-02-12 12:18:52 | 
昨年夏に真直ぐ上に伸びた立ち枝誘引したり剪定する。
剪定は結果母枝の若返りを図るのはどの果実でも同じことです。
2mほど伸びた長枝、1mほどの中枝、0.5m以下の短枝があるが、
長枝と短枝は切り捨てます。残った中枝で梨の棚の枝の配置とスペースを見て、
誘引するか切り捨てるか決めます。
この時古くなった結果母枝を剪定して新しい枝のスペースを確保します。

3本の立ち枝を誘引したところ
誘引前誘引後




昨年果実を付けた結果母枝の処理は、沢山の花芽が付いており、
このままにしておくと、開花後の摘果が大変な作業になります。
20cm間隔に実が付く位に、小枝や花芽を落とす剪定をします。

剪定前


誘引した中枝は花芽は少なく葉芽がほとんどで、
今年は実を付けるというより、来年の実を付ける枝になります。
昨年誘引しておいて横や斜め上に出た枝には花芽が沢山付いているので
より充実した芽を20cm間隔になるように、樹全体を剪定します。

剪定後


愛宕梨の食べごろ

2012-01-11 21:57:33 | 
11月下旬に収穫した愛宕梨
1から2ヶ月熟成させると甘みが増し、非常においしくなります。


毎年、黒星病と害虫(特にカメムシ)にやられるのですが、
運よく助かって2本の木から愛宕梨が100個ほど収穫できた。
1kg前後のものが収穫できたのは久しぶりのことだ。

梨の袋掛け

2010-07-15 06:26:52 | 
作業が遅れ袋掛けが梅雨時になってしまった。早く収穫できるものから順に最終摘果と袋掛けをしています。
まほらま農園では梨の黒星病、赤星病とカメムシの被害に悩まされています。
雨上がりにやっと幸水、ニ十世紀の袋掛けを終えたが新高、愛宕がまだ残っています。


ニ十世紀は果皮や形が味同様に重要なので幼果から小袋を掛けます。その後果実が大きくなったくれば青梨用二重袋を掛けます。
まほらま農園では黒星病が発生するので実や果柄に黒星病が出たものは全て摘果します。小袋掛けの時には形や傷のある果実は摘果し良いものに小袋を掛けているのに7割ほどは黒星病にかかっています。
小袋を外して良いものに二重袋を掛け直すのは非常に作業性が悪い。