今深夜テレビでアニメの二期を放映している瀬尾公治さんの「女神のカフェテラス」の第1巻。可愛らしい少女たちが沢山でてくるので好きな人も多いことと思う。瀬尾さんは広島県庄原市の出身。私は生粋の広島人というわけではないが、広島に住む者としては親近感を感じる。
主人公は、粕壁隼という男子。東大に現役合格したという設定だ。隼は祖母とケンカ別れしていたが、その祖母の訃報を知り、久しぶりに祖母が経営していた「Familia」という喫茶店に帰ってくる。他に親族がいなかったので、相続人は隼ひとり。要するに「Familia」を隼が相続したというわけだ。
相続の手続きは私もやったことがあるが、結構面倒臭い。一緒に住んでいたらまだしも、別々に暮らして居た場合には亡くなった人がどんなことをしていたか全然わからないのである。銀行の残高証明ひとつにしてもどこの銀行と取引していたかなんて分からないのだ。だから残されたものから色々判断するしかないのだが、これもなかなか大変である。
さて、作品に戻るが、「Familia」には居候がいた。それも美少女ばかりが5人も。祖母が一緒に住めばいいといったらしい。最初は「Familia」を解体して駐車場にしようと思っていた隼だが、祖母や少女たちの思いを知り「Familia」を再建しようとする。しかしなかなか前途多難なようだ。「Familia」は果たしてどうなるのか。そして隼と少女たちの関係は。
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