外出先からの帰宅の際に
バスで地元の最寄駅まで
向かいました。
何度も乗っている路線です。
私はメールの返信に忙しく、
ふと気がついたときには
乗客全員が立ち上がりゾロゾロ…。
なんだかいつもと違う雰囲気を感じ、
外を見ると何と、
終点のバス停に止まっています!!
「えーっ!うそ…いつの間に?」
車内放送の声が聞こえます。
「本日もご乗車ありがとうございました」
きゃ~(汗)乗り越しちゃった!!
下車予定だった地元駅を通過したことに
全く気がつきませんでした。
「やだもう、どうしよう~。」
脳内の思考回路がクルクル回りだしました。
ここから家まで歩けなくもないな~。
いや、でも駅に自転車があるから、
それに乗って帰らないと…。
仕方ないなと、運転士さんのところへ行き、
恥ずかしながら聞いてみました。
「○○駅で降りたかったのですが、乗り越しちゃって…。
ここから駅まで歩けますかね~。
それか、ここで○○駅行きのバスを待ってれば来ます??」
30代くらいの運転士さんは
「○○駅ですか…」
と言って、何か思いめぐらすように
黙って目をくるっとさせています。
そして何やら、
「このバスは急行だから通過した…」
といった感じの事を言い、
私は心の中で
そんなのあるなんて初めて知った…と思っていたところ、
「じゃあ、そのまま降りないで乗っていてください。
このバスは回送で○○駅に行くことになってますから。」
だなんて素敵なことを言い出したではありませんか!
「え?本当ですか??送って下さる!?」
びっくりしてのけぞったその時、
線の細いイケメン・サラリーマンが
ひとりまだ後ろに残っていて
順番を待っている様子に気がつきました。
「あ、どうぞ、先に降りてください。」
そう言って通れるように場所をあけると、
なんとそのイケメンくんが、
か細い声でこんなことを。
「あ、あの、ぼくもなんです。
○○駅で降りたかったんです。」
おやまあ、奇遇ですねえと思いながら
仲間がいて気恥ずかしさがちょっと薄れる気がしました。
「本当によろしいんですか?
わ~助かります~~!
ありがとうございます~~~!!」
運転手さんのご厚意で、
イケメンくんとともにカラのバスに揺られ
無事に地元駅まで到着することができました。
バスを降りてから
運転士さんのほうへ振り返り、
扉が閉まって発車するまで
深々とお辞儀をして見送ったのでした。
![](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1519_1.gif)
今日もありがとうございました
よろしければポチを♪
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何度も乗っている路線です。
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ふと気がついたときには
乗客全員が立ち上がりゾロゾロ…。
なんだかいつもと違う雰囲気を感じ、
外を見ると何と、
終点のバス停に止まっています!!
「えーっ!うそ…いつの間に?」
車内放送の声が聞こえます。
「本日もご乗車ありがとうございました」
きゃ~(汗)乗り越しちゃった!!
下車予定だった地元駅を通過したことに
全く気がつきませんでした。
「やだもう、どうしよう~。」
脳内の思考回路がクルクル回りだしました。
ここから家まで歩けなくもないな~。
いや、でも駅に自転車があるから、
それに乗って帰らないと…。
仕方ないなと、運転士さんのところへ行き、
恥ずかしながら聞いてみました。
「○○駅で降りたかったのですが、乗り越しちゃって…。
ここから駅まで歩けますかね~。
それか、ここで○○駅行きのバスを待ってれば来ます??」
30代くらいの運転士さんは
「○○駅ですか…」
と言って、何か思いめぐらすように
黙って目をくるっとさせています。
そして何やら、
「このバスは急行だから通過した…」
といった感じの事を言い、
私は心の中で
そんなのあるなんて初めて知った…と思っていたところ、
「じゃあ、そのまま降りないで乗っていてください。
このバスは回送で○○駅に行くことになってますから。」
だなんて素敵なことを言い出したではありませんか!
「え?本当ですか??送って下さる!?」
びっくりしてのけぞったその時、
線の細いイケメン・サラリーマンが
ひとりまだ後ろに残っていて
順番を待っている様子に気がつきました。
「あ、どうぞ、先に降りてください。」
そう言って通れるように場所をあけると、
なんとそのイケメンくんが、
か細い声でこんなことを。
「あ、あの、ぼくもなんです。
○○駅で降りたかったんです。」
おやまあ、奇遇ですねえと思いながら
仲間がいて気恥ずかしさがちょっと薄れる気がしました。
「本当によろしいんですか?
わ~助かります~~!
ありがとうございます~~~!!」
運転手さんのご厚意で、
イケメンくんとともにカラのバスに揺られ
無事に地元駅まで到着することができました。
バスを降りてから
運転士さんのほうへ振り返り、
扉が閉まって発車するまで
深々とお辞儀をして見送ったのでした。
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