辞書をひきました。
「刹那」… きわめて短い時間。瞬間。
今日、落合のサロンからほど近い、
神田川の桜並木を皆で歩いて帰りました。
満開となって咲き誇る薄紅の桜に圧倒されながら
心に浮かんでくるのはこの言葉でした。
「刹那を生きる」って
こんなふうに無垢で邪念がないものなのね。
そして「刹那主義」といえば、
過去も将来も考えず、
現在の瞬間の感情のままに生きようとする考え方といわれ、
「快楽に身を任せる生き方」に近い感じがして、
そんな生き方はいけません、と教えられてきました。
でも、本来は仏教用語で、
きわめて短い時間を大切に生きていきなさい、
という教えにつながる言葉だそうです。
「明日はどうなるかわからない」とは
昔から言い古された言葉ですが、
「だから将来に備えてがんばりなさい」
と言われて、遠い将来に目標を定め、
そのためにはいろいろと
我慢もしなくちゃいけないんです、
余計なものは見なくていい、
と言われて、
自分で決めたわけでもない目標を
わき目も振らず追いかけている…
…そんな人も多いはず…。
今、ほんとうに
「明日がわからない」という状況になってみると、
そんな先ばかり見ていないで、
今この刹那を、
思う存分味わっておかなくちゃ、
もったいない！！
と思えます。
ただただ喜んで咲く桜たちを
今日この時期に見ることができたのは
意味深いことでした。
そして心地良い仲間たちと今日も過ごせたことに
有り難い気持ちになりました…。
