シアトルから帰国へ
早朝のシアトルは息も白くなり、かなり冷え込んでいました。この視察中、朝には全ての都市を 歩いて回りました。
寒い中温かいシアトル系のコーヒーはとても美味しかったです。
シアトルにはマイクロソフトやアマゾン、スターバックス、ボーイング社（本社はシアトルに移転、工場のみ残る）等があり
活気がある街です。日本人にはシアトルマリナーズやシアトル系のコーヒーショップ等でなじみがあると思います。
太平洋側にあり自然豊かで港と坂が印象の都市です。
シアトル国際空港にはシアトルタコマ福岡県人会の玉井純夫会長もお見送りに来ていただきました。
あと１０時間の飛行で日本に戻る事になります。長かったですがとても充実した視察でありました。
ブラジル・アルゼンチン・パラグアイ・アメリカの各国の福岡県人会の皆さん本当にお世話になりました。
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
シアトル・タコマ福岡県人会交流会
夕刻よりシアトルタコマ福岡県人会主催の歓迎会に参加しました。
会場には100名を超える会員等が集まりました。
冒頭、玉井純夫福岡県人会会長より歓迎の弁が述べられ、その後来賓として小川知事と井上議長が
ご挨拶を行いました。私も会派の代表として皆様の前でご紹介して頂きました。
シアトル・タコマ福岡県人会は世界の福岡県人会の中でも歴史が古いほうで、1907年に当時の
移民の方々が中心となって、故郷、福岡県出身者の親睦会として設立されました。
今年度末で玉井会長の10年間続けて来られた会長職を後進に譲るとのことです。
最後は即興で「炭鉱節」をみんなで輪になって踊りました。
（写真：会長を中心に知事や議長と共に）
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
移民上陸記念碑
快晴のサンパウロ、昨日までの雨が嘘の様に晴れ上がりました。
今日はサンパウロから移民の皆さんが最初に上陸されたサントス港を訪問しました。途中、移民ロードという道路を1時間程度通ります。
1908年1月18日に日本からの移民を乗せた笠戸丸が初めてブラジルの港に到着しました。その時の記念碑がサントス港の倉庫街にひっそりと存在します。視察団で説明を聞き入っていた時に、小川知事はポケットから濡れティッシュを取り出すと、その記念のアルミプレートを心込めて拭き始めました。その行動に誰しもが感動を覚えました。
遠く海からこのサントス港を始めて見たとき移民の皆さんはどの様なお気持ちだったのか。現在に生きる我々は想像も付きませんが、日本から長い船旅と新しい土地への不安と期待が交錯した事でしょう。それらの事を思うと胸が熱くなりました。
（写真：自らレリーフを綺麗にされる小川知事）
ブラジル県人会との最後の交流会
飛行機でブラジルを出国するまでの本県主催の「交流会」を開催し南福岡県人会会長など30名程度の皆さんと最後の交流を行いました。約1週間前に初めてお会いしましたが、同じ福岡県にゆかりのあるという事で大変親しくなりました。ブラジル福岡県人会の皆様との別れが非常に寂しく感じました。サンパウロ空港まで南会長等がお見送りをして頂き、再開を固く約束し別れました。皆様のおもてなしと思いでは決して忘れる事はありません。本当に有り難うございました。
我々はこれから16時間以上をかけ、シカゴ経由でシアトルに向けて出発します。
（写真：ブラジル料理のシュラスコを頂きました）
（写真：ブラジル県人会南会長から御礼のお言葉を頂きました）
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
ブラジル・アルゼンチン・パラグアイの雑感
今日はパラグアイからブラジルのサンパウロに戻りました。
南米のブラジル・アルゼンチン・パラグアイを訪問しましたが、それぞれの特徴が多少なりともわかって来ました。
ブラジルは経済も人も熱気があり南米の中では超大国です。リオオリンピックに向けて着実に発展しています。しかし安全対策や貧困の格差の拡大が問題視されています
一方、アルゼンチンはほとんどがイタリア系やスペイン系の白人で構成され南米であってもヨーロッパの文化を愛する習慣があります。プライドがあり自分達だけでもやっていけるという自信を感じました。
他方、パラグアイは長閑な田舎の風景と人の温かさを残した農業国です。観光的な要素は目立って無く、隣国のアルゼンチンやブラジルとの経済格差は大きいですが幸せの指標が違い、国民が平和を感じる国です。
南米という事で一くくりは出来ません。訪問してその違いがはっきり分かりました。
（写真：南米の中心地サンパウロの中心街）
（写真：ヨーロッパの雰囲気を感じるブエノスアイレス）
（写真：パラグアイ第3の都エンカルナシオンの中心街）
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
パラグアイ県人物故者追悼慰霊祭
エンカルナシオン市からバスで約1時間で会場がありますラ・パス市に到着しました。ラパス市の日本人会会館で「パラグアイ福岡県物故者追悼慰霊祭」が開催され参列しました。日本から一番遠いと言う表現をよく耳にします。このパラグアイの未開の大地を開拓し、生活を手に入れた皆さんのご尽力のおかげで日系人に対する尊敬の念が至る所で感じる事が出来ます。このパラグアイで命を落とされました福岡県人の皆さんの追悼を行いました。
パラグアイ福岡県人会創立55周年記念式典
追悼慰霊祭の後に、「パラグアイ福岡県人会創立55周年記念式典」と同交流会が開催されました。100名を超える県人会や訪問団が集まり盛大に行われました。パラグアイでは1950年から60年代にかけてイグアス移住地やピラボ移住地、ラパス移住地に入植されたそうです。
熊谷満パラグアイ福岡県人会会長から開会の挨拶が行われ、その後、小川知事や井上議長、在パラグアイ大使館エンカルナシオン領事やラパス市長等が来賓としてご挨拶されました。私もパラグアイ県人会の皆さんに記念品を贈呈させて頂きました。
（写真：パラグアイ福岡県人会の熊谷満会長と共に）
交流会の料理は会員の皆様が手作りで持ち合わせてこられたそうです。心のこもったおもてなしに心より感謝を申し上げます。
県主催パラグアイ県人会との交流会
エンカルナシオンに戻り、夕刻よりパラグアイ福岡県人会の役員の皆さんとの交流会が開催されました。
小川知事から55周年記念式典でのお礼と今後も変わらぬ関係を保ち続ける事等を交えてご挨拶されました。私の席の前は熊谷会長でしたので60年前のお話などを聞かせて頂きました。次回も皆様方と再会する事をお約束して会場を後にしました。
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
パラグアイへ
ラプラタ川の横に見ながらアルゼンチンの国内空港から空路1時間半で国境の町ポサダス市へ。ポサダス市に到着後は国境のパラナ川を陸路列車で超え、パラグアイのエンカルナシオン市へ入りました。
30度を越える気温と赤い大地が所々に見えます。エルカンナシオンはどこか昔を思い出す冒頓とした田舎町です。
（写真：川の手前がアルゼンチン、向こうがパラグアイです）
ここパラグアイには1960年に初めて県人会組織が設立され、今年で55周年を向かえ、県人会には220名が所属しています。
エンカルナシオン市に到着後「パラグアイ福岡県人会主催歓迎レセプション」が開催され、熊谷満会長を先頭に多くの県人会の方が参加して頂きました。尚、これまでの県費留学生数は5名、海外県人会子弟招聘事業参加者数は6名となっています。
パラグアイ福岡県人会懇親会
夕刻はパラグアイ福岡県人会主催の懇親会が開催されました。市内の日本レストランには60名近くの県人会会員の方が集まって盛大に行われました。
熊谷会長の歓迎の挨拶の後、小川知事の挨拶、井上県議会議長の乾杯で会は始まり、とても有意義な交流会となりました。パラグアイの遠い各地から集まって頂き、温かいおもてなしに心から感謝申し上げます。
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
アルゼンチン県人会物故者追悼慰霊祭
ブエノスアイレス市内にある西本願寺で開催された「アルゼンチン福岡県人会物故者追悼慰霊祭」に参列しました。
ここアルゼンチンでも多くの先人のご労苦の上に日系社会での信頼が存在します。日本から遠いこの地で亡くなった方に心より追悼の意を捧げました。
アルゼンチン福岡県人会50周年記念式典
「アルゼンチン福岡県人会50周年記念式典」に参加しました。会場のホテルには200名近くの県人会関係者が集まりまり盛会に執り行われました。
式典では県人会の功労者や役員に表彰等を行いました。県費留学生受け入れや子弟招聘事業等で多くの県人会会員が本県との交流を続けています。その事への感謝の言葉を沢山頂きました。
式典の最後はみんなで輪になって「炭鉱節」を踊り交流を深めました。
（写真：知事の挨拶の時にも多くのマスコミの姿が）
（写真：県人会の杉野理事に感謝を捧げました）
（写真：最後は皆で輪になって炭鉱節を踊りました）
（写真：3時間を超える有意義な交流会となりました）
（写真：津留アントニオ会長と共に）
アルゼンチン県人会役員との交流会
式典後には、県主催のアルゼンチン福岡県人会の役員の皆様との交流会が行われました。小川知事からは式典の成功の御礼等が述べられました。
今回は短い滞在でしたがたくさんのアルゼンチン福岡県人会の皆様方と交流を深める事が出来ました。県人会の皆さんとの再会を楽しみにしております。
（写真：再会を祈念して信頼と友情は深まりました）
アルゼンチンへ
リオデジャネイロから空路3時間南下してアルゼンチンの首都ブエノスアイレス空港に到着。空港ではアルゼンチン福岡県人会の津留アントニオ会長はじめ、皆様からお迎えをして頂きました。横断幕と温かいお気持ちに心より感謝申し上げます。尚、気温は15度（リオが30度を越えていたので気温差を感じます）
在アルゼンチン日本国大使館
夕刻より在アルゼンチン国日本国大使福蔦大使との意見交換会を大使公邸で行いました。中南米は日本からみるとその特徴がなかなか表に出て来ませんが、大使や同席頂いたブラジル県人会南会長やアルゼンチン県人会の津留会長等のお話でその特徴の差が顕わになって来ました。
明日はいよいよアルゼンチン福岡県人会50周年記念式典に参加します。
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
福岡プロモーション
サンパウロ空港から空路リオデジャネイロへは約1時間のシャトル便で移動。この路線は世界で一番乗客が多いとの事です（2位は東京～札幌）
リオデジャネイロではオリンピックキャンプ地誘致のためにオリンピック施設等の視察や在リオデジャネイロ日本国領事公邸でブラジルオリンピック委員会や現地メディア・邦人メディアの皆さんを招いての「福岡プロモーション」を開催して福岡県の魅力を関係者に発信し、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたキャンプ地誘致に取り組みました。
（写真：知事は多くのメディアから取材を受けました）
（写真：NHKのテレビニュースでも取り上げられました）
NHK：http://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20151113/3454961.html
にほんブログ村→もし良ければクリックをお願い致します
ブラジル・サンパウロ着
ニューヨーク経由約30時間の飛行機での移動でやっとブラジルサンパウロに到着しました。飛行機を降り立った瞬間に熱気を感じる夏的な気候です。
税関を出るとなんとそこにはブラジルサンパウロ福岡県人会の皆さんが横断幕を持って出迎えて頂きました。3年前に福岡市で行われた全世界福岡県人会で初めてお会いした南会長のお顔も拝見出来ました。有難い限りです。
日本国サンパウロ総領事公邸
駐サンパウロ日本国総領事と領事公邸にて意見交換をさせて頂きました。ブラジルには熊本県や沖縄県に次いで多くの日系1世が移民として訪れました。今では５世6世の方の顔も見受けられ、福岡県に対する思いはそれぞれですが、故郷を思う気持ちは皆さん同じです。総領事から知事へ様々な要望等も受けました。
福岡県人会との懇親会
在ブラジル福岡県人会主催の歓迎晩さん会が開催されました。会場には老若男女問わず100名近くの福岡県にゆかりのある日系人が集合し、知事等の一団を歓迎して頂きました。小川知事も今回の訪問の目的やこれまでの県人会との交流、今後の進展などについてご挨拶されました。
福岡県をこよなく愛する皆さんの言葉と歴史に心から感動をを覚えました。引き続きこの様な交流が続いて行ける様に私も所管の委員長として力を注いで参る所存であります。
