福祉農園(care farm)
アムステルダムからバスで約1時間超。オランダ「全国農業ケア支援局」から紹介された福祉農園施設を訪問しました。施設の周辺は緑豊かな森や牧場で囲まれており、担当の若い従業員の男性から説明を青空のもとして頂きました。
この全国農業ケア支援局は、農業とケア(福祉)に関して情報提供し、農業とケアに関わる人々を結びつけ、福祉農園(care farm)の開設や運営を支援しています。
この様な福祉農園では、障がい者、労働市場で不利な人、精神疾患のある人、認知症の人、発達障がいのある人など。多様な人を受け入れることで、多様な助成制度が使えるだけでなく、多様な人同士の交流が良い効果をもたらすと考えられています。
オランダ国内で2000年の214カ所から2009年には1088カ所に増加。その約3分の1が有機農業を行っている。また、羊、鶏、ヤギなどの飼育も同時に行っている農園が大半だとの事です。
(写真:福祉について青空のもとでの意見交換を行いまいした)
(写真:農業ケア施設を案内して頂きました)
トマトワールド(tomato world)
アムステルダムから約1時間、ハーグ近郊のウエストランド市に入ると7メートル以上の高さのガラスの建物が目に付くようになりました。ウエストランド市の担当者からは「ハウスの中は土の代わりの人工繊維に植えられたトマトに、1日60回程度自動的に殺菌した水が供給され、CO2が自動散布され、コンピュータによって制御しているICTを駆使したスマートアグリが点在していていました。50種類を超えるトマトが栽培されています。
オランダはコンピュータ制御の「スマートアグリ(賢い農業)」で農業再生し、現在、農業人口は減少するものの、オランダは米国に次ぐ世界第2位の農産物輸出国に位置しています。効率性を求める農業、5mを超えるトマトの木には驚かされました。
(ガラスハウスの中はトマトの木でぎっしりです)
(写真:「トマトの木」がハウス内にいっぱいです)
(写真:世界中に輸出される50種類を超えるトマトの実)
アムステルダムスマートシティプロジェクト
都市・地域の生活基盤全体の最適化を推し進める壮大な構想である「アムステルダムスマートシティプロジェクト」についてアムステルダム市出資の独立採算性企業であるPMB(オランダ領事館一押し)を視察しました。EU域初のインテリジェントシティ実現に向け様々な企業が参画しています。
各国の共通課題である地球温暖化の抑制に加え、オランダ国内の電力インフラの刷新の、運河街ゆえの不便な路地、道路の改善などの説明を受けました。
①地球環境負荷の軽減
②安心・安全・豊かな都市生活の実現
③経済・産業の活性化と雇用の創出・促進
(写真:スマートシティプロジェクトについて説明を受ける)
(写真:PBMからプロジェクトの説明を受ける)
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