(写真:福岡ではお目にかかれないFDAの機材)
全国98番目の国内空港
今話題の富士山静岡空港をこの目で見てきました。
全国で98番目のこの空港は静岡県島田市・牧之原市に跨って6月4日に開港しました。建設地決定から20年余り、待望の“空の玄関”がやっとの思い出誕生したのでしょうが、開港から数カ月が過ぎ、新型インフル流行という逆風のなか、搭乗率、路線数は健闘しながら、福岡線の目標割れや悪天候時の代替着陸など課題も出てきました。
現在定期便は、国内は札幌、福岡、那覇へ1日6往復。国際線はアシアナ航空と大韓航空がソウル、中国東方航空が上海と結んでいます。7月からは静岡空港を拠点とする地方航空会社フジドリームエアラインズ(FDA)が小松、鹿児島、熊本へ定期便を就航させています。オレンジ色の飛行機は福岡では見ることが出来ず斬新なイメージでした。
しかし、開港したばかりのこの空港からJALが撤退する計画があがりました。立ち木問題による開港延期など波乱が続いた静岡空港に、また1つ難問が持ち上がりました。これまでの需要予測が不確定なものであり、今後の維持管理費など難題が山積しています。東京と名古屋に近くに位置し、新幹線も空港の真下を通っているこの空港の抜本的な改革案が今後必要であると思いました。