町田・多摩センターの司法書士ミヤの開業ブログ~生き生きと生きる~

『司法書士法人まちたま』の代表です。多摩センターと町田の2拠点で活動。備忘録として書きます。

2019年08月06日 00時22分55秒 | 雑感
町田・相模原の司法書士・行政書士の宮下です。





A「赤ちゃんが熱中症になったらどうすればいいですか?」


医者「赤ちゃんには3時間おきにミルクをあげるので熱中症にはならないです。」







さて、専門家であるこの医者の対応どう思いますか?


医者の回答はAの質問の答えになっていません。
Aからすると、心の内から不満があふれ出てくるでしょう。


うん、3時間おきにミルクをあげたら熱中症にならないのはわかったよ。

つか、3時間おきにミルクをあげても熱中症になる時はなるでしょ。

じゃあ3時間おきにミルクをあげられなかった場合はどうなの?






この医者が言っているのは「3時間おきにミルクをあげれば熱中症にならない」という模範的なケースを言っているだけです。

そして、3時間おきにミルクをあげても熱中症になる場合ももちろんあるはずです。

冒頭のAはその絶対が無いことを前提に、万が一熱中症になった場合、親として何をすればいいのかを学ぼうとしているのですが、この医者は万が一を全く考えていませんし、Aが何を聞きたいのかを理解していません。






医者としては「基本的には3時間おきにミルクをあげることが多いと思うので、熱中症になる可能性は高くはないです。そこまで神経質にならなくてもいいですよ。ただ、この暑さだと万が一も考えられるので、万が一熱中症になった場合は・・・・」のように説明するべきです。

さらには、赤ちゃんの熱中症の症状がどのようなものなのか、どこに注意すればいいのかを専門家としてアドバイスするべきです。

それがプロだと思います。








さて、なぜ医者は冒頭のような対応になったのでしょうか?

これは専門家と言われる僕らの職業にも当てはまることだと思いますが、原因としては3通り考えられます。



① 相談者側の聞きたいことを汲み取れてない(汲み取ろうとしていない)

② 汲み取れているが知識がなくわからないからはぐらかしている

③ 知識をひけらかしたい(ここでは「3時間おきにミルクを飲めば熱中症にならない」という知識。)







③は論外です。


②の場合には、わからないと素直に言うか、調べてから回答をすればいいと思います。
専門家でも得意分野も様々ですし、全てを知っているわけではないですから。

そして、そのあとに自分の未熟さに涙しながら勉強すればいいです。




問題は①のケースです。

僕もお客様の相談を聞いている中で意識していることですが、「悩みの核はどこにあるのか?」ということをこちらが感じ取るようにしています。

一般の方々は不安で悩んで相談に来るわけです。

そのお客様の発する言葉が、悩みの核となる部分を忠実に表しているかどうかはわからない。
言葉を間違えていることもあるし、認識を誤っていることもある。

その言葉の節々をこちらで抽出して悩みの核を感じ取る必要がある。

専門家は知識があればいいというわけではありません。





もちろん、僕も全てのケースでこの”抽出”ができているのかわかりませんが、意識はしています。

僕は冒頭のような病院には二度と行かないですが、僕も同じように「ダメだこの司法書士( 一一)」と思われてることもあるんだろうなぁ(;・∀・)

もうそれは、しゃーないな。笑











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