MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
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ヨーロッパの肉事情 (馬肉)

2013-02-15 18:51:13 | Personal
先日Facebook で大学時代の友人が、
 馬の肉バーガーのことに関して書いていて、
 何でいきなり??
  なんて思っていたいのですが、
  オンライン雑誌で今ヨーロッパで馬肉入りバーガー&ラザニアが
  問題になっていることを知りました。
  
その記事はこちら
 日本語の別の記事はこちら

日本では馬刺しも食べるし、
 馬に対してそれほど抵抗感はないけれど、
 イギリスでは馬肉を食べることはタブーらしい。
  確かに渡英中は一度も馬肉を食べなかったし見なかった。
  ウサギの肉はスーパーでも冷凍品は売っていたのに。

馬の肉が混ざっていた事がどうしてそこまで問題なのか、
 それは原材料にビーフと書かれていたにも関わらず、
 馬肉の混入が認められたから。

そして馬に投与される薬品が、
 その肉を食べた人にも影響を及ぼす可能性があるからだそうな。

まぁ色々調べてみると
 人間に影響を及ぼすには、
 馬肉入りハンバーガーを600個とか食べた場合らしく、
  通常の量では影響はない模様。

そもそもこのニュースで気になったのが、
 一つの冷凍食品が出来上がるのに、
 様々な会社が絡み、
  そして様々な国が絡むと言うこと。

ラザニアに関しては
 スウェーデンのブランド Findus社 が販売していたようですが、
 実際に製造をしていたのは、
  フランスの会社Comigel社。

そのフランスの会社 Comigel社の ルクセンブルグ工場で生産されたのが、
 この問題のラザニア。

物によっては使用されていた肉のほぼ100%が馬肉だったとか。

そのComigel社は製品に使用する肉を別のフランス会社
 Spanghero社より購入しており、
 そのSpanghero社の肉の仕入れ先はルーマニアだったそうな。

イギリスで売られていた食品なのに、
 フランス、ルクセンブルグ、ルーマニアが絡んでいたと言う真相。
 
現在では当たり前の話だろうけれど、
 露骨に流通を知ると恐いですね。

後々の調査で、
 Spanghero社がルーマニアから仕入れた肉が
 馬肉であったことを知りながら
  Comigel社に牛肉として販売していたと言うこと。

またその馬肉を牛肉として買ったComigel社も
 牛肉として仕入れつつも、
 明らかに色や匂いが牛肉と違うはずなのに、
  そのまま馬肉を牛肉として使用した罪。

馬肉を販売した理由は??
 それは安いから。

いつも思うけれど、
 安いものにはそれなりの理由があり、
 極限にまで安いものを作ろうと思うと、 
  シワ寄せがくる。

そのしわ寄せは、
 従業員への低賃金であったり、
 原材料のローコスト化→粗悪な原材料
  などなど必ず必死なコストダウンが図られる。

コスト削減と言うのは必要なこと。
 企業たるものコストを削る努力はしなければならない。
 でもあまりにも利益を追求すると、
  そのコスト削減が削減されるべきでない領域にまで達する。

特に口に入るものは気を付けなければならない。
 普通に考えたら
 そんなに安く作れるはずがない物が
  世の中には出回っていて、
  それが消費される。

常識内のコストダウンならばいいけれど、
 通常企業は消費者の健康より
 自らの利益を優先するものなので、
  安いものを買う時にはそのリスクを考えなければならない。

ヨーロッパで起きた今回の事件、
 遠い国の話の様で、
 実は身近な話。
  絶対にその辺に売っている食品でも危ない物なんていくらでもある。
  特に姿形が分からない物は何が入っているか分からない。
   チェーン店の居酒屋や弁当だって、
   どこの何を使っているかなんて分からない。

しかるべきお金を払って
 顔の見える信頼できる所で物を買うのが一番。
 特に口に入るものに関しては。
 
口に入った物は体に吸収されて、
 体の一部になるのだから。

そんな事を考えた
 ヨーロッパの事件でした。

おわり


それでは良い週末を♪
 
コメント
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