MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

察する

2009-01-21 00:25:51 | 日本
昨日に引き続き、
 調子に乗って日本人について書いてみようかと。

察するということ。
 以前の日記でもチラッと書いたことですが、
 これまた日本人の美しい心の一つです。

お察しするに・・・や、
 ~をお察しいたします。

など物事の事情などを推し量ってそれと知る、もしくは推測をすることを、
 察するといいますね。

英語にするとI guess とかI believeという言葉になりますでしょうか?
 しかし察するということには、
 I guess や I believeといった表現にはない意味が含まれています。

察すると言う言葉には、
 相手の状況を自分に当てはめてみて(推し量るという部分)理解をすることで、
 相手の立場になって考えることが前提なのですね。
 なんとも日本人らしい素敵な考えです。

I guess や I believe という言葉には、
 単に自分が考えるにという自分が中心なのですね。

相手の立場になって考える。
 相手の心情を共有する心が察すると言うことの表れです。

今の相手の状況を考えると、
 こうしてあげた方が良いだろう。

であるとか、
 状況がこうなので、こうしない方が良いだろう、
 とかちょっとした心遣い。

この察すると言う心、
 そして心遣いは海外でもとても喜ばれることです。
 
しかし この察するという言葉は、
 最近では滅多に聞くことがなくなりました。
 聞く頻度が少なくなると共に、
  この心も薄れてきているような気がします。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Blogram

blogram投票ボタン