MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

日本人の心

2009-01-20 15:10:50 | 日本
人との出会いは偶然で、必然的。
 私が日本を大切に思いたいと感じたのは、
 外国人との出会い。

ちょっと堅いテーマになってしまい、
 書くかどうか迷ったのですが、
 たまには真面目なテーマもよいかなと

ブログに「日本」というカテゴリーを加えました。
 このテーマに関してはまだ自分の中で整理ができていないので、
 徐々にまとめていければと思います。

日本をいつから意識しただろう?
 それは日本に帰ってきてから2・3年経ったとき。 
 それまで日本という存在が自分の中で薄かった気がします。
 日本を最初に出たとき、
  全てが目新しく、外国の文化の方が素敵に思えた。

イギリス、イタリア、フランス、ロシア、アイルランド、アイスランド、アメリカ、カナダ、中国、台湾、韓国、タイなどなど、
 何処へ行っても日本とは違い、魅力的に思えた。

日本を捨て、
 カナダに移住も考え、
  あと一歩でカナダ人になる勢いで、カナダへ渡る準備もしていたとき、
  日本に居る両親に電話をした。

「4人の息子が居て、一人くらい海外に移住したっていいでしょ?」
 と軽い気持ちで電話越しにロンドンから母に話したとき、
 泣きながら「4人いたって、あなたは私の息子、日本に帰ってきて欲しい」
  と言われた。
  鈍器で頭を殴られたような、
   その時 自分という存在に価値が生まれた気がした。

それまでの自分は日本人であることに誇りも無く、
 日本人であることに感謝もなく、
 日本人を捨てることに違和感など無かった。

自分が生まれた現代が豊かである象徴だろう。
 不景気のどん底といわれている今でも、
 昔の日本と比べたら明らかに豊か。
 不平不満など述べる資格などない。

人間とは一度得てしまうと、
 それには飽き足らず更に上に登ろうと欲するもの。
 その欲求は尽きることなく、自らの崩壊をも引き起こす愚かな生き物。
 
今の日本を見ていると、
 とても悲しくなる。
 政治家は己の利益を追求し、
 国民の生活など後回し。

国民は己の利益を追求し、
 他人のことなどお構いなし。

会社組織では、
 お互いを鬩ぎ合い、
 我が先なりと競い合う。

まあ悲観的になり過ぎてもいたしかたないことではあるけれど、
 でもふと冷静に世の中を見ていると、
 このままで大丈夫?! と心配になる。

もっとミクロの世界で言うと、
 日本を好きな外国人の方が、 
 よっぽど日本を大切にしている。

「これは日本製?であれば買います」っと外国人は問うけれど、
 「日本製は高すぎる」っと日本人は言う。

ハリウッドの映画「The last samurai」を観たとき、
 悔しかった。
 どうして外国人に日本人の心とはを表現されなければならないのか?
 悔しいけれど、今は失われつつある日本人の心「武士道」が表現されていた。

Businessという言葉、
 私はあまり好きではない。 

前の会社にいた時、
 外資系の企業に「お互いに有益なWin Win の関係を築きましょう」と言われムッときた。
 そんなものは商いをする最低条件で、あえて口走ることではない。
 付け加えるならば、お互いにWin Winの関係ではなく、
 あなたが我々のことを第一に考え、
  より良いサービスを提供してくれるとき初めて我々もその恩に報いてお支払いをする。それが本当の商い。

 提案をするのであれば、あなた達にとって良いと思われる提案ではなく、
  我々にとって良い提案をお話いただきたい。
  私は常にお客様に有益になるようにお話をしてきたつもりだし、
   そうでなければ末永く良い関係など築けない。

この超不景気を引き起こした人達?!
 それはMBAとかビジネスを真剣に勉強をしてきた人間が引き起こしたマネーゲーム。

人情溢れる商いは好きだけれど、
 ビジネスは嫌い。
 商いとビジネスは日本語と英語の違いではなく、
  全く違った言葉だと思います。

とても堅いテーマになってしまいましたが、
 最近色々と頭を悩ますことがあります。
 それは日本人ってこうだっけ?と思うことが多々あり、
  もう一度日本人について考えてみたいと思ったからです。

つづく
  
コメント
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