生きていることが辛いなら

生きていることが辛いなら
いっそ小さく死ねばいい
恋人と親は悲しむが
三日と経てば元通り

と森山さんは歌います。

賛否両論の歌。
　紅白で歌われた歌。

聞く者によって解釈の異なる歌。


「三日も経てば元通り」
　確かに人間の記憶とは儚いもので、
　三日と経てば記憶が薄れていく。

どんなに親しい友人であっても、
　いなくなった人の記憶など三日も経てば、
　薄れていく。

ロンドンで最初の職を去るとき、
　きっとこの人達は自分のことなど3日後には忘れているだろうな、
　そんな気がした。
　だって自分もそうだったから。

どんなに親しくしていた友人であっても、
　心が離れて3日後には自分は過去の人。
　まあそんなもの。

3という数字はなんなのでしょうね。　
　石の上にも3年。
　確かに3年という月日は重要で、
　　誰に聞いても、
　　　どの国の人に聞いても
　　　3年　というのは重要のようです。

しかし記憶というのは3日ともたない。
　
別に友人を責めるわけでもない。
　自分も逆の立場ならそうなるかも。
　だからそうなりたくない。

3日と経てば元通り。
　過去のことなど過ぎ去ったこと。
　現在のことしか頭にない。

恋人？！
　3日過ぎても覚えているかな？

両親？！
　きっと両親だけかな、
　3日でも3年でも、
　30年でも自分のことを気にかけてくれるのは。

たとえ両親がこの世から姿を消したとしても、
　自分を見守ってくれているのは両親だけかも。

そんな気がいたします。

えっと、
　別に人生が辛くなったということではありません。
　人生は楽しいし、
　10年後、20年後　の自分はどうなっているのだろう、
　ととても楽しみです。

でも10年後、
　20年後、30年後。

両親が姿を変えるまで、
　どれだけ感謝をできるかな？
　素直にありがとう、と言えないけれど、
　いつも感謝の気持ちで一杯です。