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フォト・プレミオ年度賞受賞写真展

2007-06-22 17:29:40 | 業務関連


今日はほとんど事務所から出ず、柄にも無くデスクワークにいそしむ。
週明けに取引先で厄介な事態が発生し(正確には露見し、だな)、急遽外部作業者を手配しなければならなくなったのだが、いろいろ大人の事情があって自分のところへお鉢が廻ってきたというわけ。まぁ、正直言って手馴れた作業でもあるし、また必要な人脈も無くはないので、仕事そのものはたいしたこと無い。
だが、現場の状況が極めて切迫しているため、タフな仕事を振るという気持ちの悪さは残る。



なんちゅか、気分はほとんど傭兵隊長、いや傭兵請負業者だね。
なにせ、自分は現場に行かないからさ。



とまぁ、そんなこんなで忙しくなってはいたのだが、それでもちょっと無理して展示を観に出かける。
もちろん、その展示には無理をして観るだけの価値があったのだ。



まず、コニカミノルタプラザで「2006年度 コニカミノルタフォト・プレミオ 年度賞受賞写真展」を鑑賞したが、特に年度大賞を受賞した森下大輔氏の「倍音の虹」は技術、感覚共に際立っており、本当に納得できる大賞受賞展だった。正直、去年のプレミオでチェックしていなかったのが悔やまれる。また、去年ブログでも取り上げさせていただいた、木内美羽氏の「mius」が特別賞を受賞しており、会場では作家氏ともお話させていただいた。
デノカミイマコ氏の「out of place」も含め、メーカー系ギャラリーでありながら(失礼w)、写真という表現手段の幅広さや可能性を、素直に感じさせてくれる展示だろう。



また、同時に開催されている布垣昌邦写真展 「洛中洛外観察日記」は、非常に伝統的な写真表現のありかたを示しており、ストレートかつキャンディッドなストリートフォトグラフィーとして、作家のこれからに期待が持てる内容となっている。



その後、新宿眼科画廊へ向かい、フォト・プレミオの年度賞受賞作家3名による「NEW FACES」展を鑑賞する。
まず最初に感じたのは、インスタレーションによって作品の印象が大きく変わることと、またインスタレーションによって展示空間を創っていくことの重要性だった。ここでも森下氏の作品は際立っており、自らの作品がなにを目指しているのか、作家自身がしっかりと把握しているのだろうと思う。
また、デノカミ氏のポートレートも非常によく、個人的にはこちらの方向性が向いているのではないかとすら感じるのだが、もちろんそれは作家自身が決めることだろう。その他、木内氏の作品も非常に興味深く、こちらもインスタレーションが作品の持つ力をより大きくj引き出していたと思う。



いずれの展示もまだ会期は残っているので、ぜひとも足を運んでいただきたいと思う。



フォト・プレミオ 年度賞受賞写真展
会場: コニカミノルタプラザ
スケジュール: 2007年06月19日 ~ 2007年06月28日
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
電話: 03-3225-5001 ファックス: 03-3225-0800



「NEW FACES」展
会場: 新宿眼科画廊
スケジュール: 2007年06月19日 ~ 2007年06月28日 16:30
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11タナカビル102
電話: 03-5285-8822 ファックス: 03-5285-8822



布垣昌邦 「洛中洛外観察日記」
会場: コニカミノルタプラザ
スケジュール: 2007年06月19日 ~ 2007年06月28日
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F
電話: 03-3225-5001 ファックス: 03-3225-0800


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