変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




日本の「はやぶさ」が接近遭遇した「イトカワ」に関する記事が、米国の
「サイエンス」に掲載されたという。
地球への帰還に向け、「はやぶさ」の運用が続けられているともいう。
素人ながら、改めて凄ぇハナシだと思う。
日本は火星にも探査機を送った。火星の周回軌道に載せるところは
失敗に終わったが、惑星に探査機を送るという意味では、殆どの技術
が成功していたのではないか。
これって凄いことだと思う。
こういうところに金を使って欲しいものだ。
既得権益に守られた人達には気の毒だが、限りある資産は有効に使
われるべき。言うまでも無いだろうし、『有効』って何よ、の議論が待ち
受けているのだろうけども。

火星上ではNASAの探査機が、地上に軌道に展開して運用中。それも
概ね探査運用。軌道上の1機は最近到着したばかりで、軌道調整という
探査前の運用だが、これが探査に投入されるのは間違い無いだろう。
先日、ボイジャー2号が太陽系の周辺域に到達したとのニュースが流れ
ていた。1号やパイオニア10,11号もその辺にいるはず。これらも実運用
中な訳さ。後を追って、冥王星探査機が行くのかな。その上、カイパー
ベルト天体にも接近遭遇して探査するとか。

やっぱ凄ぇよ、米国。
何年分くらい日本の前を走っているのだろう。欧州の宇宙機関もあちこち
で頑張っている。日本がやると、何となくニッチな分野を狙ってる様に見え
る地球の衛星軌道からの観測よりも、惑星探査の方がワクワクする。
どちらが大事という訳ではないのだろうけども。

しかし。
いくら調べても分かんないことだらけなのね。
もし、万が一、そこに人間が同行できれば、観測による認知度は飛躍的に
向上するのだろうか。
それとも、人が直接行かなくても結果は殆ど変わらないレベルのデータが
収集できているのだろうか。
コストの問題はあると思う。人間を行かせるとなると、そりゃまぁ大変だわ。

科学データの世界ではないのだが、そこに行かねば分からぬこと、伝わら
ぬことがある。
トルコのアナトリア地方で始めて草原に立った時、遊牧民の何たるかが心
に響いた。知識としてではなく、日本にいては理解できない多くのことが
脳裏に刻まれた。
同じ次元で語ってはいけないのだろうけども、そんな夢のある話であって
欲しいと思う。人類の惨たらしさ、未熟さ、それらから導出される争い。
無くさなければならない。諦めてはいけない。
そのためには、フロンティアの創出が一つの答えなのではないか。宇宙は
絶好のテーマのはず。
ま、金のかかるハナシは為政者に任せて、おいらのような庶民、できること
を考えよう。答えは無くとも、考え続けることに意義があると信じよう。
虚しさを感じている暇は無い。

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