美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




ブログでこんな記事を読んだ。
文体について

内田樹さんという大学の先生の書いた記事です。
内田さんは文体についてこう書きます。

> 文体は、それがどのような人にどのように差し出されているかをあらわ
> に示す。書き手が読み手に対してどのような種類の距離感や親疎の感覚
> や敬意や興味を抱いているかを表すのは文体である。コンテンツではな
> い。私が講義でもっとも心がけているのは、「どのような語り口でこと
> ばを差し出すか」ということである。
> 適切に文体が選択されていれば、どれほど難解なコンテンツであれ、あ
> るいはどれほど無内容なコンテンツであれ、それは読み手に「届く」。

なるほど...昔から本が好きで文体についても興味があります。色々な方
のブログを読ませてもらうと、同じ主題を扱ってもいろいろな感じ方があ
り、また、いろいろな書き方があるのだと思います。

前者がコンテンツで後者が文体でしょうか...
色彩とデッサンとでも言いましょうか...

色に対する感覚は素質があって、なかなか変えられないけれど、デッサン
は努力次第でいくらでもうまくなると聞いたことがあります。同じように、
コンテンツは所詮興味のあることしか書けないけれど、それを伝える文章
にはいくらでも工夫できるように思います。

私のこんな書き込みでも日々読んでくれる人がいるようですが、果たして
何がどんな風に伝わっているのだろう。私は何をどう伝えたいのだろう...

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『ジュリアス... 関西弁 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。