美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




その絵は白い壁の中央にかかっています。何度も観ていたはずの、
ロイ・リキテンスタイン、『ヘアリボンの少女』。高い天井、左右
に十枚のマリリン・モンロー、こうして正面から観ると、堂々たる
風格です。

六億円...?

購入当時は随分と騒がれましたが、こうした空間を作ってみせた学
芸員さんは、快哉を叫んでいるのではないでしょうか...立派!

# 振り向くと扉に影、高松次郎の作品にもどきどきさせられます...


さて...今さらなのですが、東京都現代美術館は開館十周年、常設展
の会場には十年分の企画展示のポスターが飾られていました。私が
訪れた企画展をピックアップすると...

・アンディ・ウォーホル展(1996/04-06)
・ジャスパー・ジョーンズ展(1997/06-08)
・ポンピドー・コレクション展(1997/09-12)
・荒木経惟展『センチメンタルな写真、人生。』(1999/04-07)
・三宅一生展(2000/04-08)
・ルイス・バラガン(2002/04-07)
・横尾忠則展(2002/08-10)
・舟越桂展(2003/04-06)
・田中一光回顧展(2003/06/08)
・『ガウディ かたちの探求』展(2003/10-12)
・ピカソ展(2004/09-12)
・ルオー展(2005/04-06)
・イサム・ノグチ展(2005/09-11)

いいですねぇ...

アラーキー、舟越桂、横尾忠則の個展はめちゃめちゃ良かったです。
それぞれ図録も持ってます。ジャスパー・ジョーンズのアメリカ国
旗をまとめて観られたのもいい思い出、ああいうの、もう一度やら
ないかな...

空間を生かした三宅一生、ルイス・バラガン、田中一光の展示は、
作品そのものだけではなく、ものを見せる場としての魅力にもあふ
れる展覧会でした。バラガン展と田中一光展は、安藤忠雄の事務所
が会場のデザインを担当していました...

そしてイサム・ノグチ展...

最近、何度かブロガーの人にお会いしました。その際にどんな作品
が好きなのか問われます。それはそうですよね。展覧会で繋がって
いるわけですからね。でも、私は、とっさに答えられませんでした。
普段はあまりそういうことを意識せずに観ているので、あらたまっ
て聞かれると、普通に困ってしまうのだな...

で、こうしてヴァラエティ豊かな東京都現代美術館のラインナップ
を振り返った時に、あらためてこうしたものが好きなのだと思うわ
けです。何ていったら伝わるのだろう...

いずれにせよ、これからも私は東京都現代美術館を応援します...(^^)

# 荒木展だけは、MOTの企画ではないかもしれません
# ここに記載がないので...(これ)

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