ギャラリー不定点観測 (目黒・白金篇)

初めて行ったギャラリー二つ...

・門田奈々展 (アートガイア・ミュージアム東京)
目黒にあるこぎれいなギャラリーです...

門田さんは昨年、青山で開催された C-DEPOT で知った絵描きさん。
コメント欄に告知をいただいたので行ってきました。

C-DEPOT では同じ大きさの小さめの作品を並べていましたが、今回
は大小様々な作品がみられます。線の細い女性がカラフルで繊細な
タッチで描かれています。グラフィックアート的なイメージ。いい
感じ。画風は全然違いますが、金子国義さんの描く女性が頭に浮か
びました。これからどんな絵を描いていくのだろうな...

・門田奈々展 (アートガイア・ミュージアム東京) - 3/1 まで...

幕内さんの画像たくさんの記事をリンクさせてもらいます。
・review：ArtGaia Nominees 7 門田奈々展 ～ナナトナナ～《2/17、2/24》


・鴻池朋子展『私の作品は他者のもの』(高橋コレクション)
もう一軒は白金にできた高橋コレクションの分館です。今回は目黒
から都バス、天現寺橋という停留所で下車しました。どういくのが
いいのだろう。しばらくは試行錯誤かな。miz さんのブログでみた
ベランダの足を目印に何とか到着。この足も鴻池さんの作品です。

鴻池さんの作品は何度か観たことがあったのですが、個展は初めて
でした。私が知っていたのは昆虫のイメージ。今回はオオカミのイ
メージ。特にガラスが散りばめられたオオカミのオブジェが鋭い。

また、入口すぐ右手に『みずうみ』というエッセイがよかった。何
不自由なく暮らしているはずの私が生活に息苦しさを感じ、森の奥
へとさまよい歩くうちに湖の中に落ちてしまい...最初はだれかにひ
っぱりあげてもらっていたところが自力であがれるようになり...と
いった、アーティストのアートを巡る寓話。それを読んでから作品
に戻ると、どこかひりひりしたものを感じるような気がしました...

会場で売っていた大原美術館発行のリーフレットがとてもよい。い
ろいろな作品が掲載されているし、コンパクトだし、印刷がきれい。
特に大原家別邸の応接間に展示されたオオカミのオブジェは鮮烈！
このオオカミ、一度でいいから東京都庭園美術館でみてみたい...

・鴻池朋子展『私の作品は他者のもの』 (高橋コレクション) - 3/1 まで...