美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




何か威勢のいいタイトルです。狩野派は室町から江戸の時代まで、
時の権力に寄り添いながら脈々と続いていたのだそうで...

これが板橋の狩野派だ!(板橋区立美術館) ~ 6/25

入ってすぐの展示室は座敷になっています。畳の上にあぐらかきな
がら屏風をじっくりと観られます。座った視点から屏風を観ると、
視界いっぱいに広がる花鳥がとてもいい感じです。昔の人もこんな
風にして観たのだろう。圧巻は河鍋暁斎の龍と虎との二曲の屏風、
しばし沈黙...迫力あったなぁ...

江戸狩野派という言葉を初めてききました。狩野派の絵は大和絵を
基礎にしているそうで、そのせいか、とても素直に観られる作品が
多かったように思います。大きな画面に墨で描かれた作品、あるい
は花鳥の屏風...同じ時代の琳派や若冲に比べると、癖がなくてとて
も親しみやすい...
# そうした印象は作家性の弱さと背中合わせなのかもしれません...


今回は後期の展示、前期も行っとけばよかった。観覧は無料です。
難は交通の便の悪さ...

行きは成増駅からバスに乗ろうとしたら一時間に二本、仕方なく歩
き始めたら途中で迷子、タクシーをつかまえたらワンメータでたど
りつけた。帰りは赤塚まで 1.8キロ、ところどころに紫陽花がみら
れ、なかなか良い散歩になった。

これが板橋の狩野派だ! (板橋区立美術館) ~ 6/25
# 評判のなじみやすいタイトルは思いのほかおとなしめですが、
# 暁斎の『ドラゴン VS タイガー最終決戦』はどうだどう...(^^;
# いっそ『板橋の狩野姉妹』なんて作品が欲しかった...(^^;

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ロビン・ロー... 連続レクチャ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。