ロビン・ロード(資生堂ギャラリー)

ストリートをキャンパスにするロビン・ロードの展覧会...

ロビン・ロードは昨年の横浜トリエンナーレにも参加していました。
白い壁の間で黒いシャワーを浴びる男の映像...ちょっと陰惨な感じ
で私はすぐに通り過ぎてしまいました。

今回の展示は全然印象が違います。自転車に振り回される二人の男、
自動車の整備、種撒く男...自転車はチョーク、自動車もチョーク、
種も、そして種に撒かれる水も、白いチョークで描かれます。実写
を使った映像はデジタル・アニメーションです...

YouTube を使うと短い映像がたくさん見つかります。ビデオ・クリ
ップやコマーシャル・フィルムはアイデアの宝庫、お金もかかって
いそうにみえる...

片やギャラリーの広い壁に映される映像はいたって素朴、しかし、
ひとつのアイデアで時間を埋める工夫はニヤリとさせます。その背
景に流れる音楽とともに、とても楽しめました。

ギャラリーの踊り場にはオープニング・セレモニーを記録した映像、
スニーカーのイラストに書き加える落書き(ナイキに盆栽、ナイキに
蕎麦って組み合わせはどうなんだろうと思いつつ...)、あるいはギ
ャラリーの壁に直接描かれる、黒いチョークのウォークマン...

この人の本質はストリートパフォーマーなのだろうな...

・ロビン・ロード(資生堂ギャラリー) ～ 7/30

・フラッシュでみられる Yoyo ...