美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




これは日曜美術館の浮世絵特集で知った展覧会です。太田記念美術館
は表参道の裏手にある小さな美術館です。前から存在は知っていたの
ですが、入る機会がありませんでした。

今年は芸大美術館ステーションギャラリーで浮世絵関連の展示を続
けて観ていたので、行ってみることにしました。

日曜日の昼間の原宿は人がごった返しています。そこをするっと裏手
に入ると閑静な散歩道。美容室やらジャニーズショップやらを傍目に
しつつ、いい加減な記憶を頼りにふらふらと。

何だか雪が降ってきそうだ...あった、あった。

こじんまりとした美術館は地下1階から2階までの3フロアから成り
ます。スリッパに履き替え、畳に腰おろしてじっと眺める浮世絵も一
興ですよ...

今回は12000点のコレクションの中から、前期・後期で二回に分けて、
合計150点の優品を並べる展覧会です。

絵師毎にまとめられた展示では、どうしても広重や北斎の風景画、写
楽の役者絵、歌麿の美人画に目が留まります。発色や装飾的な工夫、
表現上の工夫、それぞれに特徴があって面白く観せてもらいました。
写楽の役者絵で何もない背景が銀灰に塗られている様子に贅を感じた
り、歌麿の美人画で女性の名前を示す隅っこの描き込みに頓知を感じ
たり...

二月の後期の展示も観てやろうと思っています。

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