泥臭く手を動かす(ウェブ進化論)

今話題の新書...(「王様のブランチ」で第一位)

わたしはいくつかのブログを定点観測しています。できれば仕事に
活かせたらなぁ...という色気を持ちながらも、結局は趣味の情報収
集で満足してしまっているのですが、それにしたって昨今の技術の
進化には、これまでにない大きな波を感じます。

こうした今起きている変化をコンパクトにまとめているのが梅田望
夫さんの『ウェブ進化論』です...

この本には、これまでの社会を支えてきた人たちに今起きているこ
とを伝えようとする側面と、チャレンジ精神にあふれた若者を鼓舞
しようとする側面とがあります。ネットによる価値観の変化に明る
い希望を抱かせる、その一貫した語り口に、日々ネットを回遊する
者として、とても共感できるものを感じました。

その中に、玉石混淆であるネットの情報の中から玉をみつける仕組
みがこれからの課題であろうと書かれています。人によって価値観
は違います。当然『玉』とする規準も人それぞれなのでしょうが、
シャワーのように浴びられる情報を、ひとりひとりが整理するため
の仕組みが整いつつあります。例えばネット上に置いておける『お
気に入り』...

やはり、今のトレンドは Google に代表されるようで、かなりのペ
ージが割かれていますが、もっとも印象に残ったのが以下の文章...
> グーグルの「優秀な人間が、泥仕事を厭わず、自分で手を動かす」
> という企業文化
...云々

この半年間の『泥仕事』で、久々に『自分で手を動かす』ことの大
切さを思い出した私は、このくだりに痺れてしまったのでした...(^^;

・Google の心