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アウグスト・ザンダー展(東京国立近代美術館)
美術
/
2005-11-26
写真といえば記念写真くらいしか知らなかった私が、写真集に興味
を持つようになったのはアウグスト・ザンダーがきっかけでした。
学生の頃は映画好き、特にミニシアター系の作品が好きで、ヴェン
ダースの映画は欠かさず観ていた。そんなヴェンダースのフィルモ
グラフィーの中で、ちょっと異色なのが『都市とモードのビデオノ
ート』です。ファッションデザイナー、山本耀司を追ったこのドキ
ュメンタリー映画の中で、山本とヴェンダースが意気投合する場面
がありました。アウグスト・ザンダーの写真集を巡る場面です...
二人が共に興味を持っていたこの写真集は、都市部から田舎まで様
々な人たちのポートレートを一冊にまとめたもの。写真を撮られる
ということに、今よりも多くの意味があったのでしょう、多くの人
たちはきちんとした身なりをしていて、その姿をうつすための光は
とても美しい。そんな写真におさまった人たちの服装をみながら、
山本耀司は着想を得ていたと言います。
洋服には飾るという意味合いもあるのでしょうが、山本が惹かれた
のは実用のための美しさ。冬の寒さをしのぐためのゆったりとした
コート、その生地が作る緩やかなカーヴなどが、彼の作品の糧にな
っていたそうです。
そんな会話を交わしながら、次第に近づいていく二人の様子がとて
も印象的で、いつか買おうと思っていた写真集が『二十世紀の人々』
でした。そして、ネットを使って初めて購入した洋書が、この写真
集なのでした...
先週の事ですが、そのアウグスト・ザンダーの展覧会に行きました。
『二十世紀の人々』から三十点あまりを展示した、小さな展覧会で
す。『二十世紀の人々』は四百点あまりの作品から構成される写真
集なので、少々物足りなさを感じました。
しばらくしまい込んでいたこの写真集を、久しぶりにダンボールか
ら発掘しました。一点、一点は、特に思い入れもない、遠い昔の市
民の肖像です。しかし、ゆっくりとページをめくっていくうちに、
ある迫力を感じます。生まれた者から死に行く者まで、虐げる人か
ら虐げられる人まで、ありとあらゆる人たちを撮ってやろう、とい
う欲望がひしひしと伝わってきます。
記録するということ。ただひたすら撮りためるというその行為を、
一つの創作活動にまで高めた情熱が感じられる写真集...
果たしてこの写真展が、そんな写真世界への入口になれるかどうか...
・
アウグスト・ザンダー『二十世紀の人々』
・
アウグスト・ザンダー展
は 12/18 まで...
補足
上で紹介した『都市とモードのビデオノート』がDVDになったのです
が、なんとボックスセット...私のオールタイムベストワンである
『パリ、テキサス』もはいっているので買いたいのはやまやまですが、
売り方がずるいよな...といいつつ、誘惑に負けてしまいそう...(^^;
・
ヴィム・ヴェンダースセレクション
コメント (
5
)
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東京アートビート
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コメント
わたしも…
(
ROO
)
2005-11-26 23:31:11
こんばんは。
わたしもこの展覧会、先週行ってきました。
blogには「ドイツ写真の現在」しか書かなかったけど、
(眠くて途中までしかかけなかった・・・)
アウグスト・ザンダーの写真、かなり引き込まれました。
わたしは職人たちを撮った写真がすきです。
彼らの力強い、職人ならではの誇り…を持ったような鋭い目に
引き込まれそうでした。
ちなみに、わたしもヴェンダース監督ダイスキなのです。
「パリ・テキサス」がイチバンお気に入りなのですが、
「ベルリン天使の詩」のヴィジュアルが、
わたしがいつか撮ってみたい…と思う写真のイメージ。
写真を始めたきっかけ…かもしれません。
映画じゃないところが意味不明…ですが(^^;)
Re: わたしも…
(
lysander
)
2005-11-26 23:41:38
ROOさん
こんばんは
そちらのブログを拝見して、『アウグスト・ザン
ダー展』は観てこなかったのかと思ってしまいま
した...(^^;
反対に私は時間の都合で『ドイツ写真の現在』の
方を観られなかったのですが、ROOさんの感想
を読んで、行きたくなってきてしまいました...
>「ベルリン 天使の詩」のヴィジュアル...
私も大好きな作品です。是非、イメージを具現
化してください。
で、撮れたら教えてくださいね...(^^)
Unknown
(
ROO
)
2005-11-28 02:03:11
ちょっとだけ「ベルリン天使の詩」?な感じの
写真をUPしてみました。うむ。恐れ多い…。
文章の内容は全く違うんですけど…(笑)
修行しなければ!
TB有難うございます
(
mako(雑感ノート)
)
2005-11-28 12:40:10
TB有難うございます。大観の生生流転(後半)を観に行って、アウグスト・ザンダー展にめぐり合えました。展覧会場に入ってすぐ、「いい写真だな」感じました。私にとって、写真の評価は難しいですが、この写真展は文句無しに、感心しました。
Unknown
(
lysander
)
2005-11-29 00:43:59
ROOさん
こんばんは
> 写真をUPしてみました。恐れ多い…。
ちょっとこわいですねぇ...
makoさん
こんばんは
写真集もお勧めしますよ。
大きな図書館などにはあると思います...
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わたしもこの展覧会、先週行ってきました。
blogには「ドイツ写真の現在」しか書かなかったけど、
(眠くて途中までしかかけなかった・・・)
アウグスト・ザンダーの写真、かなり引き込まれました。
わたしは職人たちを撮った写真がすきです。
彼らの力強い、職人ならではの誇り…を持ったような鋭い目に
引き込まれそうでした。
ちなみに、わたしもヴェンダース監督ダイスキなのです。
「パリ・テキサス」がイチバンお気に入りなのですが、
「ベルリン天使の詩」のヴィジュアルが、
わたしがいつか撮ってみたい…と思う写真のイメージ。
写真を始めたきっかけ…かもしれません。
映画じゃないところが意味不明…ですが(^^;)
こんばんは
そちらのブログを拝見して、『アウグスト・ザン
ダー展』は観てこなかったのかと思ってしまいま
した...(^^;
反対に私は時間の都合で『ドイツ写真の現在』の
方を観られなかったのですが、ROOさんの感想
を読んで、行きたくなってきてしまいました...
>「ベルリン 天使の詩」のヴィジュアル...
私も大好きな作品です。是非、イメージを具現
化してください。
で、撮れたら教えてくださいね...(^^)
写真をUPしてみました。うむ。恐れ多い…。
文章の内容は全く違うんですけど…(笑)
修行しなければ!
こんばんは
> 写真をUPしてみました。恐れ多い…。
ちょっとこわいですねぇ...
makoさん
こんばんは
写真集もお勧めしますよ。
大きな図書館などにはあると思います...