歩行者用信号が青になると音がするのがある。方向によってカッコーと鳴くかピヨピヨと鳴くか区別してるけど目をつぶって聞くとどちらの信号が青になったのか分らない。またカッコーと鳴いたからといって信号機によって方向がバラバラでは意味がない、というより間違って渡ったら命に関わる。何か決め事があるのかと思って前から気になっていたが身近では誰も知らない。
信号機といえば警察。そこで免許更新の時に聞いてみた。更新の手続きをしてる窓口のおねぇさんに聞いたらそれは分らないので隣の人に聞いてくれと言われた。隣のおじさんに聞くとそんなのは法律に書いてない、と。確か東西南北で区別してるはずだったけど、ったく使えないなぁと思って警察を出た。するとこんなタイミングはないと思えるんだけどたまたま白杖を持ってる人が歩いてた。しかしさすがに 「 つかぬことを聞きますが… 」 とはいかなかった。
警察で肩透かしをくらったのでどうも気になって仕方が無い。そこで盲学校に聞いてみようと考えた。検索したところ長野盲学校というのがあったので電話してみた。事務の人は知らなかったので教頭に回してくれたけどそれでも分らなかった。ところが教頭先生は調べてくれると言ってくれた。それは有り難いってことでのでお願いした。翌々日、電話から聞き覚えのある声が聞こえた。
昭和50年に統一しようという話があって、原則として南北方向がカッコウ、東西方向がピヨピヨに決まったそうだ。またスクランブル交差点ではメロディ。そう言えばとおりゃんせなんてのを聞いたことがある気がするな。でも残念ながらこれは全国統一にはなってないそうだ。
目の見えない人は日常のこういう事を1つ1つ覚えて行動するのでちょっとした不統一がとても不安になるんだそうだ。また場所によって違うようでは独りで旅行した時なども不便そう。統一の話があってから30年以上も経ってるんだけどねぇ。ちなみに長野県では南北がカッコウで東西がピヨピヨになってるそうだ。
「東京だと『とおりゃんせ』だけれど、地方だと鳥の声なのよねぇ」と言っていた。
東京で鳥の声を聞いてもかきけされるからかな?
それはスクランブル交差点なのか、それとも東京は交差点が多いからまちまちなのか。でも交差点が多い場所こそ統一が必要だろうなぁ。もしかしたら多過ぎるからどの交差点で鳴ってるのか分らないから色々? だけど目の見えない人の音の識別力は凄いそうだし。謎だらけ。
音の違いも、おそらく盲人用だろうなぁとは思ってたんですけど、東西南北に決まりがあったんですね。
それを盲学校にまで問い合わせちゃうなんて、ボッケニャンドリさん、すごいですね!
昨日スクランブル交差点をわたるときに気にしていたらカッコウでした。
目の見えない人が引越したりすると大変なんだろうなぁとシミジミ。