ビレイグラスを自作 その２【belay glasses DIY】

　先日自作したビレイグラスの特徴は次の通り。特に太字の部分の評判が悪かった。

1. 周囲の様子が分らない。
2. 足元が不安定な場所では危なそう。
3. ロープの張り具合が分かり難い。
4. クライマーが地上から近い所に居る時は見えないのである程度登ってからでないと使えない。
5. クライマーが下を向いた時、ビレイヤーが自分に注意を払っているのかが分らないので合図をする必要あり。
6. 無意識に頭を少し上げてしまうので気が付いたらクライマーの真下に居たりする。落下してきたクライマーと衝突しないように注意しないといけない。
7. クライマーは不安を感じる。

　そこで作り直した。今回使ったのは細かい作業をする時に使う拡大鏡に付いていたバンド。このバンドは頭に付けて使う。歯科医が付けてる丸い眼鏡と同様だ。ちなみにあれは額帯反射鏡というそうだ。


作り直したビレイグラス
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２ヶ所でプリズムの位置を調整出来る

　今回のはプリズムの位置を調整出来る。これにより直視とプリズム越しを素早く安全確実に切り替えられるというのが使ってみて分った。一番の良い所は目とプリズムが３ｃｍくらい離れている点。このお陰で特徴は以下のように変った。何より目と離れているので周囲の様子が良く分かることだ。前回不安がってた人もここを評価してくれた。その結果、自作ビレイグラスの特徴は以下のように欠点が減った。(belay glasses DIY)

1. 周囲の様子が分らない。
2. 足元が不安定な場所では危なそう。
3. ロープの張り具合が分かり難い。
4. クライマーが地上から近い所に居る時は見えないのである程度登ってからでないと使えない。
5. クライマーが下を向いた時、ビレイヤーが自分に注意を払っているのかが分らないので合図をする必要あり。
6. 無意識に頭を少し上げてしまうので気が付いたらクライマーの真下に居たりする。落下してきたクライマーと衝突しないように注意しないといけない。
7. クライマーは不安を感じる。
8. 頭で支えるのでプリズムはずれないし重さも気にならない

　また４.クライマーが地上から近い所に居る時は見えないので…の点が変った。プリズム越しで見る限りはその通りなんだけど、プリズム位置を調整出来る機能があるお陰で簡単に切り替えられるので直視もしくはプリズム越しに素早く安全確実に切り替えられるのだ。プリズム位置が固定の耳にかける眼鏡タイプだと切り替えが素早く安全確実というわけにはいかない。

　前回不安がってた人もこれならばということで使ってくれたし、俺がこれをかけてビレイしてる時にも登ってくれた。実は前回は不安そうだったので全く使わなかったのだ。これを見た見知らぬ人の評判も良かった。う～ん、ということは下の製品でプリズム位置を逆にすれば良いってことか。ただ俺はこれの現物を見てないし勿論プリズムを逆さにしてもいないので実際の使い勝手は何とも言えない。誰か人柱に…


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　現在はこれよりももっと安い方法を考えている。但しこの安価な眼鏡を使う点は変らない。

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更に軽量化して改良したのはこちら　→　ビレイグラスを自作 その３