先月ハンドジャムという技を教わった。まだまだ未熟だが色々な事が見えるようになった。一を知って十を(偉そうに)語るってやつだな。 最近はクラック登りがちょっとしたブームになってるらしい。そう言われればボッケ家が登ってる所と同じくらい簡単な所を登ってる人が多い。トップロープとリードという違いはあるものの易しいルートを登ってる人が多かった。 湯川の岩場にコークスクリュー(5.9)というルートがある。まだ登ってないけどハンドジャムサイズのクラック。帰り際、そこを登ってる人が居たので登る所を見ていた。あと少しで登れそうなんだけど、何故かしきりに腕を振っている。これって前腕が疲れた時にする行為だ。ジャミングしてるようだけど実際は岩を掴んでるってわけだな。 クラックと言っても岩の隙間は色々。その中でも幅5cmくらいのハンドジャムサイズのクラックは入門クラスのようだ。だから最初に習うのがハンドジャムなんだろう。ところがこれを正しくやってる人が少ない。その理由は手を岩の中に入れてるので見様見真似しようにも中で何をしてるのか分らないからだと思う。 実際ボッケ家は習う前には中に突起があればそれを掴んでた。指の第三関節を岩に当ててたりもしたがこんな事したら痛くて堪らない。そもそもハンドジャムというのはそれまでは岩と手の間の摩擦で抜けないのかと思ってた。勿論摩擦は必須だけど、そうではなくて手の平をカムやナッツのように変形させることによって岩の隙間から抜けないようにする、そんな感じだ。でもそんなのは外から見て全く分らないから自己流でやることになるのだろう。簡単なルートならそれで登れちゃうってわけだ。まぁ俺もこの口くらい上手くなりたいもんだ。 |
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