長野県の佐久から静岡県の清水までほぼ南北を直線に結ぶ高速道路の計画がある。その中部横断自動車道の工事現場が段々目立ったきた。写真を撮った場所は佐久平駅から数キロ南側。目立つ理由の一つが盛り土。どうしてこう一々盛り土をするんだろう。これだけでも余計なコストの元だ。
対照的なのがドイツのアウトバーン。盛り土でない所も多いし、所々ガードレールも無い。こんなんでいいんかい、と思ったくらいだ。ちなみにここは片側2車線なので大きな街から遠い所だ。街に近付くに従って車線の数が段々増えていく。それが凄く合理的にみえたし今何処を走ってるのかを地図で確認し易かったりする。
日本で高速道路を作る時、欧米の道路を参考にしたと思う。ドイツは山の多い日本と違って地面が平らというのもあるだろうけど、出来た道路は全く違ったものになった。首都高のように2つの道路が合流しても道路の太さは変らない。東名のように大都市から離れた場所に第二東名なんてのを作ってる。太くする場所が逆。
中部横断自動車道の記事を探してたら佐久高速道事務所というのがあった。赤い車がチョロチョロとゴキブリのように走ってて目障りなページだ。
盛土するのは立体交差しやすくするためです。交差道路を下へもぐらすとか上を飛ばすなんていうのがよいのかもしれませんが、その方が金がかかるということでしょう。日本人らしい考えかもしれませんが、道路が通ることで通った地域の人々の暮らしが大きな影響を受けないように、という優しさ?(怪しいかもしれませんが)だと思います。