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橋下発言に寄せて- 行く末を決めるのは有権者だが。。
橋下知事「戦後初、有権者が日本の行く末決める選挙」 訪韓中の橋下徹・大阪府知事は21日、衆院の解散・総選挙について「(投開票日の)8月30日に日本を変えなきゃいけない。戦後初めて有権者の判断で日本の行く末が決まる選挙になる。国民の怒りを政治家にぶつけていかなきゃいけない」と報道陣に語った。 また、各党の政権公約(マニフェスト)について「これやります、あれやりますと約束するのは簡単。どう実現するかまで踏み込んで提示してほしい」と注文。自民党については「今回のゴタゴタだけで、ずっと政権を担当してきた積み重ねを全部ご破算というわけにはいかない」としながらも、「政治的リーダーシップを発揮するための仕組みを提示していただきたい」と述べた。 |
橋下知事もたまにはましなことをいうのかしら。そう思わせる発言です。
戦後初めて有権者の判断で日本の行く末が決まる選挙になる |
これは、長年、政権を保持しつづけた自民党が政権の座を降りるだろうという意味において正しいといえるでしょう。自民党が文字どおり下野するという意味で。たしかにわずかの間、たとえば細川政権などがかつて存在はしましたが、基本的には自民党がほぼ戦後50年前後、政権を牛耳ってきたことは否めません。
橋下氏の発言はその限りで認めてよい。
その上で、日本の行く末をどの方向にかじを取るのか。これがつぎの問題になるでしょう。自民党を政権の座が引きずり降ろすことは、すなわち自民党政治に決着をつけるということではありません。当ブログで繰り返すように。
日本の政治のゆがみを、大企業・財界優先の政治、米国を何よりも大事にする政治から根本的にあらためるということと、これが自民党を政権にひきずり降ろすこととはイコールでしゃないということです。
自民党が下野しても、これまでの自民党がやってきた政治を今後やらせないためには、有権者の主体的な政治のかかわりが不可欠であることは、この間のエントリーで繰り返してきたところです。
その限りでは、橋下氏がいう「日本の行く末が決まる」というのは正しいとはいえない、ということになる。留保がつくのです。
おそらく、というよりも今回の選挙で行く末を決するような結論はもちろんでないと私は考えます。
行く末を有権者・国民がどの方向にもっていくのか考えなければなりません。
先にのべたような自民党政治からの転換を願うのであれば、今回の選挙で民主党が絶対多数を握る事態を招来するよりも、共産党など第三極が一定の地位を占める、つまり民主党が絶対多数を握れない状態が、よりその可能性をもつと考えてよいでしょう。それくらい今の民主党の現状は、ややもすれば自民党のやってきた政治といっこうに変わらない結果にもなるということです。
当ブログはその兆しのいくつかについて、エントリーで言及してきました。
おそらく橋下氏が「有権者の判断で日本の行く末が決まる選挙になる」というとき、彼の考えることと私の考えることは異なるでしょう。はたして彼が自民、あるいは民主、どちらを支持するか、それはほとんど意味をもちません。
なぜなら以上にのべた理由から、現状をそのまま理解すれば、その可能性は少ないでしょうが、自民党が総選挙で勝利する場合はいうまでもなく、民主党が自民党を上回ったとしても、けっして無条件に日本の行く末を決める結果にはならない。
これまでとは異なる行く末、転換を臨むのであれば、自民党を政権の座から引きずり降ろす際にも、引きずり降ろし方によって、その可能性が大きくもなり小さくもなるということです。
あらためて有権者・国民の選択が問われているということを強調したいと思います。
(「世相を拾う」09134)
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