森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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半藤一利 -日本は憲法を基軸にすべき
最近では、半藤さんは件の「富田メモ」の鑑定でも知られている。そして、著書『昭和史』で毎日出版文化賞を受賞した。
半藤さんは、日本は平和憲法を基軸に進むべきと強く主張している。
「ピーコ、日本国憲法を大いに語る」というエントリーでは、ピーコさんが自らの戦争体験をもとに日本国憲法、平和の大切さを説いているのに接してつぎのような書き出しからはじめた。
焼夷弾による火の海をくぐりぬけるという空襲の体験を私はもたない。戦争を例にとれば、15年戦争のなかで実際に生き、また敗戦後のアメリカの占領を体験した者とそうでない者の想像力は、明らかに異なる。たとえば、私が炎をながめていると仮定しよう。そこから出発して、いまみているその炎から私の想像はなんらかの形をとって広がっていくだろう。だが、空襲で家が焼け落ち火の海になったまちの様相を、逃げ惑う人びとの表情を、そしてそのときの炎の色を、想像の中で私が言語で表現することが一つの可能性としてはあっても、戦争をじかに体験した者の表現にほとんど遠く及ばない。戦争を体験した者の、自らの、あるいは他者の一つひとつの行為と結びつく言語が、あたかも織物のように織りなす体験の記憶が喚起する想像力とくらべれば、私をふくめてそれを実際に体験していない者の想像力ははるかに貧弱にならざるをえないのは明らかだろう。原体験を言語化できるか否かは、想像力において決定的な意味をもつ。
まさに半藤さんはこれと同じように以下の文章で自らの戦争体験を語っている。その体験があればこその戦後60年であり、日本国憲法だったのだ。
「妥協しているとダメだ、戦争が非情で無惨で、むなしいものであることをきちんと言うためには体験を言わざるをえないと思いました」。
話はレッドパージにも及ぶ。半藤さんの語るところは、澤地久枝さん、井筒和幸さんの熱い思いと寸分もちがわない。
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―中学2年の3月10日、東京・向島で東京大空襲にあい、家が全焼するとともに、ご自身、死ぬところだったと聞きます。
「焼夷弾が何発も雨のように落ち、私たちの町内もいっぺんに火が出ました。
『消せる』と教わっていましたから消していましたが、とてもだめで逃げました。葛飾寄りの中川の川岸に着き、『ここなら安全だろう』と思っていると、まもなく火の海になりました。大勢の入が中川にタボンタボンと落ちましたが、川岸で赤ちゃんを抱いてる人などは川へ飛び込む元気、勇気はありませんから、うずくまっていると、上から火をかぶって身体がバーツと燃えた。私は舟に乗ることができ、水の中の人を引き揚げていましたが、そのうちに手を引っ張られて水のなかに落ちました。水面が八月からず水中で右往左往しているときげた長靴が落ちていった。逆が水面だと分かり、水面に出て舟の人に助けられました。たくさんの入がおぽれ死にました」
―戦争体験を語るのは6、7年ぐらい前から?
「あまりにも目の前で無惨に死んでいくのを見ていますから、話すのは本当にいやでした。でも平和のことなどを書いていると、『戦争を知らないくせに何だ』と言う人がいる。妥協しているとダメだ、戦争が非情で無惨で、むなしいものであることをきちんと言うためには体験を言わざるをえないと思いました」
学生時代は米軍占領下。日本共産党員と支持者を職場から追放するレッド・パージ(1950年)に反対し、ピケラインの最前列に。「赤色か桃色か、よく分からない理由で大学の優秀な先生がバージされるなんて何ごとかと思いました」
―安倍首相は憲法を任期中に変えたいと公言し、自民党の改憲案は「自衛軍保持」を明記しています。
「軍隊は『攻撃する組織』で独断専行が許されないと、軍隊たりえないものです。使命として強くなければいけないことから、障害物があれば、クーデターを起こすこともありえる。いま世界で起こるクーデターも全部軍によるものです。
その怖さを考えないで『憲法改正して軍を持ち、核兵器も持て』など、とんでもないことを言っている。平和憲法をもつ日本入は世界に『お互いに戦争をやめよう』と言うことができます。それをぐんぐん進めたほうが、よほど人類のためになります」
―世界の流れをみると、イラク戦争などが端的な例ですが、国際紛争を武力では解決できません。
「武力ではなにも解決できません。全部政治や外交で解決しなければできない。戦前の日本も一番判断を誤ったのは国際連盟から脱退(1933年)したことです。それ以来、日本に国際的センス、外交力が失われ、『お山の大将』になった」
―独善、無惨といえば、日中戦争、太平洋戦争の戦没者の多くが餓死者です。
「軍人の死者240万入のうち70%が餓死です。しかも死者の約115万人の遺骨がまだ南の島や北の荒れ野にほったらかし。遺骨も放ったまま、靖国参拝ばかりに熱を入れている。『なにを考えているのか』と指摘すると、『だんだんアカになってきた』と、いつのまにかアカになっている」
―文芸春秋の元編集長が?
「ええ(笑い)。アカでもなんでもないですよ。もともとそう言っていたんですからね」。(「全国革新懇ニュース」285号)
- トラックバックピープル・安倍晋三もよろしかったらご覧ください。
- AbEndフォーラムもあわせてご覧ください。
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経団連や日本政府の目的はこれでしょう
「年次改革要望書」を通じて、裏でアメリカ政府が操っているのでしょうね
解りやすいブログがあるので参考にしてください
忙しいママのためのしんじつのえほん
http://shinzitunoehon.seesaa.net/
今年の参議院選は大事です
将来の日本の道を本当に決める運命の投票です
アメリカ社会の本当の姿が日本人には解っていないでしょう
堤未果著「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」参照
堤さんは我々日本国民にこうメッセージを伝えました
民主主義国家において、政府が国をおかしな方向に持って行こうとしている時私たち国民がそれを止めることのできる最も大きな武器が、『選挙』なのだということを
一票の重みをあなどってはいけないことを・・・
現在の日本憲法を変える必要性はあるのでしょうか!?
正直疑問です
周りの人達に本当の事実を伝えて投票に行くという義務を説いてまわってください
貴ブログの記事、拝読いたしました。
力作になりそうな気配ですね。
おっしゃるとおりですね。
当面、参院選はとても大事な政治戦です。安倍首相ものべたように改憲か護憲か、それをこの選挙で問わなくてはなりません。最大の争点がここにあるのなら、野党の姿勢も問われます。護憲の政党かどうか、ここを国民が見極めることができるのかどうか、大きなポイントです。そのためには、ご指摘のとおり、ここをしっかりつかんだ上で、投票してもらうことが必要ですね。
国民一人ひとりの主体性発揮の、最も分かりやすい形が投票だということを共通の認識にしないといけない。うずらさんの主張に賛成です。
今後も活字を残すことにより歴史を風化させないで頂きたいとと思いますし、次の世代は継承して行かなければならないと考えています。
>半藤さんや保阪正康さんのような方の歴史観が他の保守系の論客や政治家のそれと一線を画するということは非常に重要だと考えています
たとえば改憲に反対する力を大きくするためには、すくなくとも左派などとはちがったところで仕事をし発言されてきた方がたと大きな方向で一致し、共同していくことが必要ですね。最近、とくにそのことを強く感じています。ブログでもそんな視点から考えていたたいと思っています。